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13章「不死鳥襲来編 2」
目を覚ますと、第七部隊の寝室の天井が出迎えてくれた。
「・・・早く起きすぎたか・・・?」
窓を見ると、まだ祖国の満天の星空が浮かんでいた。
「・・・」
廊下を散歩することにして、ベッドから出た。
サラとリロサヤはまだ寝ていた。
・・・・・・
「・・・む?サーライト兵長。調子はどうだ?」
「中佐殿!」
猫背になっていた背筋を戻した。彼は僕が初めて基地に来た時に案内してくれた人だ。
「そんなに改まらなくてもいい。今は私と貴官二人しかいないのだ。貴官の行動を監視する奴すらも、この夜にはいない」
「そうですか・・・」
確かに、廊下は静寂を包み込んでいた。
誰かが来れば、この時間は、自分一人だけの世界だ、と思える程。
「少し付き合ってくれ。この夜に一人は寂しいものだからね」
・・・・・・
休憩室の鍵を開けて、席に座った。
カラナタ・エンブラス中佐・・・。彼はレンサー軍設立からこの基地に居る、実質的な基地長だ。
「私は、この夜が好きだ。くだらない人間関係、軍、地位、そして、・・・不死鳥の件についても」
「この事は、どうか内密に・・・私の選んだ男、ハワナ・サーライト」




