28章「都市破壊作戦編 6」
僕とスクワーデスは話をしたあと、睡魔が来る事を願いながら、眠くない身体に無理矢理目を閉じさせた。
目を閉じると周りの細かな音がよく分かる。
トラックのタイヤが砂利を弾き飛ばす音、車内の揺れで銃がカタカタと揺れる音。
そして僕の頭の中には未だにあの襲撃の時のけたたましい銃撃音が鳴り響いていた。
・・・・・・
「・・・起きて下さい、隊長」
誰かが僕の肩を揺する。僕はその少し心地良い揺れに目を覚ました。
「着きましたよ」
僕の目の前にいたのはリロサヤだった。
「・・・ああ、もう基地か」
「はい。皆行ってますよ。僕達も行きましょう」
僕はトラックの出口の方にいるリロサヤを見ながら、近くの僕の銃を持ち、立ち上がった。
「いてっ・・・」
トラックの硬い荷台で寝たので当たり前だが、下半身が痛む。基地のベッドが恋しい。
僕は彼の方に歩き始める。
・・・・・・
「あ、隊長さーん!」
基地の入口を通り、広い多目的室の方へリロサヤに案内されていた。
到着すると、テーブルの方でスクワーデス、サラと、ロンガーシャが朝食を食べていた。
メニューは物資不足のワークス基地と違って、人が多いのもありエスカペル空軍基地の朝食はまだ美味しそうだった。
「やあ、おはよう」
「おはようございます、軍曹」
ロンガーシャは挨拶をした後にウインナーをさも高級レストランのディナーの様に食べた。
「夜に作戦成功祈願のパーティーがあるから、来る様にしてくれ。それまでは自由にしてもらっていい」
ロンガーシャはそう遅れた僕に伝えた。
「はい」
僕も空いてある席に座り、朝食を食べた。周りは活気付いて賑やかだった。




