表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我らソビエトに栄光あれ!  作者: 新山翔太
2/38

2章「三人の兵士」

サンボル基地は本国の中でも忠臣にあり、そこから20キロ先にあるのが、レンサー軍本部ワークス基地。モスクワのすぐ近く。

朝から暗い気持ちだった。

異動の話ではない、指揮官の話だ。

ソ連レンサー軍レンサー航空機閃光隊七部隊。

それが今日到着予定の指揮する部隊の名前だ。

先に渡されたレンサー軍指揮官の勲章。

まだ指揮官にもなっていないのに。

銀色に輝き、R7という数字と鎌と槌が記されていた。

その美しさが、逆に僕を威圧させた。

揺れる軍用トラックに乗せられている中で、隊のメンバーの書類を見ることにした。分厚い本の中で、自分の隊のページを開く。

・・・・・・

レンサー軍航空機閃光隊七部隊

シュワーゲツ・サラ 上等兵 TAC.シュワ

ロンラワマ・スクワーデス 一等兵 TAC.ロンラ

エスカイア・リロサヤ 一等兵 TAC.エスク

・・・・・・

サラ上等兵・・・真紅な目と、茶髪が印象的な青年だ。正直羨ましい。

スクワーデス一等兵、女性の様だ。ポニーテールと、金髪。何故か死んだ目。

リロサヤ一等兵、明らかに緊張しているな。それに、まだ少年だ。最近は子供兵もいるが、彼もその一人か。

何にせよ、会ってみないと分からない、けど・・・。

「気が重いな・・・レンサーエネルギーって詳しく知らないし・・・」

乗り心地の悪いトラックの中で、理不尽な運命を死ぬ程憎んでいた。

TAC=TACネーム。無線で呼び合う時、この名前で呼ぶ。ちなみにハワナのTACネームはカッコつけて「イーグル」にしている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ