4章「兵長、上等兵、一等兵、一等兵」
R7と書かれている、ドアの前に到着した。
「・・・よし。待っていろ。呼んでくる」
中佐はそう言うと、ドアの中に入った。
耳を澄ませると、声が聞こえた。
「整列しろ!隊長のお出でだ!」
中佐、きっと怖いんだろうな・・・。
ドアが開いた。
「何をやっている。早く入れ」
そう言われたので、中に入った。
身なりを整えて・・・。
入ると三人の兵士が敬礼し集まっていた。
緊張する。・・・いや、隊長がオロオロしていたら隊は終わりだ。自信を持て、ハワナ。
よし、話そ
「モスクワより参りました、シュワーゲツ・サラ上等兵であります!サーライト隊長、よろしくお願い致します!!」
あああああぁぁぁ・・・話そうとしたのに・・・。
・・・・・・まあいいか。
「あ、ああ・・・よろしく頼む。・・・貴官は上等兵なのだな」
「仰る通りであります!過大評価を頂いております!」
彼の赤い目がギラりと光る。
「期待しているぞ。で、そちらは・・・」
「サンボルより参りましたぁ!ロンラワマ・スクワーデス一等兵でありますっ!」
ああ、これ確実に僕より緊張しているな。冷や汗床に垂れてるもんな。
「・・・大丈夫か・・・?」
「至って健康であります!」
即答したよ。
次に、一番小さい少年が名乗った。
「同じくサンボルより参りました、エスカイア・リロサヤ一等兵であります」
良かった、ちっちゃいけど真面目だ。いい子だいい子だ。
「こんにちはリロサヤ一等兵。よろしく」
三人の前に立ち、名乗った。
「僕も名乗らなきゃな。・・・ハワナ・サーライト兵長だ。皆知ってると思うが、僕は兵長になりたてだし、それにレンサー軍も初めてだ。うん。一切知らない。君達には、迷惑をかけると思うが、どうかよろしく頼む」
そう言った。
だが皆拒否する様子はない。皆いい人なんだな。
「そうだ。隊長、航空機倉庫に行きましょう。色々と指導します」
リロサヤ一等兵が手を挙げ言った。
「ありがとう。じゃあ、行こうか。二人は自由にしていてくれ」
部屋から出て、ドアを閉めた。
セロ「貴様。覚悟は出来ているな」
作者「どうか許してください!アウシュヴィッツだけは!」
セロ「ここはナチスじゃないぞ!!!お前はシベリア送りだ!凍えて死ね!!!!」