G 1
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いつも通り学校に登校して、ホームルームを受けて居る最中教室が爆発した。
気が付けば、ベッドに横たわって居た。
此処は病院か?と思ったが、部屋の中を見るに違うと分かる。
数日が経ち、どうやら生まれ変わった事を理解した。
そしてどうやら両親は農民で兄弟も大勢いることがわかった。
家族みんなで協力して畑を耕して慎ましく生きて居る様だ。
更に此処には魔物と呼ばれる化け物が居る事を知った。
昨日三軒隣の子供が、ゴブリンと呼ばれる魔物に殺された様だ。
親が目を離した隙に、森の中へと入って行きそこでばったりと運悪く出くわした様だ。
ゴブリンは村人の大人達が倒した様だ。
それと魔法が存在する事を両親の話の内容から知った。
なんでも昔冒険者をして居たが、怪我で隠居してこの故郷の村に戻って来た老人だ。
近所の子供達に簡単な魔法を教えてくれるようだ。
そうそう前世では村田郷士だったが、今世ではただのマイクだ。
数年が経ち五歳になった。
この頃から両親の畑の手伝いをし始めた。
そして暇な時間を見つけてはじいちゃん(魔法を教えてくれる老人。みんなじいちゃんって呼ぶからそう呼んでる)の所に行き魔法を教わって居る。
将来村から出て冒険者になる予定だ。
一杯稼げる様になれば、家族にも仕送りする予定だ。
毎日が忙しくて大変だけど、何故か充実している。
田舎の生活にも慣れてきたな。
数日後、村に帝都からお偉いさんが来た。
此処は帝国領らしい。
何でも魔法の才能のある子供を、帝国魔術学院に無償で入れてくれるらしい。
好成績で卒業したら、将来国の重役に就くのも夢では無いらしい。
そして俺は選ばれた。
両親には金貨20枚が渡された。
それがどの程度の額かは知らないが、大金には違いない。
両親や兄弟と別れの挨拶をした後、帝都にある魔術学院に連れられて行く。
ここから新たな一歩が始まるんだ。と期待を膨らませて馬車で揺られて行く。