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ラインベルグの異世界人  作者: クロシロ
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第一話

前回、家で寝ていた良平は起きたら森の中。しかも熊?に追いかけられているところをルーズ・ファルケンなるダンディーな髭のお爺さんに助けられた。その続き

どうも瀬野良平です。

熊?に襲われていたところをルーズ・ファルケンと言うダンディーな髭のお爺さんに助けられたはいいんですが。

俺、若返っています。


「坊主、いきなり叫んでどうした?まさか、どこか怪我でもしたのか?」


「い・・いえ・・・何ともないです。」


いきなり叫んだ良平に驚きつつも心配をするルーズに良平は詰まりながらも返事をする。

するとルーズは良平に何故こんな森の中に一人でいたのか?親御さんはどうしたのか等を優しい口調で聞いた。


(う~ん、まさか違う世界から来ましたとも言えないしどうしたもんか・・・。)


良平がどう答えるか悩んでいると、ルーズは良平が捨てられたのでは?と考えた。

この国では飢饉になると口減らしのために奴隷商に売ったり、諸事情により売れないのなら森に捨てるなど多々あった。そこでルーズは良平にある提案をする。


「坊主、行く宛がないのなら一先ず儂の家に来るか?奉公人見習いという形ではあるがな?」


そう言うルーズに良平は驚きつつもこう答えた。


「えっ?いいんですか?見ず知らずの者ですよ?それに何か出来るわけでもないですし…。」


良平がそう答えるとルーズは笑いながらも良平に答えた。


「ハッハッハ!!よいよい、最初のうちは誰でも出来ん。それに何度もいうが奉公人見習いという形だ。少しずつ覚えて行けばよい。」

ルーズがそう言うと 良平は申し訳ないながらもよろしくお願いしますと返事をするのであった。

その返事を聞いたルーズが「では行くか」と声をかけると遠くの方から「旦那様~、どこですか~!?」と言う声が聞こえた。

その声に「おう、ニコル、ここにおるぞ。」とルーズが叫ぶとガサガサと草が揺れた後50才位の男性が現れた。


「だ、旦那様、いきなり一人でいかないでください。いくら旦那様がお強くてもこの森には一角ベアが…ってこれは一角ベアではないですか!?まさか、旦那様お怪我はないですか!?」


「ニコル、落ち着け。怪我などしておらんし不覚をとっても一角ベアなどに怪我などさせられんわ。」


ルーズがニコルという人にそう言うと、続いて良平を紹介した。


「ニコル、この坊主を今日から奉公人見習いとして家に住まわす。名を瀬野良平と言う。世話を頼むぞ。」


「瀬野良平と言います。良平が名前です。よろしくお願いします。」


「旦那様、よろしいでしょうか?何故こんなところに子供が?そしていきなり見習いとはいえ奉公人に?」


「ニコルの考えはわかる。まずここに幼子がいたのは恐らく口減らしのためにだろう。 助けたのにここに置き去りでは忍びない。それに奉公人見習いとして雇うのは、一角ベアから逃げていた良平に光るものがあると考えたからだ。こんな幼子が一角ベアに追い付かれずに逃げられんぞ?助けに入る前に木の根に躓いて追い付かれた時は肝を冷やしたが普通なら考えられん。」


(そう言えばなんで逃げられた?熊?だぞ?普通なら無理だよな?)


ルーズの説明を聞いて良平はそう考えた。無理もない、普通に考えて熊から追いかけられて追い付かれないなんで無理だ。それなのに木に躓くまで逃げられたのは普通ではあり得ない事だ。そう考えているとルーズとニコルのほうでも話が纏まったようで良平に声をかけてきた。


「良平、紹介が遅れたな。この者は奉公人のニコルだ。判らないことがあれは聞くと良い。」


「ニコル・アルベルトと申します。よろしくお願いします。」


「瀬野良平と申します。あ・・・その、よろしくお願いします。」


ルーズに言われニコルが丁寧にお辞儀をすると良平も言葉に詰まりながらもお辞儀をした。


一先ず紹介も終わったということで一行はルーズの自宅に戻ることになった。そこでまた良平が驚くことになるのはまた次回のお話で…

はい。クロシロです。ご都合(笑)でした。これがおいらの限界ですので勘弁してください。そのうちヒロインとか出しますんで。

では次回のルーズ・ファルケンの自宅に行きます。

では

ノシ

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