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NPCのみの世界  作者: momosui
闘技大会
19/26

6月28日の物語(お手伝い終了)

ぬわぁぁぁぁぁん疲れた。

●6月28日 19:00 木の日 黒鉄の武器屋


「終わった~~~~~!!」


「おう、お疲れ。これで依頼は完了だ。」


 ケーキ事件から大体1週間後。彼らの依頼は完了した。


 ラパンは両手を上げガッツポーズをしている。


「やっと終わった・・・・。なんか依頼以外のせいで疲れた気がする・・・・。」


「気のせいじゃないか?」


「そうかなぁ・・・?」


 クーはケーキ事件をあまり覚えてないらしく、起きたら治療院のベットで寝ていたことに驚いていた。ただ、何かあったことだけは覚えているらしい。


「依頼が終わるまでがとても長く感じました・・・。」


 サリュもようやく作り笑顔を張り付ける作業から解放されるのが嬉しいらしく声は疲れているものの、その表情はとても晴れやかな物だ。


「そいじゃ、これが報酬金な。ギルドへの報告は俺がやっておくからお前らはもう解散していいぞ。」


 ギャリから報酬金が入った小袋を受けとるクー。


 ギャリの言っている報告というのは依頼を受けた冒険者の依頼中の態度などを報告することである。これの良し悪しによっては受けれられない仕事も出てくる。


「それじゃご苦労さま~~。」


「ご苦労様でした。」


「じゃあなギャリ。」


「ギャリさんご苦労さまです。」


「おう。お前らもお疲れさん。」


 4人はギャリに別れの挨拶をしながら武器屋を出ていく。チャリチャリとお金のこすれる音は彼らの気分を表しているかのようだった。


「これからどうする?もう帰るの?」


「帰るしかなくない?」


 ラパンの質問にクーが答える。


 いくらファンタジー世界とはいえ、現実世界(リアル)のように夜になってもそこら中に人が溢れて居たりはしない。賑やかなのは歓楽街や酒場くらいなものだ。


「せっかくお金が手に入って大会までは2日なんだよ!これはもう大会に向けてパーっと行くしかないでしょ!」


 目を見開き、体全身を使ってパーっと行くべきことを主張しているラパン。彼女のウサミミも同調するかのように忙しなくぴこぴこと動いている。


「そう言って自分がおいしいのを食べたいだけだろ。」


「大正解!」


「ラパンのそういうところ私は好きですよ。」


 ラパンの潔い答えにサリュは目を細めながらくすくすと笑う。


「まぁいいじゃねぇか。たまにはそういうのも大事だぜ。」


「それもそうだね。じゃあどこ行く?」


「えーとあそこは?ノックさんと食べた場所。」


「まんぷく亭か?別にあそこでもいいけど今回の報酬だけだとちょっと足りなくないか?」


 まんぷく亭とは後日談に書こうと思ったがめんどくさくなったお店である。そのお店は少々値は張るものの量も多ければ味も良しというお店である。


「えぇ~?じゃあどこにする?」


「それなら宿り木亭でよろしいのでは?」


 宿り木亭はまんぷく亭に比べると値段は安くなるものの量はやや少なめに設定されている宿屋である。やや少なめと言ってもまんぷく亭自体の量が多いので学生からしてみれば十分な量となっている。


「あそこなら今回の報酬でも大丈夫そうだし味もいいね。」


「俺はうまいのが食えればどこでもいいぞ。」


「あたしもー。」


「じゃあ宿り木に行こうか。」





●同日 19:19 宿り木亭 


「いらっしゃい。あら、あんたたちかいこの前も来たばっかじゃないか。こんなところよりももっといいところがあるだろうに。」


「こんばんはメリルダさん。今日はここの料理が満場一致でね。」


「おやそうかい。なら腕によりをかけようかね。」


「注文が決まったら呼んでおくれよ。」


 メリルダは宿り木亭の女将さんのような存在であり、厨房を仕切る旦那さんと10年前にこの宿屋を開いた。2人には男の子と女の子の子供を1人づつ授かっておりどちらもすくすくと育っている。ちなみに双子である。年齢はクーたちの1つ下でありクーたちと同じように学園に通っている。





「メリルダさーん。注文おねがーい。」


「あいよ。ちょっと待ってな。」


 メリルダは両手に持っている空の皿を厨房に運んでからクーたちのところにやってくる。


「それで注文は何にするんだい?」


「あたしはこの野菜炒めの定食ね。」


「俺はこの骨付き肉を頼む。」


「あたしはこのパンとシチューのセットをお願いします。」


「じゃあ自分はラパンと同じくやつでお願いします。」


「はいよ。ちょっと待ってな。」


 メリルダはそう言い残して厨房へと入っていく。


 周りを見ればここの従業員だろうか、数人の人がお皿を取り下げたり、料理を運んでいた。


「そういえばさ今年の大会の商品はなんなんだろうね。」


「普通に賞金じゃないのか?たまに違うのも出るらしいが武器とかそんな感じだろ。」


「去年は普通に賞金でしたね。」


「じゃあ今回も賞金なんじゃないかな?」


「それがね、あたしがある筋(教授)から手に入れた情報なんだけど大会の賞品は決まった年数ごとに賞金以外の物が賞品になるらしんだよね。」


「それが今年の大会ってことですか?」


「らしいよ。」


「へぇ。それなら何が賞品になるんだろうな。」


「ちなみに前はなんだったのかラパンは知ってる?」


「さぁ?あたしもそこまでは聞いてないや。」


「どちらにせよ全部倒すだけだ。」


「ひゅ~~かっこいい~~。」


「クーはあとでアイアンクローな。」


「ヒェッ。」


「その賞品が変わるって個人戦とチーム戦の両方とも変わるのですか?」


「えーとね。確かチーム戦の方だけだったかな。個人戦の方は去年と同じで賞金30万ギルなはずだよ。」


「じゃあルーク個人頑張って優勝してくるんだよ。それで賞金で夕食奢ってね。」


「はいよーお待ちどうさま。ところであんたら何の話をしてるんだい?」


「明後日の土の日から始まる闘技大会の話だよ。あたしたちはチーム戦に出て、ルークは個人戦にも出るんだ。」


「へぇそうなのかい。応援には行けないけど頑張りなよ。」


「うん!」


「それじゃ料理も来たことだしラパンいっちょ頼む。」


「それでは大会優勝を目指して頑張りましょー!!」

頑張って書きます・・・・。

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