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(13)花畑争奪戦④

(13)花畑争奪戦④






 次の目的地に着いた。だが、流石に蜂も警戒して居り、容易には行かないだろう。



「ギ、ギギ(先程のように、奇襲のアドバンテージはもう無いだろう。だが、此処で最後だ。此処さえ封じれば蜂共に援軍は現れない。行くぞ!)」



 壁を破り先ずは、ジャイアントオルミーガ達が蜂達に突貫する。



 予め来る事が予想されて居た為に、蜂達は混乱した様子も無く待ち構えて居た。




 ジャイアントオルミーガ達に向かって一斉に毒弾を放つ。



 毒耐性の無いジャイアントオルミーガは、毒を浴びて苦しみながらもそのままスキル突進を食らわす。



 毒耐性は無いが、スキル痛覚遮断で耐えて居るのだろう。



 ジャイアントオルミーガの文字通り、身体を張った特攻により乱れた蜂達に向かって、ソーサラーアント達が魔法を浴びせる。


 そしてソーサラーアント達が魔法の弾幕を張り、敵を身動き出来ない様に釘付けにしている隙に、俺達ランドアースが通路を封鎖すべく動き出す。



 時折飛んでくる毒弾を、土壁を後ろに形成して受け止める。



 しかし土壁も毒で溶けて行く。


 どうやら酸性の毒の様だ。



 うわっ!危ねぇー!


 すぐそこに毒弾が飛んで来たぞ。



 やっべーな



 それにさっきからサージェントオルミーガが、「ギ!ギィ!(急げ!もっと急いで通路を封鎖しろ!)」って叫んでるけどこれ以上は無理だって。



 煩いなって思ってたらサージェントオルミーガの頭が毒弾をもろに受けて溶けてしまった。



 マジかよ!


 此処に来て指揮官の喪失はやばいな。


 徐々に戦況も悪くなって来てるしな。



 多分全体としては此方が若干有利なのか?


 敵の殆どの退路を絶っている訳だしな。


 でも、中央に現れたマオルヴルフが暴れて正面戦線に参加する多数の部隊が、その対応に四苦八苦してるから、蜂達が此方に押し寄せて来る事になっているな。



 うわ!また飛んで来たぞ!


「ギ(土壁)」


 魔法で土壁を形成して毒弾を防ぐ。


 隣に居たランドアースは、防御が間に合わず毒弾をまともに3発も浴びて苦しんで居る。



 うわぁ、結構頑丈な俺達の身体も容赦なく溶かして行ってるな。



 これ通路を封鎖しても、いつかは溶かされるんじゃないのか?



 まあ、そんな事は下っ端の俺達が、考える事じゃないんだろうけどな。



 さっさと終わらして、安全圏に離脱するとしますか。



 飛んで来る毒弾を避けながら作業を続ける。



 そして漸く通路の封鎖を完了する。


 だが、それで油断した隙を突いて蜂の放った毒弾を身体に浴びる。






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