4/27日の物語(調査だよ)
また途中まで書いたものを保存しないでブラウザ閉じたせいで死んでました(2回目)
いつになったら治るんでしょうかねぇ・・・・なろうの方で自動バックアップとかの機能付けてほしい・・・本当だったら昨日に投稿出来たんだよ・・・
多分終わりが違和感MAXですが、それは作者の体力がなくなったからです。
●4月27日 14:13 金の日 馬車乗り場
時は4月27日。いよいよ調査クエストの開始である。
しかし、移動だけでそれなりの時間は使ってしまうので、あっちに着いた時間次第だが本格的な調査は明日からの予定になっている。
「みんな準備はいい?」
「大丈夫だ。」
「おっけー!」
「私は大丈夫ですよ。」
「いよいよ調査開始の時が来た。」クーはそう呟くが、彼に緊張している様子は見られず、むしろワクワクしているように見える。彼の緑眼は青い空を映しており、その空は調査の成功を祈っているかのように雲一つなく澄んだ青空が広がっている。
「この時間帯に出発になっちまったけど、今から行くとしたらあっちに着くのは16:00前後か?」
「たぶんそうだね。」
ルークの質問にクーが答える。
「じゃあ乗るとしようか。」
乗り込むと既にいくらかの人が乗り込んでおり、中には冒険者も居た。きっと彼らもこの幌馬車を使ってどっかいくのだろう。
幌馬車の中に乗り込むと左右が布で覆われていて陽の光を遮っている。だけど前後は布が張られれておらず前のほうでは出発の準備をしている御者の人が見える。
中は全体としてはそれなりのスペースはありそうだけど乗ってる人だったり荷物だったりでそれなりにスペースが埋まってしまってるがクーたちの分くらいはありそうだ。
◇
●同日 14:30 馬車乗り場
「それでは時間になったので出発します。」
御者がそう呼びかけた辺りで男性の声が聞こえてきた。
「乗ります!待って!乗りますー!」
声が届いたのか発車しそうになっていた馬車は動きを止める。
「はぁぁぁ。なんとか間に合った・・・。」
乗り込んできた男性は背が自分よりも少しだけ高いから180cmくらいはあるんだろう。黒髪黒目だが装備を付けてはいるけど体格が冒険者らしくないのでこの人は冒険者になったばかりなのが予想できる。
その人はパッと見ただけでも大量の荷物が入ってると分かる袋を口の部分を閉めた時に伸びる紐を掴みながら背中に背負って乗り込んできた。
「そんなに急いで大丈夫ですか?」
「え?あ、大丈夫ですよ。ただはやく目的地に行きたいだけですから。」
「かなり慌ててきたようですが一体どこに行く予定なんですか?」
「えーと、草の墓ってところです。初心者向けって言われたので今日はとりあえず入り口の部分かもしくはもう少し先に進もうと思ってるんです。」
「奇遇ですね。ちょうど私たちもそこに行く予定なんです。」
「へぇ、これはいい偶然もあったものですね。」
「ねぇねぇところでさ、その荷物何が入ってるの?かなり膨らんでるみたいだから結構な量が入ってるような気がするんだけど・・・」
「実のところ冒険者になったばっかりなのでどれくらい持っていけばいいのか分からなかったんです。色々な人に聞いても人によって持っていくものとか量が違うのであまり参考にならなかったのです。」
「冒険者になったばかりなのにそんな量の荷物が用意できるということはあんたは商人か貴族だったのか?」
「お察しの通り元々商人をやってたんですが商売に失敗してしまってお金だけはそれなりに残ったのでこれを機に冒険者をやろうかと思ったんです。」
「その年からよく冒険者をやろうと思ったよね。ぱっと見ただけど30歳くらいは行ってると思うんだけど?」
「えぇ。私は今33歳ですよ。」
「失礼ですけど、その年齢から冒険者を目指すのは無理な気がするのですが・・・体の全盛期は過ぎてると思いますし、あまり上の方まではいけないように思えますが・・・。」
「それは私だってわかっていますよ。でも、冒険者は小さいころからの夢だったんです。もちろん一度は成りましたが日々の生活がきつくなってしまい日銭稼ぎで商店の手伝いや警備をやってたら商売の方に興味が行ってしまった。というわけです。」
「普通は商売に失敗したら生まれた村に帰るとかじゃないの?」
「それが、自分の生まれた村はとうに無くなってしまっているんですよ。大体10年くらい前ですかね。両親もその村に住んでいたはずなのですが連絡がなにも無いのでおそらくは・・・」
男の人は馬車の床部分を見ているけど、目がそこを向いてるだけでその目に映ってるのは昔の記憶なのかもしれない。
「なんと・・・それではあなたは両親も故郷も無いのですね・・・せめてあなたのこれからにお導きがあるように・・・」
「別の町でまた商売を始めようかとは思わなかったのか?」
「それも考えたのですが、結局冒険者への夢が諦めきれませんでしたね。」
男の人は恥ずかしいのか頭をかく
「そんなに冒険者になりたいって何か大きなきっかけでもあったの?」
「さぁ・・・もう小さい頃のことですからあまり思い出せないですね・・・。」
「あ、ちがうちがう。その年になっても冒険者になろうとしたきっかけだよ。」
「それは私も男の子だったということですねぇ。男の子はいくつになっても小さい頃の夢を諦めきれないものですよ。」
「クーとルークはその気持ちわかる?」
「自分はまだ16だからわからないかなぁ。」
「俺もまだそんな気持ちはわからねえなぁ。」
「君たちももう少し歳を取ったらきっとわかりますよ。」
男の人はそうつぶやいた。
「あの、お願いが一つあるのですが、私の初めての冒険を手伝ってくれませんか・・・?」
「一体急になんだ?あんたの今日の予定は入り口辺りまでしかいかないはずだろ?」
「私もそのつもりだったのですが、せっかく偶然が起こったのですしここは人の縁を繋ぐいい機会なのではないかと思いましてね。どうですか、引き受けてくれませんか?」
『どうするよ?これまでの話を聞く限り悪い人ではないみたいだぜ。』
『あたしもいいよ。元商人ならいいお金の節約術知ってそうだから後で教えてもらうついでに引き受けようよ』
『私も賛成です。あの方はいま人生の底をさまよっています。ならば救ってあげるのが教会の教えでもあり私の信念です。』
『自分も賛成で。どうせそのうち戦えない人の警護をするだろうしここで似たような経験をするのもいいだろうしね。』
『じゃあ、受けるっていう方向で行くぞ。』
『ちょっとまって。一応あたしたちは特殊調査で来てるんだよ?それなのにいかにも初心者の人を連れて行ってもいいの?ギルドのルールには反してないけど、進行が遅くなるよ。』
『それはそうだけど、もともと調査自体がそれなりに時間をかけてやるものだから1日2日を無駄にしてもそこまのことは言われないと思うよ。』
『む~~。』
ラパンが納得がいかないのか不服を前面に押し出してきている。
『じゃあ、手伝うのは明日だけにするのはどうですか?それなら陽の日は調査にあてれますよ。』
『それなら・・・・』
『じゃあサリュの案で行こうか。』
『わかりました。』
『りょうーかい。』
「急に内緒話始めちまって悪いな。」
「いえいえ。相談は大切ですから全然構わないですよ。」
「それで相談の結果なんだが、受けることにするよ。」
「おぉ!それはありがとうございます!」
「だが、条件がある。一応俺たちはギルドからの依頼で草の墓へ調査に行くんだ。それなのにあんたを手伝ってたら依頼が達成出来ない。だから俺たちの調査を後ろから見てもらう形になるがそれでもいいか?それに手伝うのは明日だけだ。」
「えぇ大丈夫ですよ構いません。そもそも私はまだ口出しできるほどの力も知識もありませんからね。大人しく先輩に従っておくのが一番の道ですよ。」
「じゃあそういう形でよろしくな。」
「はい。こちらこそよろしくお願いします。」
~~少年たち自己紹介中~~
●同日 18:57 草の墓入り口近くの川
「暗くなったけどやっと着いたね。」
馬車を草の墓の近くで降りて、そのあとはここまで歩いてきたのだけどもすっかり暗くなってしまっている。
草の墓なんて名前があるけど、実際はただの大きな洞窟のような物なので、そこまで周りに何かがあるわけではない。
せいぜいが近くに亡くなった村があるくらいだ。しかしその村が妖精の怒りに触れて亡んだという噂があるため、ほとんどの人は近寄ろうとは思わない。
「今日はもうくらいから、ここで野営の準備をした方がいいんじゃない?」
「それもそうですね。今更入ったところでそこまで奥には進めないでしょうからここは体力を回復させた方がいいと思います。」
亡くなった村からここへの道中に川があったのでそこで今日は野営をすることになった。村の近くにあったのでここは村の人も使っていたのだと思う。
「じゃあ、野営の役割分担を決めるとしようか。」
「私は昔に料理屋で働いてたので料理は任せてください。それと出来るなら手伝ってくれる人を1人貸してくれると嬉しいのですが・・・。」
「じゃあサリュが手伝ってあげて。自分とルークにラパンは周囲の探索と薪を拾いに行くよ。」
「あいよ。」
「りょうかーい。」
「では、みなさん気を付けていってきてください。」
「クーたちのご無事を祈っております。」
~~少年たち探索中~~~~少女とおっさん準備中~~
●同日 19:05 川近くの森
陽はとっくに沈み代わりに月が爛々と輝いている。
クーたちは近くの森で薪集めをしており、彼らの周りにはクーが出した光輝く球体が浮かんでいる。
「そんなものが出せるなら全部魔法でいいんじゃない?」って思うだろうが出し続けるにはそれなりの魔力を注がないといけないのだが、クーにはまだそこまで無いので、いちいち注ぐために起きていたら寝不足になってしまう。だから、一時的に出すだけで留めている。
「なぁそういえばよ、オビ教授が言ってた教授のことなんだけどもよ、もしオビ教授の言うことが本当なら夜襲とかしてくるんじゃないのか?」
「んーーー多分それは無いと思うよ。」
「なんでクーはそう思うの?」
「だってビス教授はオビ教授の成果まで盗んでるんだろ?それならビス教授に研究能力はあまり無いと言えるし、そういう人がすることは結局の他人の研究を盗むしかないのさ。」
「つまりは襲ってくるとしたら、調査が終わった後ってことか?」
「まぁきっとそうだろうね。」
「そういうことなら襲ってくる人たちはずっとあたしたちのことを見てなきゃいけないんだよね。どうにかして見つけられないかなぁ。」
「そんなヘマをする奴をいくらオビ教授でも雇いはしないだろ。」
「まぁきっとそうだろうね。」
「結局これも打つ手なしかぁ・・・」
ラパンは落ち込んでるのか耳がしょんぼりしてる。まぁ頑張って手に入れた特殊の内容がこんなのじゃあ誰でも落ち込むか。
「ほら、ラパン元気出して。これが成功したらオビ教授にケーキをちょくちょくたかりに行こ。」
「う~~~ん・・・。」
こりゃ重症だ。こうなると時間に任せるのがいいね。時間はすべてを解決してくれるからありがたいよ。
「クー。薪なら集め終わったぞ。」
「お、ありがとうルーク。それじゃあ帰ろうか。あっちもそろそろ準備が終わってるでしょ。」
「ほら、ラパン行くぞ。」
「は~~~~い。」
~~少年少女たち移動中~~
●同日 19:43 草の墓入り口近くの川
「ただいまー。」
「今、帰ったぞ。」
「ただいま~~。」
「おかえりなさい。もう準備は出来てますので薪をもらってもいいですか?」
「おう。ほらよ。」
「あれ?ノックさんはどこにいるの?」
「ノックさんなら野草を採りに行きましたよ。」
「じゃあ、自分たちは先に寝る場所の整備をしようか。石だらけだと起きたら体が痛くなるしね。」
「あいよ。」
「じゃああたしはサリュの手伝いをしてるよ。」
陽はすでに落ち、周りは暗く、動物の鳴き声に風で葉が揺れるなどの森の音が聞こえてくる。月は空高く昇り、青白い綺麗な光は老夫婦が眠っているであろう草の墓をほんのりと照らしている。まるで安らぎを2人に与えるかのように。
プロットのようなものはざっくりと作ったので変に迷わなければサクッと終わります。予定としては27と28の物語と後日譚で草の墓は終わりです。もしかしたら、文量次第ではちょくちょく分けるかもしもしれません。
5・31に大きく改稿しました




