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大体の問題はフィジカルでどうにかなる

「嘘か誠か佐野湊武勇伝〜」

「またか」

「またです」

「何でですます口調なんだ?」

「ほら、司会っぽいじゃん」

「今回はこちら。ペンネーム逆立ちスカート覗き魔から」

「変態じゃねーか!そいつ」

「まぁペンネームだし。じゃ読むよ。え〜佐野湊さんはイケメン過ぎて大体のセクハラは許されるそうですが。東京スカイツリーのてっぺんまで壁を登ったことがあると言うのはホントですか。だそうです」

「前置きと質問が関係なさすぎて驚いてるんだが」

「ついでに言うと作者もまるで作者が下ネタ好きみたいで書くの嫌だったそうです」

「じゃあ書くなよ!」

「あ、時間ない、ほら答え、アンサー早く!」

「それは嘘。そもそも登らなきゃいけない状況がそうそうないだろ。登ったことねぇよ」

「それを言うなら瀬戸内海を渡らなきゃいけない状況ってのも謎だけど…。ま、いっか。というかことでした。それでは乙!」

人並みを掻き分け、見つけた実行犯と思われる男にゆっくり近づく。

そして、背後から一撃。

素早く手刀をいれ意識を刈り取る。

ここまでok。コイツの仲間と思われる奴らにもバレてない。

次は、ふと窓に影が見えた。

(あぁ、旭か。どこ見てんだ?)

あっちの方には確か。

さっきのビル。

走って去っていく旭。

それはまるで自分の役目はここまでと言っているようだった。

嫌な予感がして最前列へ向かう。


「すいません」

肩がぶつかり睨んでくる親たち。

何故か全員すぐに目を逸らしたが。

そのとき、窓を何かが割る音がした。

音がした方に一瞬で目を向ける。

弾丸、軌道、生徒配置。

そんな言葉が脳内に浮かぶと共に俺は床を思いっきり蹴飛ばしていた。

アレは当たる。

これがタイムリミット?いや、まだ3分経ってない。

まだだ、まだ間に合う。

俺や他の奴らの勘は何となくだ。

だがアイツの勘だけは本物だ。

信じて良い。


思いっきり加速し1秒もかからずトップスピードに達する。

そしてそのお嬢様のすぐ横。

残り10㎝程度で当たる場所で何とか指で挟んだ。

急ブレーキをかけて止まる。

あ、少し床が凹んだ。

まぁ、良いこれで何とかなった。

周りはこの突然の出来事に呆気にとられていた。

そんな中動いてきたのは一つの影。

走り寄ってきて銃を取り出す。

みんな混乱しては居るがパニックにはなっていない。

それに何より俺が銃弾を取ったという異常事態。これで作戦が成功するか?

ただ、生徒たちは男が取り出した拳銃を見て口々に悲鳴をあげ逃げていく。

男が遂に俺と俺のことを呆然と見つめるお嬢様の所へきた。

取り敢えず心音は?

あ、居た。おい、逃げとけとアイコンタクトだけしておく。

少しして他の男たちもきて俺を取り囲んだ。


「手を上げてそこの嬢ちゃんから離れろ。別にお前に興味はない」

銃を突きつけて脅してくる男。


「やっぱりこうするのが手っ取り早い」

そう言って俺は最短最速の動作で男を掴み投げた。

勿論死なないように手加減はしてだ。

直ぐに次の男の銃を蹴り上げ。

腹にパンチを入れ前屈みになったところを手刀で意識を刈り取る。

もう1人は足を払って転ばせ手刀で意識を刈る。

投げた男が立ち上がってこちらに銃を構えてくる。

よく離さなかったな。が、ちょうど蹴り上げた銃が戻ってくるそれを持って俺も男に銃を向ける。


「っへ、テメェ銃を使ったことあるのかよ」

さも余裕があるように見せるため笑う男。


「無い、が大丈夫だろ」

親父にハワイでって返した方が良かったか?

その時、いきなり男のスマホが鳴った。

それと同時に俺は銃を放る。

瞬間情報が溢れ一瞬の間、気を取られる男。その間に俺は背後に周り手刀で最後の1人も沈めた。


「制圧完了。2分59秒。ギリセってことでいいかな?」




◇◆◆◆





「さて、逃走用の車が勿論あるよね。分かりやすく怪しい黒塗りの車で来てくれてると楽なんだけど」

そんなわけないかと思いながらいざ車が止めてあるだろう場所に向かうと3つ黒塗りの車があった。


「まぁ、違うんだろうけど」

体育館裏とも脇とも取れる場所にある駐車場。

先生と今日は少し保護者の車が止めてある。

中に人が待機してるだろうから5人、連れてくるやつも含めれば6人。

拉致った奴は後ろに詰めるとして大の大人5人。5人乗りの車で行けるか?取り敢えず分かったのはこの高校は意外と警備が甘いってことだ。

違う可能性もあるがリスクが高くないか?

一つ一つチェックしても良いが面倒くさいな。

目を瞑って耳を澄ます。

必要な情報だけを判別する。

きっと電話を掛けてくる。

体育館の方では騒ぎが起こってるな。

大丈夫、湊がどうにかしてる。

そして、実行犯に電話が繋がらないなら次は運転手だ。

かかった。


「コンコン、どうも」

フロントガラスを叩きながら声をかける。

中に居た男は驚きこちらを見る。

男は一度電話を切りフロントガラスを開ける。


「どうしたんだい?」

口調は平静を保ててるけど笑顔が少し引き攣ってる60点。

普通の人なら良かったけど俺相手には悪手だ。


「入学式見ないんですか?」

俺はここの生徒。


「いや、俺はこ、ここの事務なんだ。だから今自分の車で少し休憩してたんだよ」

そう言ってタバコの吸い殻を指さす。


「学校じゃタバコは吸いづらいからよ」

成る程、変に感じるところもないわけじゃないが大体の人は納得してしまうだろう。

事務なら生徒もあまり会わないだろうから顔を知らないかもしれない。


だが、残念だ。

バッドアンサーだよ。

俺はこの高校にいる全ての人物の名前と顔を把握してる。


「嘘吐き」





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