生きてりゃ命狙われることとかザラにある
遅れました、まずは謝罪の言葉をAPEXたのちい。
間違えたすいませんでしたサボってしまい申し訳ないです。
「縄あるか?」
すくなくとも一人だけで高校を襲おうとは思ってないだろう。
十中八九仲間が居る。
連絡させないためにも拘束しておきたかった。
本当は聞きだしたり、脅したりしたほうが良いんだが。
「あるよん。こんなこともあろうかと」
「決め顔すんな殴りたくなる」
何で持ってるかはこの際聞かないで置こう。
「ホントに縛るだけでいいの?」
スナイパー男を縛りながら旭が聞いてくる。
縛るだけだときっとすぐに仲間がコイツの元に駆け付けるし本来とれた優位がとれなくなる。
だが
「妹の入学式を見届ける方が重要だ」
「あは!人の命が危ないかも知れないのに?」
他人の命より妹の方が重要だ。
兄として入学式に立ち会わない訳には行かないだろ。
「そうだな」
今も世界のどっかで誰かが理不尽な死に直面してる、知らないことに興味なんて湧きようがない。
「オッケ縛れた」
「あぁ。それj...」
振り返って見えた光景に思わず呆れる。
「お前どんな縛り方してんだよ」
「亀甲縛りだけど?」
「キモイわ、もっと普通に縛れよ」
きっと俺の目は今ゴミを見るように軽蔑しきった目をしてるだろう。
「いや、ゴミに対してもこんな目は向けないわ」
「あっれー、俺今サラっとゴミいかにされた?」
「前からだ」
「おっと更に酷い事実発覚」
コイツが可笑しいのは今に始まったことじゃないか。
全く堪えてなさそうだし、俺の対応にも慣れてるだろ。
「まぁ、ちゃんと縛れてるから」
「当たり前だこれで縛れてなかったらブチぎれてたわ」
ふざけた調子の奴だ。
お前こそ人の命が掛かってること分かってんのかよ。
「行くぞ」
そう言って屋上の淵に足を掛ける。
隣のビルまで一メートルもないぐらい。
上から行った方が速いな。
ジャンプして隣のビルに移る。
振り返って旭が来たか見る。
「あはは、良い子はマネしないようにってテロップ流さなきゃだね」
そういいながら旭もこっちのビルに来る。
「急ぐぞ」
そう言ってビルの屋上を掛けながら進んでいった。
◇◇◇◇
「連絡が来ないと思ったらそういうことか」
配置に付いて目標を見つけたら報告するよう言っていた。
部下から連絡が来ないことを不審に思い来てみると縛られ気を失った状態だった。
「部下の失敗は上司の責任。これ俺も怒られる奴だよな」
てか、良く見たら凄い縛り方されてるな。
SAN値削られたわ、目が腐る。
「おい、起きろ」
「え、っは!す、すいません!」
「あぁもう過ぎたことはいいよ。自分で解ける?」
「いや、無理そうです」
そりゃそうだわな。
自分で解けるような結び方しないよな。
めんどくさいがしょうがない。
「ありがとうございます」
解いてやると部下が礼を言ってきた。
「にしても、手際良かったですね。もしかして普段から」
「してねーからな!?」
俺にそんな趣味はない。いきなり失礼な奴だな。
「え?そうなんですか?てっきり普段から縄解いてるのかと」
あ、深い意味ない感じね。
初心かよコイツ。
「取り敢えず実行犯に連絡するぞ、まだギリギリ間に合うかもしれない」
◆◆◆◆
「わざわざ、入学式を狙った理由。学校を狙ったのかとも思ったけどお嬢様を攫うのが目的なら辻褄が合うかも」
「っていうと」
ビルの上を飛び移りなが話す。
「登下校も結構ちゃんと警備されてるらしいんだよね。お嬢様、まだ学校の中の方が安心しちゃって警備手薄でしょ、それに学校側的にもあんまり大げさだと迷惑だろうし。普通学校の中には生徒以外入ってこない」
「でも、今日は入学式。関係者以外立ち入るのも不可能じゃないし一度入られたらすぐには分からない」
「そゆこと」
そして銃で窓を割るか何かしてそのとき起きた混乱に乗じて誘拐と。
「そんな上手く行くか?」
「そうよな~、俺たちなら出来るけど」
いや、やんないよ?
「相当な手練れか馬鹿か」
絶対大事になるよな。
「いや、なんないのか。隠蔽されるよな。そんな大事逆に」
「だろうね」
この街は意外と平穏な街ではなさそうだ。
色んな設定書こうと思ったけど忘れたんでまた今度。
評価してってね~