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(29) 女王蜂戦⑤

(29)女王蜂戦⑤





 指揮官は居ない、兵士達は満身創痍と言うか半死半生状態だな。


 これは本当にヤバイな!


 よし!例え外道、卑怯者の誹りを受けようが、此処はこの残存部隊を囮にしての逃げの一手に限るな!


 だって完全回復とか無理だもん。




 そうと決まれば、疾走を使用してBダッシュ!



 瓦礫の隙間や、柱の影を利用しながら敵に見つからない様にひたすら逃げる!



 後ろの部隊がどうなったかなんて知らない。



 逃げてる途中、戦闘中の部隊を幾つか発見したが、全て無視した。



 ある程度離れた所で、蟻軍の大部隊凡そ千匹は居そうな部隊を発見して近付く。


「ギ、ギ!(そこのお前!前線から戻って来たのか!)」


 近付くと見張りの兵隊蟻にそう言われたので「そうだ」と答える。



 司令官がいる場所へ案内される。



 司令官はキャプテンアントだ。


 気付かれないように鑑定を掛ける。




【キャプテンアント Lv2

 ステータス

 HP:810/810(緑)

 MP:490/490(青)

 SP:232/232(黄)

  :232/232(赤)

 攻撃力:704

 防御力:794

 抵抗力:635

 魔法力:612

 速度力:678

 スキル

『牙突Lv5』『突進Lv9』『掘削Lv8』『SOSLv8』『怪力Lv5』『連携Lv8』『土木魔法Lv3』『指揮Lv8』『硬質化Lv5』『鼓舞Lv2』『指揮官先頭Lv2』】




 高ステータスだな。



 クイーンビーに付いての情報を提供する。



「ギ、ギギ(我々は敵主力の排除に成功しました。ですが突如現れたクイーンビーの出現により部隊は私を残して全滅しました。しかしながらある程度のダメージを与え瀕死に追いやった所、スキルの効果で完全回復しましたが、一回り小さくなった事から何かしらのペナルティーがある様です)」嘘と真実を織り交ぜて報告する。



「ギ、ギィギ(うむ、わかった。報告ご苦労。良く生きてこの情報を持ち帰ってくれた。値千金に勝る活躍だ。後方でゆっくり休んでくれ)」


 思った通りの展開に持って行けた。


 後方で待機するかな。


 指揮官達は作戦を練る様だしな。



 後方の安全地帯でゆっくり休息をする事にする。



 度重なる激戦で、体力・気力ともに限界だ。



 少しばかり眠らせてもらう。

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