(19) 蜂の本拠地に遠征②
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時々毎日更新出来なくなるかも知れませんが、悪しからず
(19)蜂の本拠地に遠征②
いやいやながら、号令に従い蜂の巣へ突撃を敢行する。
すると蜂達の精鋭部隊キラービーの大群が現れた。
キラービーはビックビーよりは少し体躯は小さいが、凶暴性、毒性共に一線を画す。
突撃して行った蟻達が、毒にやられて落ちて来る。
飛んでいるキラービーに鑑定を使用する。
【キラービー Lv2
ステータス
HP:246/316(緑)
MP:245/290(青)
SP:110/140(黄)
:140/140(赤)
攻撃力:235
防御力:255
抵抗力:171
魔法力:156
速度力:163
スキル
『噛み砕きL3』『突貫Lv1』『毒針Lv5』『SOSLv5』『乱れ突きLv1』『毒弾Lv2』『毒牙Lv1』『バーサークLv2』】
基本ステータスは高いな。
「ギ、ギーギ(我々も行くぞ。こっからそっちまでは、右のルートを登れ。残りは左のルートだ。行くぞ)」
指揮官蟻の指示に従い右のルートを登って行く。
此処から見る限り蜂の巣は20層ぐらいある。
もしかしたら奥にも、もっとあるかもしれないな。
それにしても俺達蟻軍1万2千に対して蜂は本拠地の巣であるからか、見える範囲でも軽く1万は超えている。
数は互角でも基礎ステータスや大きさは、蜂達の方が有利だ。
蜂一匹に対して此方は最低三匹掛りだ。
それに制空権は完全に向こうに掌握されているので、前ばかりか上も警戒しなければならない。
まだ生後3週間しか経って無いのに、こんなにも連続して戦わなければならないのかよ。
ええ〜い!寄って来るな!
近寄って来る蜂には、石飛礫のショットガンをお見舞いしてやる。
石飛礫だが、込める魔力により質が変わる。魔力をより込めると硬くなり飛距離も伸びる。
他の蟻達の魔法では傷を付けるのが、せいぜいでも俺のは貫通させる。
だが、その分目立つために蜂が群がって来る。
片っ端から石飛礫ショットガンを食らわして行く。
魔力回復でも追い付かなくなって来る。
〔熟練度が一定に到達しました。『魔力回復Lv1』が→『魔力回復Lv2』にスキルアップします〕
少しはマシになったが、それでも蜂の数は多く削られる魔力量も相当だ。
こっそり持ってきた花の蜜を飲んで、体力、気力、魔力を回復させながら進む。
だが、そんなに花の蜜のストックも無いので長期戦になれば危うい。
殺蟲魔法を使えば、もっと楽かも知れないが、自分にもダメージがあるかも知れないしそれに味方にもダメージを与えるだろう。
あ〜まさに八方ふさがりの状態だ。
何とか打開策を考えねば。