76 七草の推理
「全ての状況を踏まえて照らし合わせると
見えて来るものは、なんだ?」
「えっ⁉︎ いきなりふるなよ。解らんよ!」
七草とヨッシーが
朝食とは、あまりにも不釣り合いな
会話をボソボソとしていた。
「いいか、ヨッシー!
まず、両隣りの騒しさだよ。
両方が同じように騒がしいかったという事は
取り敢えず両方同じ様な事をしていた。
…と推測するんだ。
だとすると部長と七海と言う
エロお化けを有しているんだ。
エロ事に、いそしんでいたと見る事が妥当だろう。
…だとすると、スワッピングだな!」
「スッ、スワッピングゥ⁉︎ 部長とチョン君!
七海と短亀ちゃんで致したって事なのか!」
「そんな訳ねーだろ!それは発展し過ぎだ。
勘違いすんな。
だがな、部屋をシャッフルした事は間違いない。
しかし部長も七海も前科持ちだ。
今回は、そこは控えたはずだ。
チョン君は永遠の童貞を目指してるから
その気はない。
すると消去法で浮かび上がるのが短亀ちゃんだ。
彼女なら、やりかねんぞ!
あの、たらし込みと実行力は他を圧倒する。
その術に長けた部長でさえ
凌駕する実力の持ち主だ。
その才能で彼らと
独自の交渉をしたのではないかな。
彼らのウィークポイントを
ピンポイントで、つついて揺さ振り
口説き落とし、ねじ伏せたんじゃないかな。
誰にも心の鍵ってものがあるだろ。
部長と七海は錠さへ渡せば、勝手に開け放つ。
扉がパンパンで破れそうになるくらい
欲望で一杯になってるんだからな。
要は、きっかけなんだよ!
何かを我慢している人間には
きっかけを与えてやればいいんだよ。
何で我慢してるのか?まず疑問を抱かせる。
その事自体が正しいのか?
それをする意味があるのか?
畳み掛けて、追い込むんだ。
慌てたり焦ったりすると冷静な判断ができない。
自分が答えを出せない事で
相手に依存してしまうんだ。
決定権を簡単に開け渡してしまうんだよ。
部長から、それを委託された短亀ちゃんが
七海との交渉に向かったんだ。
アイツには部長がシタがってるって
ストレートに言えばいいんだ。
七海の破裂しそうな精巣に訴えてやるんだ。
アイツ、イソイソと部長の元に向かったはずだ。
後はチョン君だ。
コマネズミみたいに逃げ回ったんだろうな。
まあ無駄な事だがな。
秘技で寝技喰らって尺八吹かれたんだろ。
吸われたのか!まっどっちでもいいし
どっちもかもしれんし!
信じるか、信じないかはあなた次第です!」
「あなた次第って、もうそれしかないだろ。
アイツら毎回毎回
合宿をエロの祭典にしやがって許せん!」
「まあまあ、そんなに目くじら立てなさんな。
ヨッシー!アンタは何かと硬すぎる。
まあ、そんなアンタが
私の暴走をいつも制御してくれてるんだから
感謝して、やまないんだけどね。
アンタだって、たまに解放してやっていいんだよ。
自分自身を...
アンタ自身だよ。アンタを縛ってるのは…
自分だけ
規則や規律を守ってるって思ってるんだろ。
それで不満が出るんだ。
私だけ!自分だけ我慢してるって…
たまにハメをはずしていいんだよ!
元々真面目なんだ。
少々やらかしても、大した事には、ならんだろう。
自身を全力で解放してやるんだ。
規則なんて管理者が
自分が、やりやすい様に勝手に作ったものだぞ。
そんなルールと言うレールに
乗っかったままでいいのか?
自分の規則を作れよ!
自分だけの規則と言う列車で
ルールと言うレールを走れよ!」
「ごめん!ナクサ!
最後のルールとレールのくだりが
良く理解できなかった。
でも、わかったよ。
確かに私は、いろんな事に捉われ過ぎかもな。
今回は、大目に見るよ!」
「そうしとこう、今から神社参りだしな
揉め事は、やめとこう。」
「そうだな!」
続く




