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いあほん

作者: 狗月ユウ

この世界はいつも同じでさ

代わり映えしない景色に飽きちゃったりもする

そんな時はとっておきのあの方法

必要なのは1本の線と1つの固体

2つの道具だけで 僕の世界の出来上がり


この耳の中から入り込む振動が

現実に夢を見せるんだ


時には気分が揚がってさ

軽快なダンスなんて踊ったりして

冷たい視線に戸惑うときもあるけれど

僕の世界に来たならば

きっと踊らずにはいられないよ


だけど本当に申し訳ないけれど

僕の世界は僕にしか創れなくて

君たちには見せられないんだ

だから冷たい視線をくれる皆に

興奮と感動なんて与えられない

けれどそれで良いんだ


だって僕の世界は

全ての皆に楽しいわけじゃないのだから

君の世界に僕は入れないけれど

君の世界が幸せなら

きっとそれは正解なんだよ


そんな感じで今日も僕は

2つの道具で世界を創って

軽快なダンスに加えて

見事な鼻歌なんて披露したりする


僕にしか創れない僕の世界に

僕が生きてられてることが幸せで

そこにどんな邪魔が入ったって

僕は僕でいられるんだ


それでもその冷たい視線には

たまに負けちゃうこともあるよね

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