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明日から学校なんだけど俺のクラス何人くんのかな、一応1週間以内に学校に行くか職業を探すかの選択をしないといけないわけだし、でも学院を卒業してない人が職業を決めるとか生産系しかないよな。
チュンチュン チュンチュン
色々と考えてたら朝になっていた。
「カイト起きて、今日から学校行くんでしょ」
階段の方から母さんの声が聞こえた、やばいなんも準備してないけどとりあえずそのまま行ってみようかな。
「分かってる、ご飯ある?」
俺は急いで制服に着替えてリビングに向かった。
「食べてから早くいかないと間に合わないよ」
確かにこの時間はやばい、俺は急いで食べて家を出た。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい、気をつけてね」
俺は急いで学校に向かった、やばい遅刻する。
「なんとか間に合った~」
なんとか間に合い教室に行くと、俺とあわせて3人しかいないじゃん、少なすぎでしょ、そして俺が自分の机についてすぐに担任の先生が来た。
「おはよ、今日はさすがにこれだけか、授業にもならないなこれは」
マクベル先生もどうしようかと困っていた、それもそうだ入学式の時は15人ぐらいいた生徒が今日は3人しか来ていないのだから。
「みんなちょっと教室で待ってて学院長と相談してくる」
そう言ってマクベル先生は教室を出ていった、さすがに3人はないよな、授業にもならんなこれは、でもまだ教本とかも配られてないし待つっていってもすることがない。
しばらく待っているとマクベル先生と学院長が来た。
「すまない待たせて、正直これでは授業にならないので今日は教本を渡すだけにして君たちは4日後にまた学院に来るように、それまでは家で教本を見て勉強をするように。」
学院長はそういって教室を出ていった、まあそうなるよな、それからマクベル先生は教本を取りに行くからみんなもついて来てと言ってみんなで教本を取りにいくことにした。
「教本多いな」
マクベル先生がボソッと言っているのが聞こえた、そんなに多いのかと覗いてみると、これは確かに多いな、20冊ぐらいあるんじゃないのか、今日で持って帰るのはちときついな。
「結構量があるから明日に分けて持って帰ってもいいぞ」
「・・・分かりました」
そうは言ったものの明日も来るのは嫌だし、頑張って持って帰るか、何か袋とか貰えないかな。
「マクベル先生袋とかありますか?」
俺は先生に聞いてみた、出来るなら今日持って帰りたいし。
「袋か・・・分かった少し探してこよう、他の2人はどうする?」
「私は明日も来て持って帰ります」
「俺もそうします」
「分かった、それじゃあ2人は先に帰って大丈夫だからな」
そういってマクベル先生は袋を探しに行った、その間に教本まとめとくかな、俺は今日全部持って帰るかつもりだけど、2人は明日も来るのか、せっかくだし今のうちに名前聞いとこ。
「2人とも名前はなんて言うの?俺はカイト・アヴァンスだ」
「私はルナ・フィオーネです」
「俺はアサヒ・クロッカスだ」
「これからよろしくな」
俺はそう言って2人と握手をした、そのあとすぐ2人は教本を持って帰って行った、それから少し待っていると、マクベル先生が袋を持って帰ってきた。
「こんなのしかなかったが大丈夫か?教本全部入りきるか微妙だが」
俺は袋をみて確かに微妙だなと思った。
「とりあえず入れてみます」
袋に教本を入れてみたら少しはみ出たがまあなんとかなった。
「マクベル先生ありがとうございます、これでなんとか帰れそうです」
「そうか、気をつけて帰れよ」
「はい、それではまた4日後に」
俺はそう言って教本を持って帰った、にしても重いな、これ全部授業で使うのかよ。