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在校生代表の挨拶も終わりざわざわしていた女子たちも静かになった。俺もイケメンに産まれたらとこの時思った。
「続きまして学院長挨拶お願いします。」
司会者の人がそういって学院長が出てきた。
身長が高くてスタイルもよく腰ぐらいまで長い銀髪の髪でスゲー美人の人が出てきた、でもあれ?何か見たことある横顔だな。
「私はこの学院で学院長をやらせてもらっているニーナ・アヴァンです。入学生諸君入学生おめでとう!!」
次は女子も男子もざわざわしたまあイケメンの在校生代表の後にこんな美人な学院長が出てくるんだもんな、でもなんで姉ちゃんが学院長なんだ?俺はなんでなのかずっと考えているうちに学院長の挨拶は終わっていてみんな魔力測定の会場へ移動し始めていた。
すると誰かに肩を叩かれてる気がして横を見たらマナミとリョウがいた。
「おいカイト大丈夫か?」
「ああ大丈夫だよ」
一瞬の出来事だったので夢かと思ったが現実っぽいなていうかなんで姉ちゃんが学院長なんだ?後で聞きにいかないと
「おーいカイトボーッとしないで魔力測定行くぞ」
「悪い悪い」
そんなことよりもまずは魔力測定だそこで魔力の多い人から優秀なクラスにいけるあまりにも魔力量があまりにも少ないと人によっては1週間親と話学院に入らずそのまま職業を選び働くという人が毎年何人か出ている学院に入ると決めた人は1年~2年様子をみてそれでも無理なら学院を卒業できずに働くというのもあるらしい。
「カイトが遅かったせいでもう皆並んでるよ~これじゃ上のクラスに入りにくいよ~」
マナミが怒りながら俺のほうを見てきた。横にいたリョウとたまたま目があって
「流石にこれはやばいな」
リョウの顔も少し困った顔をしていた。俺も流石にこれは申し訳なくなりごめんと2人に謝った。
「とりあえず並ぼうよ」
マナミがそう言ってくれてまあなんとかなるかなと思って俺も並んだ。いや~これは流石に上位のクラス入れるか分からなくなってきたな、まあ実際には魔力量できまるからなんともいえないけど頑張らないと!!
「次の方どうぞ」
おっ俺たちの番になった、流石に緊張するな~今まで魔力測定とかやった事ないからな人によっては家で修行をしてる人もいるから勝てんのか?そんなことを言っていても仕方ないやるだけの事はやってる
「それではこの水晶の上に手を置いてください」
学院の魔力測定では実際の魔力量を1~10段階で分けて10組にクラスを分ける実際の所今現在でも魔力量や攻撃能力などの数値は上限がないらしく数値が高くてもレベルがなかなか上がらないなどの話はよく聞く話だ、すると測定している人の顔が微笑んでいた顔から少し険しい顔に変わって一言こういった。
「カイトさん落ち着いて聞いてください」
俺はこの言葉を聞いてなにかやらかしたのかと思った、そして
「あなたのランクは1でした、家に帰り親御さんとゆっくりと今後のことについて相談して来てください。」
俺はこの言葉を聞いた瞬間頭の中が真っ白になった。