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24章「都市破壊作戦編 2」
皆思い思いの事をしていた基地は、軍曹が来た事により一気に慌ただしくなった。
皆が準備をし始める中、一人セロは壁にもたれ、煙草を吸っていた。
我関せずと。
・・・・・・
「さて、集まってくれてありがとう。これより我々は作戦決行場所近くの基地、エスカペルに向かう。トラックに一部隊ずつ乗ってくれ。そして、その車に一人、上官が同乗する。武器はエスカペル基地で用意される。では、乗り込み開始!」
ロンガーシャは少なくともセロよりはカリスマがあった。
既にトラックの荷台の前に並んでいた隊員達は、ゾロゾロとそれに乗り込み始めた。
乗る前にちらりと隊員の顔を見た。少し笑みを浮かべている隊員も居れば、何か漠然とした不安を隠しきれていない者も居た。
「・・・さて、君達の隊は私が同行する。トラックの中に武器があるから、いざとなったら使用する様に。・・・では、楽しい旅にしよう」
大佐が乗り込んで十秒ほどした後にトラックは速度を上げ動き始めた。
夜風が冷たい。ソビエトの荒地に、戦争の冷たい風がただ走る。
トラックの中でふと思った。




