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10章「戦闘」
空に浮いた。二回目だ。
今回は景色なぞ見る余裕はない。索敵をしなければ。
ギアを上げて、辺りを首を動かし見回した。
敵は何処だ。
「こちらシュワ!二時の方向に敵機発見!機体数は三つ確認出来る!小型二機、中型一機!」
「こちらエスク了解!」
「イーグル了解!」
舵を切る。
見える。三機並んでくる!
「正面から撃ってくるつもりだ!下降して避けろ!」
舵を奥に倒す。浮遊するような感覚と共に、下に落ちていく。
途中、銃声が聞こえる。狙い通りだ。
後ろに回り込んだ。
「エスク!貴官が一番近い!どれでもいいから撃て!」
上に向かうと、既にリロサヤは一機撃墜していた。小型らしい。
「よくやった伍長!」
三対二。有利になった。




