表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

新世紀の殉教者

掌で眠りゆく惑星

作者: keisei1

 寒空さむぞらが 流れゆく季節が訪れた街

 頬が赤く 火照ったあのの 影絵が夕闇に伸びる


 あたたかい歌のために 作られた二人の心が一つになったよ

 胸が痛む想い出も メロディーに溶けて 弾けて消える

 一欠片の 夢の掌で眠りゆく惑星



 恥ずかしい心の裏側で 満たされぬ気持ちのままで

 どうすれば このもどかしさを 誰かに伝えられるのかな


 心苦しい時も 雨が降っては止み 目を閉じては開き

 辛く胸裂かれる日々も 嘘のない言葉 探しあぐねては

 悔しくて 泣き崩れる 眠りゆく惑星


 

 傷だらけの御姿のあとの

 苛立ちも 気恥ずかしさも 拭えぬ記憶の中



 消えてしまいたい そんな日々も 夜に映る影法師に隠れ

 意味も 心も捨てれば どんなに楽かと もがく

 頬に口づけして 逃げる 眠りゆく惑星 


 書き殴った言葉の裏 見え隠れする 本当の心たち

 誰かが僕に与えた幸せも 一瞬にして 弾けて消える

 笑い顔も泣き顔も 抱きしめた 眠りゆく惑星


 

 心あがく そんな日々にも水をやる 眠りゆく惑星



 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ