面接的なのと結果発表的なの
色々ヨロ(ブクマ、評価、お気に、感想)
旭の分かるようで分からない少し分かる例え(もうこの設定要らんくね?)
中旭「結構疲れたね」
中湊「そうだな」
中旭「何かテスト返されて採点ミスがあったこと伝えたらそこはミスじゃなかったけど別のとこにミスがあったみたいな気分」
中湊「マジで分からん」
中旭「いやさ、湊も血の通った人間なんだなって」
中湊「当たり前だろ」
俺は心音と彼氏君の座ってもらい。
俺はその対面に座る。
「まぁ、ただの質問なんだけどさ」
俺が改まってしまったが為に緊張している二人の緊張解くために言う。
「これは、心音に対する質問だ。もしだ、家族と恋人まぁ、お互いだな。が溺れるとかつぶれそうだとか轢かれそうだとかで片方しか助けられないとする。どうする?」
っすー。
何いきなり聞いてるんだこの人。
読んでる人も空気掴めてないですよ。
その質問本人の前で聞きます?
「......」
俯く心音さん。
それを静かに見つめる湊さん。
「......」
修羅場?
「...よ」
かすれた声で言う心音さん。
「なんて?」
「決められないよ。どっちも大切だから」
「はぁ、そうか」
ため息を吐いた割にはとても嬉しそうな優しい微笑みを浮かべる湊さん。
「参考までに聞こうか、彼氏君は?」
僕は...。
「多分、選べないと思います」
「はは、そうか」
そう少し笑って、感慨深げに俯く。
「さて、結果発表だ」
固唾を飲んで見守る。
「いやさ、別に無理やり別れなさいなんて言わないって言ったよね?気抜いて」
そういえば、そうだった。
湊さんの滲み出る強キャラ感に緊張していた。
僕と心音さんは少し肩の力を抜く。
「結果的には合格だね。でも、点数的には赤点」
え、赤点でも合格なのか。
「まず、最後の質問だけどさ。余裕で俺じゃなくて彼氏君を選んで欲しかったな。そもそも、俺が自分でどうにか出来ないのに助けてもらう場面なんてほとんど無いでしょw」
「た、確かに」
え?やっぱ強いの?湊さん。
「そんで、彼氏君。君は素直だね。選べない。そりゃそうだ命選ぶ行為なんて他人と家族で選べって言われたって難しい。君はきっとどっちも救えない」
ハッキリと言われた事実。
そうだ、きっと僕は命を選択出来ない。
出来たとしてもその重圧につぶされてしまう。
「彼氏君、君はさ。通り魔に僕が刺されそうになったとき庇おうとしたね。その行動自体は間違いじゃない。でも、あれはダメだ。あのままなら君は刺されていた。もし、死んでいたら?心音は悲しんだだろ。酷く無責任じゃないか。君はきっと誰にでも優しいから相対的に自分を疎かにしてしまうんだろう。でも、君は心音を幸せにすべきだろう?」
「そうですね」
その通りだ。
「うん、少し二人で話そうか凪君」
「はい」
あれ?今、名前で呼ばれたよな。
「実はさ、俺と旭さ、裏山グループに喧嘩売ったことあるんだ」
「え?裏山グループってあの?」
「うん、日本の二大企業の一つだね」
え?喧嘩を売った?
どういうこと?
「まぁ、少しそこに心音が一枚噛んでてね。報復とかは無いとは思うけどさ。普通に心音は巻き込まれやすい体質っぽいから一応気を付けてくれるとありがたい」
巻き込まれやすい体質...。
「はい、気を付けます」
「うん、僕も気を付けるけど。心音のことを幸せにしてもらえると嬉しい」
ホントに中の良い兄妹だ。
お互いにお互いのこと思っている。
とても、美しい絆が見えた。
「じゃあ、僕からも一ついいですか?」
「何?」
「自分のことを大事にしてくださいだそうです。学校生活とか自分のことばっかりで疎かにしてるんじゃないかって、迷惑かけてるんじゃないかって心音さん言ってました」
「そうなのか、そうだな。妹に彼氏が出来たことだしぼちぼち自分の学校生活見直すか。あ、そうだ。もし良かったら鍛えてやるから偶に来な」
「はい!分かりました」
序章終わりそして毎日更新も多分終わり。
過去編書きたいけどまだ早い