青いリボンと一対の翼。
あなたが…
私の翼になってくれた。
片翼しかない私を
支えてくれた。
勇気をくれた…
ありがとう。
あなたの声も優しさも
全部大好きです。
あなたの笑顔は
まるで太陽のようでした。
…………………………つまらない。
どうして?
パパの決めた
規制の厳しいお嬢様校。
疲れるし、自由もない。
もっと…はっちゃけてみたい。
まぁ…そんなことできないんだけどね。
「永川さん。
次は移動教室ですわよ。」
「そっ、そうですわね。
少々お待ちください。」
こんな堅苦しい会話、もうやだ…
私も…
あの人たちみたいに、
空を飛ぶみたいに…
自由になりたい。
「ここでこのように…」
授業が頭に入らない。
今日も、来るのかな。
自由の戦士たち。
『ぶーん、ぶぶぶぶーん、ぶーん』
きた…
バイクの音を自慢げにならし、
今日も戦士たちは
授業妨害をする。
「聖女のみなさーん♪
俺らと遊ばない?
そんなくっだらねぇー授業なんかしてねーでよぉ」
遊びたい…
遊びたい…
遊びたい…
私も!!
「あ、あなたたちっ!!また…」
「先生!お花つみに行ってきます!!」
「あっ!永川さん!」
私も…あの人たちみたいに…