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狐の婿入り  作者: taart
1/5

1…最後の独身友達

作品が何個かあるのでゆっくり更新します。

それと、仕事もあるので遅れると思いますがどうぞ呼んでください。


出来れば評価もしてもらうと嬉しいです。

お母さんが生きている時にこんな話をしてくれた思い出がある。


突然の降る雨。


こんな日には狐さんがお嫁に入るのよって。


こんな言葉をすぐ信じてしまっていた子供の時はどんだけ純粋な心を持っていたのだろうか。






私、西条(さいじょう) 春香(はるか)28歳は未だ彼氏も居なく独り身である。

つい最近父親も、母の後を追って逝ってしまった。


兄弟もいない私は完全に頼る人も居なく周りの友達もどんどん結婚してしまい、学生時代に

誰が早く結婚するかなんて語り合った事を思い出すと虚しくなるだけだった。



とりあえず幸いな事は私の友達の中でも1人だけ独身でその子も彼氏もいない事だ。

仕事終わりにたまに会いの居酒屋で語るのが楽しみとなっていた。


今日はその子と一週間ぶりに会う。

久しぶりではないのだけど、なんの趣味もない私はその事だけが楽しみとなっていた。



待ち合わせ時間より少し早く来てしまった私はとりあえず生ビールを頼むとのんびりと待つことにした。



数分経ったぐらいで友達の友美がやって来た。



「お疲れー友美の生ビールも頼んどくね」


「ありがとうー!お疲れ様!」


たわいもない会話をしベロベロに酔っ払うのが今までの私達だったが、

今日は友美はなんだか落ち着きがない。


気になった私は聞くことにした。


「友美今日…変じゃない?」


「…」

いつもだったらそんな事ないと笑っているが、今日はやっぱり変だ。


少し沈黙が続くと友美が口を開いた。


「私、結婚する事になった」




「え?」


突然の言葉に目が点になるとはこの事だと思った…











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