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(20) 蜂の本拠地に遠征③

(20)蜂の本拠地に遠征③







 悩んだが、すぐに良い策が思いつく筈も無く。ひたすら蜂に魔法を放ち撃退する事に集中する。


「ギギ!!」と味方の歓声が聞こえて、その方向を向くと、どうやら蜂の巣への突入に成功した様だ。




 俺にばかり蜂が集中していたので、敵の守りが薄くなり味方の部隊が突破路を作り、次々と蜂の巣へと突入して行った。



 慌てて此方にいた蜂が巣へ戻る。



 勿論ただで返すわけもなく、一斉に魔法を放ち撃ち落として行く。




 魔法を使いすぎて枯渇しかけたので、一旦使用を控える。



 〔熟練度が一定に到達しました。『魔力回復Lv2』が→『魔力回復Lv3』にスキルアップしました。『土木魔法Lv2』が→『土木魔法Lv3』にスキルアップしました。『体力回復Lv1』が→『体力回復Lv2』にスキルアップしました〕と天の声(仮)の声が聞こえて来た。



 ひと段落ついた所で、気配遮断を使い隊列から外れる。


 あのまま彼処にいたら、危険だと生存本能が訴えかけて来たからだ。



 そして暫く隊列が進むと、上から岩が落ちて来て蟻を潰して行く。



 どうやらトラップが仕掛けられていたようだ。



 危ない危ない。あのまま彼処にいたら、一緒に岩に押し潰されていた所だ。




 さて、蜂の巣へ突入したみんなはどうなったかな?



 気配遮断を使いながら巣の中に潜入する。



 巣の中は外から見るよりも広大に感じられる。



 それに天井が高い。


 やはり蜂は幼虫などを除き、全ての個体が飛べるからだろう。


 巣の中には少数のフェイダーアント達が、大勢のキラービーに追われていた。



 地上では沢山のソルジャーアントが、空から襲い来る蜂達と格闘しながら、女王蜂を探して居る。




 端のほうをコソコソと移動する。



 幸い戦闘に夢中で気付かれる事なく、大広間になっていた場所を通過出来た。



 細い通路を進んで行くと、貯蔵庫に辿り着いた。


 幸い見張りなどは、この騒ぎで居なかった。


 鍵も掛かって居なく容易く中に進入出来た。



 貯蔵庫には沢山の食料が、用途ごとに綺麗に分割されて、管理されて居た。



 こんなにも沢山の物は持ち運ぶ事は出来ないので、此処で新たにスキルを獲得する事にした。



 え〜と。何があるかな。



 収納魔法ー500ポイント

 アイテムバックー1,000ポイント

 アイテムボックスー1,500ポイント



 え〜と。収納魔法は時間の経過は外と変わらない。


 アイテムバックは時間の経過が外よりもゆっくりになる。


 アイテムボックスは時間の経過が止まる。



 成る程ね。


 勿論アイテムボックスを選択して獲得する。



 〔新たに『アイテムボックスLv1』を獲得しました〕


 残りスキルポイント:93,000



 よし!入れられる大きさはまだ、スキルレベルが低い為に、それほど入らないけど。入る分だけでも入れるか。



 片っ端からアイテムボックスに食料を詰めて行く。




 ある程度まで入れると

 〔熟練度が一定に到達しました。スキル『アイテムボックスLv1』が→『アイテムボックスLv2』にスキルアップしました〕


 どうやらスキルレベルが上がった様だ。



 ……

 …



 漸く全ての食料を入れる事に成功した。



 貯蔵庫から出ると、激しい戦闘音が聞こえて来る。


 一仕事終えた感じになって居たが、そう言えば此処に攻め込んで来た事をすっかり忘れて居た。


 何時迄もこうして居るわけには行かない。



 よし!他の場所を漁るぞ!


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