【梓の間】の宿泊人。
【藤の間】に泊っていたという管上秋聖さんの次に私が話を聞くことにしたのは、【梓の間】に泊っていたという、天童景翔さんと天童景天さん。
そして、この2人は前にも話したように双子であり、今のところ犯人である可能性が一番高い。
なので、私は双子に対しても、今までと同じように早速本題から話を進めることにしたのだが、それと同時に少しだけ仕掛けてみることにした。
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私「あなた達は犯人ですか?」
景翔・景天「はあっ!?何言ってんだよ!?」
景天「なんで俺等が疑われなきゃいけないわけ?」
景翔「意味わかんねぇーんだけど?」
景天「ちゃんと説明してくれる??」
私「おぉ!さすが双子ですね?」「息がぴったりです!!」
景天「よく言われるけど、そんなの今は関係ぇねーだろ?」
景翔「そうそう、今はなんで俺等が疑われてるかって話をしてんだよ!」
景天「だから、今はそれについての話だけでいいんだよ!!」
私「関係ないですと!?」「いえ、それは間違ってますよ!」「息ぴったりだということは、関係大有りですからね!」
景翔・景天「はあ?なんでだよ?」
私「それはですね?」「殺人を犯そうとしている時に喧嘩してばかりだと困るでしょう?」
景天「まぁ・・・それはな・・・」
景翔「だけど、それは俺等が犯人だったらって話だろう?」
景天「じゃあ、俺等が犯人じゃないんだったら、関係ない話じゃね?」
私「そうです!その通りです!!」「それは、あなた達が犯人じゃなかったらの話です・・・」
景翔「なんだよ!そのいい方!!」
景天「じゃあ、お前は俺等が犯人だとでも言うのかよ?」
私「えぇ、もちろんです!!」
景天「なんでだよ!?なんで、そう言えるんだ??」
私「それはですね?」「あなた達が被害者の部屋から犯行時刻に出てくる姿が目撃されているからですよ!!」
景天「なっ、マジかよ・・・」
景翔「誰だよ・・・見てたのって・・・」
私「それは言えませんよ・・・」「あなた達がまた刺殺しに行くかもしれませんし・・・」
景翔「おっ、俺等は誰も殺ってねぇよ!!」
景天「マジで殺ってねぇから!!」「信じてくれよ!!」
私「信じろ・・・ですか・・・」「では、なぜ被害者である近藤美羽さんの部屋にあなた達は行ったんですか?」
景天「それはっ・・・」
私「理由を話せませんか・・・」「それはあなた達が犯人だということを示しているようなものですよ?」
景翔「わかったよ・・・」「話せばいいんだろ?」
景天「ただ、俺等が疑われる原因を増やすだけなような気がしてさ・・・」
私「話してもらわなくても、私的には別に構いませんよ?」「まぁ、それ以外にあなた達が殺人を犯していないということを説明できればの話ですがね・・・」
景天「それもそうだな・・・」
景翔「じゃあ、話すぜ?」
景天「まず、俺等は彼女のことを知っている・・・」
景翔「要するに、あいつとは知り合いで、挨拶しに行ったということ・・・」
私「では、その挨拶の内容を詳しく伺ってもよろしいでしょうか?」
景天「マジかよ・・・」
景翔「マジでそこまで話さなきゃいけないのかよ・・・?」
私「先ほども言いましたが、私としましてはあなた達が無実を証明したくないならば、別に話していただかなくても構いませんが?」
景翔「わかった・・・わかったよ・・・」
私「そうですか?」「では、続きをよろしくお願いします」
景翔「じゃあ、まず先に話しておくけど、あいつとは高校が同じなわけ」
景天「で、それで宿の入り口でたまたまあいつを見かけて、俺等で「あれって、近藤美羽じゃね?」って話していたんですよ・・・」
景翔「それから、「じゃあ、部屋まで会いに行く?」っていう話になって、会いに行くことが決定したわけ・・・」
景天「あっ、でも、俺等が会いに行ったときは普通に元気だったぜ??」
景翔「互いに笑って「久々~」的な感じでよ・・・?」
景天「まぁ、簡単に説明するとそんな感じなんだけど、それでいいか??」
私「はい、大体の話はわかりました・・・」」「なので、これくらいで私からの話は終わりです」「色々とご協力ありがとうございました」「では、質問とかがなければ出て行っていいですよ・・・」
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さて、【梓の間】の人の話は、とりあえずこれで良いでしょう。
では次に、【桜の間】の人の話を聞くことにしましょうか―――。




