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慣れてからが一番怖い

「旭!」「湊の」

「「嘘か誠か佐野湊武勇伝〜ぱふぱふぱふぱふ〜」」


「はい、やってまいりました。今回の企画。え〜。こちらは作中きってのチートキャラと作者が明言して、え?してない?じゃあ今しました。佐野湊の噂を直接本人に聞こうというものです」


「それ需要あんの?」


「正直作者が書きたいだけらしいです」


「何だよそれ…」


「先ずは一つめ。ペンネーム蜻蛉さんから。佐野湊さんは瀬戸内海を泳ぎきったという噂があるそうですが実際のとこどうなのか気になりますと。え〜瀬戸内海渡ろうと思ったら直線距離で60〜80kmぐらいあるのかな?知らんけど。果たして泳ぎきったことはあるのか。仮に渡ったとしたら何故かが気になる。どうなんですか、湊さん?」


「お前がさんってつけるの気持ち悪いな。え〜、それはホントです。うどん買ってきました」


「え?マジで?」


「妹がうどん食べたいって言ってたから。買ってきた香川の」


「っすー、はい今回はここまで。また今度」

ビルを飛び移りながら今回の事件について話しているとうちの高校が見えてきた。

何とか間に合いそうだな。

そろそろ降りるか。


「ノリで付いてきたけどさ、これどうやって降りるの?壁伝って?」


「いや、そんなことしてたら時間かかるだろ。飛び降りる」

まぁ、最悪それでも良いが目立ちそうだし。

見られてない間にパッと降りたい。


「いやぁ、湊は大丈夫かもだけど。俺死ぬんだけど」

走ってるビルは大体10階ぐらい。

ここから降りて着地するのは危険か。


「あぁ、アレ使えば良いだろ。電線」

周りのゴムが切れてたりしなければ電気が流れてくることはない筈だ。

強度は少し心配だが、何とかなるだろ。


「成る程ね。オッケー」

そう言ってダイブする。足の裏で真っ直ぐ降りれば多分電線が切れるので体を横にして出来るだけ着地面積を大きくする。

そして電線2本の間ぐらいに上手く来て両方に身体を当てるように乗る。

その衝撃というか重さで電線が弛んで少し旭の身体が跳ねる。

そのタイミングで姿勢を整え、電柱を軽く蹴ってから着地した。

サムズアップしてくる旭。

俺も行くか。

ビルの壁と垂直に倒れ込み壁を走りながら落ちる。

そして下に着く前に壁を蹴って向かい側にあった電柱も蹴る。

そうして少し減速して地面に着地した。


「うーん、お前男友達作るの苦労しそうだね」

何でいきなり?

よく分からない旭の話は無視して高校に向かう。


「視えた」

高校の前に来て体育館に来たタイミングで旭が呟く。


「湊さ、実行犯探せる?」

今日は入学式かなりの数の保護者が来てる。

その中から恐らく複数居る実行犯を探す。

出来なくはないか?


「出来なくはないな」


「OK、今日入学するお嬢様守れる?…いや、あからさまに嫌な顔しないでよ」

だって、妹のこと見守らなきゃ。


「まぁ、良いぞ」


「オッケー、実行犯の数は4。全部抑えて」

絶対一人一人離れてるだろ。人並み掻き分けろってか。


「分かった」


「タイムリミットは3分」

タイムリミットあるのかよ。

3分ねぇ。


「Are you ready?」

はぁ、もう高校生だってのに。

こういう非日常において旭は少し子供っぽくなる。

俺も同じだけどな。


「Ready!」




◇◇◇◇




今回のターゲットは良いとこのお嬢さん。

正直あんな小娘楽勝だな。

学校の中ってのもあるんだろうけど対したボディガードも付いてない。

ちゃんと親に愛されてんのか?

俺らの組織にかかれば余裕だ。

誰の依頼かとかは俺みたいな下っ端には分からないがどうにもきな臭い。


「まぁ、俺は俺の仕事をするだけだ」

にしても、おせぇな。

作戦によるとそろそろの筈だが。

ったくあの新人何やってんだか。

銃も腕は確からしいがちゃんと組織だった行動ってのをだな。

一度スマホを取り出し時間を確認する。

今までも何人も誘拐して来てんだ。

慣れたもんだ。




◆◆◆◆




さて、どう探すもんかね。

窓割って襲って来たのを撃退が一番楽だけど。

視線、様子、あとは勘か。

普通保護者何だから自分の子を見る。

見た感じあのお嬢様の親は来てないみたいだし視線がお嬢様and窓の奴。

そして、時間を気にしてる奴。

1人見つけた、2人、3人、4人。

何だ、簡単じゃないか。

俺は人並みを少しづつ掻き分け進んでいった。




◇◆◆◆




「さて、湊が頑張ってるうちに」

俺も俺の仕事をしますかね。

先ずは、スナイパーの挑発かな。

組織だった計画なら絶対誰かしらがアイツの様子を見にくる。

最初スナイパーが狙ってた窓に行く。

取り敢えず今さっきの奴が居たビルのとこを睨む。

少しすると一瞬ほんの少し光ったのが見えた。

ニヤッと笑う。

直ぐに銃弾が放たれるのが見えた。

あの弾道当たる!

どうする!?

いや、大丈夫だ、俺は守ってって言った。

アイツは守る。

さぁ、移動しようここからは時間との勝負だ。




◇◇◇◇




「何だ、セットされては居るのか」

連絡しようと思って立ち止まる。

スナイパーが設置されてるなら撃つか?一応殺しも良いんだけっか?

そう思いスコープを覗く。


「!!」

ニヤッと不気味に笑う青年。高校生ぐらいだろう。

いや、そうじゃない。

あり得ないだろ。こっちを真っ直ぐ見てやがる。


「この距離を完璧にスコープを覗き返すこと何て出来ると思うか?」


「え?いや、この距離ってどの距離か分かんないですけど。少しの角度でもズレて見えるから無理じゃないですか?」

それを聞いて俺は即座に狙撃した。


「え?撃つんすか?」


「おい、連絡するぞ」


「あ、実行犯にですか?」


「…いや、上にだ」








すいやせんでした

特に書くことないっす

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