表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我らソビエトに栄光あれ!  作者: 新山翔太
5/38

5章「ワークス基地第三戦闘機庫にて」

3と書かれた扉をリロサヤが開くと、戦闘機が多く置いてある、第三戦闘機庫に到着した。

ああ、これだ。兵器の、この機械の生臭さ。

そして、やかましい整備士達の声。

この空間は好きじゃない。

だが彼は退かず、ずんずん進んでいく。平気なのか?彼は。

子供兵、やっぱり可哀想だな。洗脳され、軍人に育てられるのだから。

やがて、il2の前に着いた。振り返り、リロサヤは言った。

「これは僕の軍機です。さあ、どうぞお入りください。直に隊長の軍機も届くと思いますが・・・」

彼のil2は・・・迷彩模様に輝く星と、Eskと描かれた名前のサインが印象的だった。

特に追加武器も無く、シンプルにまとまっている。

「・・・そういえば、これ僕のサイズに合わないんじゃないか?」

おそらく特注だから、大人には小さいのでは無いか。

「ああ。レバーは外せるので、サイズは自由に変えれるんですよ。僕はずっとレバーを持ち歩いてます」

彼はポケットからレバーを取り出した。確かに一回り小さい。

彼はレバーをしまうと、コクピットの近くにしゃがんだ。

・・・まさか、踏んで登れということか?

「い、いや、大丈夫だから!普通に自分で登るから大丈夫!」

「・・・そうですか?」

流石にこんな小さな子を踏むのは罪悪感あるよ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ