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闇に咲く1

久しぶりに更新。7月中に一区切りつけたい。

「さて、殲滅完了か」

あれ?あの2人は何処だ?

あ、倒れてる。まぁ、慣れてないと最初はね。


「やっほ」

後ろからお気楽な声が聞こえてくる。


「旭か」

振り返り視界に収める。

凪君も来てるのか。


「これからビル攻略するんだが」


「うん」

笑みを崩さず答える旭。

つまり、凪君も連れてくと。


「分かった」

意識落とした奴が起きる前に終わらせたい。

俺達はビルへと向かって行った。


「え、えっと何処行く感じですか?」


「マフィアの本拠地」


「あ、そうですよね〜」

後ろから諦めたような声が聞こえてくる。

良い思い切りしてるな。

旭が連れていく過程で色々あって諦めたとかもありそうだけど。


「正面突破と見つからないようにどっちにしたいか?」


「面白い方!」


「いや、お前に聞いてない」

即答してきた旭を一瞬で切り伏せる。

不満そうな顔してるが取り合う気は無い。

どうせ両方面白いさ、コイツにとって。


「えっと〜、見つからないように行きたいです」


「オッケー、旭」

そう言って掌を差し出すと旭がたったこれだけで察してスーパーボールを渡してくれた。

門番的な奴らが面倒臭いだから。

まずボールを投げる。


「イテッ」

額にスーパーボールが当たり顔を顰めている間に接近して首トンをして意識を奪った。


「よし、行くぞ」

「何だろう、正面突破と変わらない気がする…」

「いや、ちゃんと見つかってないだろ?スーパーボール態々投げたのはそのためだ」

「あ、ホントに見つからないためだったんだ。最初っから首トンで良いですもんね」

「そういうことだな。来い」

そう言って旭と凪君を連れて行く。

ビルの中から見えない死角に身を隠しながら入る。


「このパイプ管をまずはよじ登って行く。そして窓枠に足を掛けて横に渡る。そして裏に行ったらまたパイプ管を登って行く。そんであそこを掴んで窓蹴破って入る。そっから情報伝達より速くボス部屋へレツゴだ」

「成る程、無理だと思うんですが」

「いや、出来る」

「湊さん達はね?!でも僕には無理d」

「シノゴの言うな」

俺は先にパイプ管をよじ登り上の微妙な溝を掴み体を固定する。

「引き上げるから来い」




◇◇◆◆




あぁ、無茶苦茶だ。

一応言っとくとパイプ管には掴めるところはほぼ無い。

最初の壁と繋がっているところに足を掛けそのあとは登り棒の感覚で登って行くのだが、握れるほど細くないのでなかなか上がれない。

少し上がったタイミングで旭さんにしたから押してもらい湊さんに引き上げて貰った。

別に僕は運動神経が特別悪いはけでは無い。ただ、このパイプ管滑りもするのだ。あの謎の白い粉何なんだろう。

だというのに軽々上がってくる旭さん。


「ガラスから外を眺めてる奴なんてそうそう居ないだろうが、一応見つからないように進む。まずは」

そこまで言って湊さんが窓から中を見たまま固まる。次の瞬間目にも止まらぬスピードで窓を殴る湊さん。

え?何で、落としなかったの?

湊さんがまた前に進み出したので僕も続く。

チラッと窓の中を見てみると倒れてる黒服の人が1人。

てか、窓にヒビがちょっとしか入ってない。

落ちてるのは拳一つ大の綺麗一枚のガラスのようになっている、破片?

速すぎて?人智を超えた真似を平然とやってのけてない!?

ただ、止まるわけにも声を出すわけにも行かないので僕は湊さんの後ろをついて行った。

角まではきた、ここから上の窪みをしっかり掴みながら曲がって向こうの窓の縁までいや、ギリ届かないから少しジャンプして行く。

あっぶな。湊さんが支えてくれなかったら確実に落ちてた。

スマホを取り出し窓から中の情報を読み取る。

湊さんが手で付いてこいと合図を出す。

それに従い急いで向かう。

またさっきと同じようなパイプ。

それを掴み登って行く。

今3階に居るのだが、これで7階まで行くのか……。

幸いなことに壁に固定するための取っ掛かりがさっきのより多かったので少し登りやすい。



◆◆◆◆



よし。

後ろから凪がついてきてるのを確認する。

まぁ登るのはもう少し時間が掛かりそうだが。

手をかけれる場所もあるが薄いので食い込んで痛いのだろう。

凪は時折手の平を振っていた。

旭の情報曰く下の階は警備が少し厳しいらしい。

ボスの部屋に近い階も警備が厳しくなってくるので窓の外を通るのも厳しいらしい。

よって、7階。そこからは対応される前に速攻で走り抜けながら全員倒す。

警察が来るまでのタイムリミットもある。

正直な話をしよう。

作戦なんてなくても俺と旭なら勝てる。

たとえそれは凪がいても変わらない。

安全とか確実とか関係ない。

俺がいるなら安全だし旭がいるなら確実だ。

この作戦のようなものはこれが速いというだけだ。


窓の上の突起を掴む。

それで、後方支持回転。地面を蹴らないで浮いた状態から体を振って逆上がりするように勢いをつけて窓ガラスを突き破る。

5人。

20秒もあれば終わる。

まず窓近くにいたやつを回し蹴りで一撃のもとにのす。

そのまま横回転しながら机を転がる。

ここが何するとこなのか知らないが謎に机がオフィスみたいに並べられてる。

誰も武装はしてない。

まだ、敵は何が起きたか分かってない。一瞬身をかがめデスクに隠れたあといきなり飛びだす。

驚き硬直する敵の腹部に打撃を入れ意識を刈り取る。

そのタイミングで旭が入ってくる。俺がすでに窓を割っているので遮るものはなく俺よりも遠くにぶっ飛ぶように入ってくる。


「窓を割って入ってきただと?強化ガラスだぞ!?」

強化窓ガラスかどうか把握してるの凄いな。


「カンペでもあるかのような三下発言ご苦労さん」

すでにその男に迫っていた俺は手のひらで顎を突き上げるようにして意識を刈り取り、

振り返る。






湊は、旭を自分と対等の存在、或いはそれ以上と考えている。

むろん別に他の人を見下しているわけだ。

能力が自分に並ぶ数少ない人物。

単純な戦闘において自分と一方的ではない勝負をできるかもしれない、人物。


湊は類まれなどではとても言い表せないような比類なき身体能力をもっている。また運動センスもずば抜けており。オリンピックに出れば全種目優勝。そのうえ今後越されることは無いような記録を残すだろう。それほどまでに。

旭もまた類まれなる身体能力を持っているが湊との間には天と地ほどの差がある。ならば何故湊はあのように旭を評価しているのか。

それは自身の体のコントロール力、そしてあまりにも高い演算、予測能力。とても人間の脳では、神経回路では不可能なほど。

未来が見えているかのごとく予測。事実()えている。

意識しては捌ききれない情報も無意識化で超常的に鋭い勘も交えて処理する。

それによって未来が旭には視えている。

その場の情報処理力。それと本能や反応さえも理性で押さえつけてしまうかのような己が体の完全なる支配。機械に例えるのもおこがましいかのような。精密さ。

それが織りなす湊でさえ。完璧には真似できないその技の名を

虚駆け(うつろがけ)

完璧な身体コントロールによって虚空を駆けているかのように見えるその技。

旭はこれを上下左右どの向きであろうと行える。


デスクと体を平行にした状態で虚ろを駆ける。

敵対する男の顔は驚愕で染まっている。

それはそうだ。あの速さでやられては何が起こってるかもわからないだろう。

そのまま、旭は壁まで行き壁を蹴る。

勢いを増し男を後ろから殴り吹き飛ばす。


「こっちも終わったよ。そして残念12秒でした」

見るともう一人倒れている奴が。

5人終わったか。


「よし、行くぞ」


「は、はい」

まじかで見ると信じられないような迫力だったとしり込みかけた凪であった。










俺氏、湊とか、旭とか、凪とか好きすぎるんすよね。

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