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少年A  作者: 水谷遼
8/10

5/28(日)

5/28 (日)


中間考査が終わりました。

出来は最悪だと思います。

15番内は明らかに無理。

何とかしなかったらパソコン使わしてくれなくなるかも。


別にさ、パソコンがいけないわけじゃないと思わない?

一応やることはやってその後ちょっといじってるだけなのに、

テストの感想言ったら「パソコンばっかりやってるからこうなるのよ!」だってさ。


俺のことちゃんと見てたらそうじゃない分かるのに。

どうせ成績表だけ見て全部決めるんだろうけど。

あんな紙切れで日頃の生活までいろいろ言われる筋合いなんか無いわ。
















話は変わりますが、昨日歯医者に行ってきました。

テスト終わりで制服を着て行ったんですが、

そこの看護婦さんが

「君、青峰学園の生徒なの?頭いいんだね。」って言ってきてね…


これには相当腹が立ったわ。



「俺=青峰学園の生徒=頭がいい」っていう事なんだろうけど、

一くくりに考えないでもらいたい。

第一に他のバカ共と一緒にするな。

それに、俺を評価するのに、学校の名前で判断するな。

俺の価値はそんなことで決まるものじゃないと思うんだけど。


俺のことをろくに知らないのにそんなこと言えるのかよ。




でも、結構こういう人多いよね。

集団の評価をそのまま個人に当てはめて考える人。

何も考えてないっていうか、バカっていうか。

ほんとイライラする。

褒め言葉でもムカつくわ。













ここまで書いて気付いたよ。



やっぱり俺は他の奴らと一緒に見られるのが嫌なんだよね。




先週あんなに書いてまだこんな泣き言書いてるし。



























でもやっぱり思うんだよね。









自分が欲しい。


自分の居場所が欲しい。




























俺って人並みどころかそれ以下の小さな人間だよな。











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