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少年A  作者: 水谷遼
10/10

6/11 (日)

あっけないほど何もなく一週間が過ぎていきました。

もうみんなハムスターのことなんか忘れてるし。

親父が「次はオウムでも飼おうか」だってさ。



何か肩すかしだな。

夢に出てきてうなされる位のことは覚悟してたんだけど。





所詮はペット、単なるオウムの代用品。

1週間たって家族が誰も気に止めてないのがその証拠。





別にいてもいなくても変わらない存在。

いるからといって何が変わるわけでもない存在。












俺もそう。


ましてや修二の劣化版。








結局俺の夢はさっさとついえたわけで。

ハムスターくらいだったら何にもなんないか…。




さすがにこれ以上やるのはまずいか。

犯罪になっちゃうね。











いっそのことやっちゃう?


そうしたら特別になれるかな。













やめよ。そんなこと思うなんて精神病んでるよ。


健全でいないとね。









あ〜あ、勉強する気起こらない。

言うの忘れてたけどあの学校毎日小テストあるんだよね。

もういいか、面倒だし。


点数悪かったって誰にも迷惑かからないでしょ。

親は無視しておけばいいだけだし。











オレの人生もうすぐGAME OVER。


コンティニューしたい。


次は違う人に生まれたいな。















もういいや。










疲れた。








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