6月22日の物語(プロローグ?)
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●6月22日 10:00 金の日 学園
「もうあれから2か月過ぎたのか。」
「突然どうしたルーク。」
「いやな、あの調査クエストの事がつい最近のように感じちっまてな。」
「まぁ調査クエストは本来長い時間をかけるからね。それがたった2日で終わるのは前代未聞だよ。」
「それもそうだけどよ、あの妖精が記憶に残ってるんだよな。」
「なんだお前ロリコンだったのか。あとで衛兵に言っておくからな。」
「あの妖精がいくら堕ちたやつと言っても少しは話せるくらいのモノは残ってると思うんだが・・・。」
「あれ?スルーするの?」
「まぁいいか。それよりもよ、あと1週間で闘技大会が始まるぞ。俺たちはどうするんだ?」
「なに?見えてないの?自分は心が奇麗な人にしか見えないの?」
「そしたら俺は心が汚れてるとでもお前は言いたいのか?」
「痛い痛い!頭がつぶれるからやめて!!」
おしおきアイアンクローが炸裂し、ギブ宣言をするクー
「で、闘技大会でしょ。チーム戦の方には出ようかなと思ってるよ。」
夏休み前最後のイベント【闘技大会】。文字通り魔法と武を競い合う大会であり、内容は個人戦とチーム戦に大きく分かれている。
「なんだクーは個人の方には出ないのかよ。」
「自分の場合は戦い方のせいで個人の部に出るとイマイチだからね。」
個人戦の方には魔法オンリーの部門と武器オンリーの2部門に分かれている。
「その様子だとルークは個人戦の方にも出るみたいだね。」
「まぁな。どうにも見てるだけってのは性に合わないみたいだ。」
「さっすが脳筋。」
「まぁとりあえずチーム戦に出ることが分かっただけで大丈夫だ。」
「なんか今日スルースキル高くない?」
◇
●同日 14:20 冒険者ギルド
「へぇー、ルークは個人戦に出るんだ。」
「チーム戦だけだと大会日程の個人戦の日が暇になっちまうからな。」
「でも、あたしたちはチーム戦の方にも出るんでしょ?体力残ってる?」
「まぁそれはやってみないとわからん。」
「そんなんで大丈夫なの~?」
「それは仕方ないだろ。」
「まぁね~。」
現在、クーたちは冒険者ギルド内にて明日明後日、2日間の予定を決めている。
「でもそうすると大会まであと1週間だから時間かかる依頼は受けない方がいいよねー。」
「まぁそうだね。あと危険なやつもあんまり受けない方向で行こうか。」
「そうですね。大怪我をしてしまったら大変ですからね。」
「そうするとこの2日間どうするんだ?」
「まぁクエストボードを見てから決めるとしようか。」
彼らはクエストボードへと近づいていく。
「相変わらずいろんなやつがあるよね~。」
「まぁ冒険者は基本的にお金が必要ですからね。そのおかげで供給が大きいんですよ。」
「へぇ~確かに冒険者はお金に困ってる人多いかも。」
「教会も冒険者の人を雇ったりするの?」
クーの質問にサリュは記憶を辿る。
「基本的には雇わないですね。冒険者の多くは私たちとは信仰の度合いが違うため、場合によってはあまりよろしくない行動をしてしまうんです。」
「そのよろしくない行為って言うのは?」
「例えば主神様の像にもたれかかりながら門番をするっていうのが昔にあったらしいですよ。私たちは主神様の像でさえも神聖な物ですから、怒るまではいかないもののあまり気分の良いモノではないんですよ。」
「あ、なんかそれわかる。あたしたちも崇めているモノの像とかがぞんざいに扱われてたら嫌だなぁ。」
「へぇ、そんなことがあったんだ。」
「ラパンの部族は何を崇めているんだ?」
獣人族には種族ごとに様々なモノを崇めており、狼族なら太陽を引きずりおろした神話を持っているマーナガルムを信仰している。
「兎族はクスルだねー。人によっては違うときもあるけどね。」
「クスルというと、空を駆けたと言われる兎の獣人ですか?」
「そうそう。あたしたちは何よりも足の速さが絶対だからね。その中でもクスルの足の速さは一番速いって言われてるからみんなクスルを尊敬しているよ。」
「お前ら何を話してんだよ。ちょうどいい依頼を探せっての。」
「ごめんごめん。目星はついたりした?」
「ざっとこんなところだな。」
ルークが取った依頼書に目を通してみれば荷物運びや門番に店の手伝いなどだった。
「まぁ危険が無くて、時間がかからないやつだったらこんな感じだよねー。」
「ふーむ。怪我の可能性が一番低いのが、店の手伝いかな?」
「門番とかはどうなの?」
「まぁそれも安全だろうけど、門番先のところに恨みを持ってる奴とかが来たら嫌だなぁって。」
「それは・・・考えすぎじゃ・・・?」
「ははは・・・。」
「そういえばルークは個人戦の方に出るというのであれば、剣の腕を磨かなくても大丈夫なのですか?」
「ん?あぁそれならどうせチーム戦に向けてある程度は体を動かすだろ?その時にクーにでも手合わせしてもらおうかなと思ってる。」
「それ自分はあんま得をしない気がするんだけど?」
「別にそれくらいいだろ。」
「いやまぁいいんだけどさ・・・・。」
「で、依頼はどれにするんですか?」
「あ、このお店の手伝いの依頼主がブランさんだよ!」
「ん?お、ホントだ。」
「じゃあ、それで決まりか?」
「まぁこれでいいんじゃない?みんなは?」
「あたしは賛成だよ。知ってるお店なら知らないところよりかは手伝いやすいしね。」
「私も賛成です。ブランさんにメイスを見てもらいたかったですしちょうどいいです。」
「それじゃ、この依頼で決まりだね。受注してくる。」
速攻で書き上げます。




