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彼氏君の日常&佐野兄

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曜日考えて無くてバカ焦った。


旭の分かりそうで分からない少し分かる例え

小旭「何、明日遠足だけど雨予報だった幼稚園生みたいな顔してるの?」

小湊「割とその通りだ」

小旭「え?今回これで会話終了?え、嘘だろ〜。おーい」

小湊「うるさい、氏ね」

小旭「いきなり辛辣!?」

「なぁ、お前一昨日、佐野さんと一緒に帰ったんだって?」

と、中学生Aっじゃなかった。

えっとー、作者の名前容量は常に枯渇状態だし取り敢えず高ノ瀬君が言ってきた。

どこで仕入れたんだろ。


「まぁ、ね」

これぐらいならバレても良いだろうかそれに見られていたとしたら仕方がない。


「マジかよ〜。羨まし〜」

何か凄いモブっぽいな。これが学園の日常が崩れる!系だったら速攻で死にそう。

もう顔に十字線しか描かれてないもん。ラフ画にも満たないじゃん。

ってアレ?今、怪電波ジャックしてなかった?

いや、気のせいか。


「まぁ、たまたまだよ」

あの場に居合わせたのはたまたまだし、その他諸々の事情もあったのだろうが嘘じゃないだろう。


「マジかよ〜。羨まし〜。前世でどんな徳つんだんだよ〜」

いや、今世で徳つんでくれ

さっきからマジかよ〜と羨まし〜ばっか言ってない?コーラスで幻聴が聴こえてきた。

あと、文の最後の伸ばし方がちょっとウザい。


「まぁ、落ち着いて、少し声抑えて」

さっきから少し目立ってる。


「……」

え?何急に黙って。

あれ、僕の顔に何かついてる?

とるなら佐野、じゃなかった。心音さんに取って欲しい。

わざわざ行かないけど。


「佐野さんマジ可愛いよね?それに意外と胸大きいし揉み」

バンッ

僕は思いっきり机を叩いた。


「高ノ瀬君?ストップ」

あぁ、周囲の視線が痛い。でも、しょうがないだろ。


「お、おう。ごめん。でも、マジで可愛いだろ?」


「うん、可愛いよね」

ちょっといきなりすぎて戸惑ったけど、素直に言った。

ちょっと恥ずい。


「何かさ?今日のお前心なしか気分良いし落ち着いてるよな」


「え?そう」


「うん、もしかして佐野さんと付き合ってる?」


「ッゴホ、ッゴホ」

咽せた。


「い、いや、そんなことーー」

そこで、少し心音さんの方を見る。

昨日から付き合ってるんだよなー。


「え?マジで!!付き」


「ちょっと高ノ瀬君、声大きい!」

ん?あれ?ちょっと引っかかった。


「あれ?俺、田中じゃん。」

「あれ?君、田中じゃない?」



「ったく、あそこの男子は…。朝からコントでもしてるの?」


「あはは、そうだね」


「ホント、まだ告白する決心もついてないっての…。え、何で目逸らすの?マジだったりする?」


「…うん」


「あ、昨日ってそゆこと。マジかよ。え!みん」


「ちょっと!一葉!」


「いや、私、真子」


「あ、ごめん。二人に毒されてた」


「うん、マジ頼むよ」



「何か佐野さんの方も騒がしいな。てか、どゆことよ。そこんとこK W S Kお願いします」

何かときどき、陽キャっぽいノリなのか。にちゃんっぽいノリなのか分からなくなるな、田中(仮)。


「うーん」

僕は佐野さんの方に目をやった。すると、ちょうどこっちを向いていた。

これは、うん。僕たちは頷き自然に席を立って廊下に出た。

もちろん、二人にも来てもらって。


「あ、これ説明してくれる感じ?」


「うん」

二人を連れてきて経緯を話した。


「あー、なるほど。昨日から付き合ってると」


「マジかよ〜。羨まし〜」

うん、良い加減にマジかよ羨まし〜ボット卒業して?


「まぁ、その内密にしてもらえると」


「ああ、良いぜ」


「ウチも良いよ」

二人とも、話が分かる人でよかった。


「ただ!」


「ただ?」

どんな要求がくるのか固唾を飲み込む。


「作者にちゃんと私とコイツの名前と設定作るようさ、サブヒロインとサブ主人公の座使って言っといて?」


「うん、何言ってるか良く分かんないけど、分かった。どうにかしとく」


「うん、それじゃ、そゆことで、それより心音、ちゃんと話聞かせろよ?」


「えぇ!?まぁ、うん」


「よっしゃ」


「お前もだぞぉ、天野ぉ」


「どうしたの、田中君」


「…羨まし過ぎるだろ!!」

そう言って田中君が飛び掛かってきた。


「ちょ、落ち着いてぇえ〜」





「ただいま〜」

心音さんが元気に言った。

ということは今、僕は自分の家に帰ってきてる訳ではない。

心音さんの家に来ているのだ。

お兄さんに挨拶しに。

何で、お兄さん何だろう…。

普通親じゃない?

お兄さんがシスコンだからと聞いてはいるのだが。


「お、お邪魔します」

正直めっちゃ緊張する。心音さんの家に来てるってのもあるし。

佐野兄と話すって考えると萎縮してしまう。


「おかえり、それといらっしゃい」


「あ、はい」

頭を下げる。

本当にイケメンだな。そこらの俳優より顔が整ってる。

そこらの俳優ってなんだよって話だけど。

兎に角この世の黄金率詰めました。みたいな顔だ。

イケメンの顔は覚えにくいって言うけどこれは一度会えば忘れなそう。


「お前が心音の彼氏?」

あ、これちょっと警戒されてるな。


「はい、天野 凪って言います」

はっきりと言った。


「そっか、俺は佐野奏。まぁ、心音の兄だな」

うん、知ってる。というか一度見たことある。

そんなことは口が裂けても言えないけど。


「まぁ、立ち話もあれだ。座りなよ」

心音さんが荷物を置いたので僕もその横に荷物を置く。

すると、佐野、区別のために湊さんと呼ぼう。

湊さんは立って下を指さした。


「あ、僕は床ってことですか?」

無言で頷く湊さん。

これ、もしかして完全敵認定?


「ちょっとお兄ちゃん!?」

心音さんが声を荒げる。


「いやいや、妹よ。誠意を見せるときは正座って相場が決まってるだろ?」

それを、当然のように湊さんは言った。


「いや、畳でも座布団があるわけでもないのに普通座らせないよ!?」

うん、何か湊さんがユニークなのはわかった。

心音さんに常識があって良かった。


「分かった好きな席に座りな」

そう言われ僕も立つ。


「…いや、あのさ。何でお兄ちゃんは平然と私の横に座ってるの?」

心音さんが呆れたように言った。


「いや、別に自由じゃないか?」


「いやいや!?普通私と、彼氏である凪くんが隣でお兄ちゃんは向かい側でしょ」

佐野兄が向かいの席へ行ったので僕は入れ替わりで心音さんの隣に座った。


「まぁ、あれだね。まずは、付き合い始めたのは5日前で会ってる?」


「?いえ、今日入れないで3日前ですね」


「心音さん、5日前って言ったの?」


「いや、かまかけてるだけどだよ。本当はもっと前から付き合ってるんじゃないかって」


「あ、そういうことか」

なるほど、本当は前から付き合ってたんじゃってことか。


「じゃあ、天野君は心音のどこが好きなの?」


「えっと、笑顔ですね。明るい性格とか優しいところとかです」

いきなりでちょっと詰まる。でも、僕は素直に答えた。


「そうか、何で告白したんだい?」

これは、好きだったからってだけじゃダメそうだね。


「好きで、好きで堪らなくてもっと僕のこと見て欲しくて。もっと心音さんのこと知りたくて。自分のものにしたくて。それと、時々、心音さん。寂しそうな、辛そうな顔するんです。だから側で支えたいって。烏滸がましく思っちゃったんです」

少し恥ずかしいけど、本当に思っていることを言った。


「そうか、じゃあ横で照れてる心音。お前は彼氏君のどこが好きなんだ?」


「えっと、や、優しいところと、いざってときはちゃんと意見してくれてカッコいいところ」

何かこっちまで照れてくる。


「そうか、まぁ今はこれ以上言うことも無いな。ちょっと遊んでいけばどうだ?」


「え、そんなお邪魔するつもりは」


「良いぞ、別にそれとも何か用事があるのか?別の女とかだったら殺すぞ?」


「いや、居ませんよ!?それに用事もないです」


「そうか、ならちょっと遊んでけ」

そのまま佐野兄は部屋へ戻って行ったので少し遊ぶことにした。

しばらく楽しく遊んでいると帰る時間が来た。


「あ、そろそろ帰るね」


「うん」


「えっとー、」

佐野さんのお兄さんの方を見る。


「湊で良いよ」


「あ、っはい湊さんもありがとございました、それではお邪魔しました」


「さよなら、あ、忘れてた。今週の土日空いてる?」


「え?えっとー。日曜日は空いてます」


「そうか、じゃあ日曜うちに来い」


「え?あ、はい。分かりました」

意外だ、歓迎されてないと思った。


「じゃあ」


「ああ、さよなら」


「私、下まで送ってくよ」


「うん、ありがと」

少し話ながら下に行き。

またねと言って帰った。

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感想受け付けてます。だんだん、書き方も分かってくるだろうから次も読みに来てくださると嬉しいです。


田中 伊織と五十嵐 真子で良いわ。

田中は陽キャっぽい感じのノリ好きだけどリア充でも陽キャでもない、ただ陰キャでもない。お調子ものキャラ的なの。

五十嵐はギャル。

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