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時空徘徊喫茶店 第1章 第1話 面接

時空徘徊喫茶店

このお話は彼がどうやって時空徘徊喫茶店に行き着いたかを書いたお話。

前章

勧誘

なんか良いバイトないかな〜、ふとそんな言葉出てきていた。俺の名前は高鍋 涼。24歳のニート大学卒、前までは社会人をやっていたが職場の雰囲気に馴染めず1年も経たずにやめてしまった。当時22歳だった僕は会社を辞め、転職しようとしたが上手くいかず途方に暮れた僕は家賃も払えなくなり追い出され今現在実家暮らしをしている。

先ほどの話に戻るが良いバイトが中々見つからない。

某求人アプリを入れたは良いものの、また落とされるのではないかと思い面接には行けない。そんな生活を2年近く続けていると暇になってくる。自分で言うのもなんだか大学時代遊び人間だった俺は色々な事をした。海外行ったりバンジージャンプしたり、今思い返すと良い思い出が作れたと思う。そんな風に思い出を掘り返していると一本の電話が鳴った。スマホを見てみると大学仲間の健二からだった。元々大学では一緒につるんでいた4人グループがありその中に健二も居た。突然の電話なので緊張しながら通話ボタンを押す。健二 久しぶり。ごめんな、急に連絡して。懐かしい声が耳に響いた。寮 大丈夫。ひ、久しぶりだな。自分の声が震えていて恥ずかしい。健二 本当だよな。2年ぐらい会ってなかったもんな。涼 そ、そうだな。びっくりしたよ、急に連絡してくるから。健二 ごめんごめん、連絡したいことがあってさ。涼 何? 健二 お前、今実家暮らしでバイト探してるんだろ? 何でそれを知っているんだ?少し嫌悪感がした。あまり知られたくはないことだからだ。

涼 何でしてるの? 健二 お前の母さんから聞いてな。心配になって連絡したんだよ。その優しさはあまり好きじゃない。涼 母さんが、そうだっんだ。 健二 そう、でお前バイト探したんだろ?俺良いとこ知ってるんだ。

一回面接受けてこいよ。面接、嫌な響きだ。だけどこのままだと母さんにも迷惑をかける。 健二は信頼できる男だ。涼 わかった。行ってみるよ。 健二 本当か!良かった。じゃあメールに住所送っておくわ。涼 ありがとう。 健二 あ、あとそこ喫茶店なんだけど行くんだったら早めの方がいいよ。そこ「場所変わる」から。 「場所が変わる」?どういう意味だ? 健二 じゃ、そういうことで面接頑張れよ! 涼 頑張ってみるよ。ツーツー。電話が切れた。自分の為にこんなことをしてくれる友達がいる事を誇りに思う。健二は場所が変わると言っていたけど全く検討がつかない。住所「銀河町1ー14ー25時空徘徊喫茶店」。変な名前の店だなぁ。とりあえず明日行ってみよう。

久しぶりに外に出た。2年近くニートをやっていた俺は久々の外は怖い。昨日久しぶり大学仲間の健二から電話があり、色々話した。自分自身就職に困っていたのでバイトを紹介してもらった。で、そのバイト先は

度々場所が変わるらしい?まだ行っていないので何とも言えないが気になる。外に出て健二から貰った住所(銀河町1ー14ー25時空徘徊喫茶店)を頼りに店に行く。今の時代スマホに位置情報を入れれば勝手に案内してくれるがそれはできない。そもそも「銀河町」など自分が住んでいる市区にそんなものはない。2時間歩き回って空が暗くなる頃にようやく見つけた。涼 あった。時空徘徊喫茶店。 店の正面には「時空徘徊喫茶店」ネオンライトで大きく照らされていた。ドアを叩く。涼 すみませんー。誰か居ますか? 返事がない。涼 誰も居ないのかな? そうすると奥の方から音がした。「ガチャ」

薫 すみません。奥で作業をしていたもので出るのが遅くなってしまいました。 涼 大丈夫です。こちらこそすみません、急に尋ねてしまって。 出てきたのは、ほっぺに黒い絵具?みたいな物をつけた30代くらいの男性だった。身長は176cm位で声が優しい人だ。

涼 あの、ここってバイト雇ってますか? 薫 え?

涼 友人に紹介してもらったもので。雇ってないですか? 薫 え、あ、雇ってます! 少し戸惑っている感じがした。健二間違ってたのかな? そんな事を思い中に入れてもらった。 薫 ちょと待っていて下さい。 彼は奥に行ってしまった。それにしてもここの喫茶店は和と洋が混ざったみたいな所だ。ドアを正面にして目の前にレジがあり、左側にカウンターと大テーブルが2席ある。右側には小さな雑貨屋みたいな物がある。そんなこんなで店を眺めていると彼が戻って来た。薫 お待たせしました。バイトの件ですよね?

涼 はい。 薫 わかりました。それでは面接の方を始めさせてもらいます。 始まった… 涼 お願いします。 その後色々質問された。料理はできるか、コーヒーは入れられるかなど今までの面接では聞かれないことばかりだった。面接していて知ったが店から出て来た男性はここのオーナーだった。名前は次代 薫

ここには10年以上働いているらしい。そんな世間話しをして面接が終わった。 薫 では、これで面接の方を終わります。 涼 ありがとうございました。

薫 それでは採用ですので明日から来て下さい。 涼

えっ?!採用ですか? 薫 はい。なので明日からお願いします。 今まで有りとあらゆる面接を受けてきたが、こんなあっさり受かるとは思わなかったのでびっくりした。涼 わ、分かりました。明日から来ます。 薫 ではまた明日店で待っていますね。

(カランカラン)店を出た。まだ受かって嬉しい余韻に浸っている自分がいる。俺も明日から働くのか、考えたら楽しくなってきた。涼 よし!帰るか! その日の帰り道はとても空が綺麗だった。


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