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短亀摩姫ちゃんの神髄  作者: 桂虫夜穴


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48 女の子達の禁断の果実


「千晴、さすががだな。

この曲は、元々キーボード演奏は、無いけど。

しっくりくる即興アレンジで

しかも音に厚みが出てる。」


「七海君こそ、ギタープレイも上手ですけど

演奏スタイルもカッコ良かったですよ!」


「オイオイ!カップルで褒め合うのは

ベッドの上だけでやってくれ

はたで見ちゃおれんよ!」


七草の嫌味が始まった。


「そっ、そうだな!すまん。つい...」


「七海くん!謝る事は、ありません!

良いものを良いと申し上げただけです。

何も恥じる事は、ありません。

それより、ベッドの上は、余計です。

それこそ、失礼極まり無いです!」


部長は怒り心頭だ。それをヨッシーが制した。


「まぁまぁ、そのへんにしとけよ。

あんなに演奏は、まとまってたのに

終わった途端、口論って何なの?

そんなんじゃ本番の大事な場面で

何かやらかすのは、目に見えてるよ。

部長も毎度毎度七草の挑発に乗るなよ!」


「だって、七草さんが私の嫌がるスイッチを

しつこくカチカチ鳴らすんですもの。

それでつい...」


「部長は、エロいくせに

エロいと言われるのを嫌がるからな。

不思議だ!」


「不思議でも何でもありません!

そもそも私はエロくないですし

エロいと言われて喜ぶ女の子は

いないと思いますけど!」


「だそうだ。それが、部長の自己判断だ。

もう、それで充分だろ。

ナクサもいい加減にしとけよ。

たった一回しか練習出来てないじゃないか。」


ヨッシーの言葉に七海が同調した。


「そうだな!ヨッシーの言う通りだ。

気持ちをまとめてしっかり演奏しよう。

気を取り直してもう一回行くか?」


「そうだな。」

「そうですね。」





「今日も夕食美味しかったです。

ごちそうきまでした。J


部長と短亀ちゃんが流し台に並び

食器洗浄機にお皿を並べている。


「そう良かった。中々献立が大変なんだけど

喜んで貰えたのなら良かった!

そうだ!短亀ちゃん。

今日のベースの演奏カッコ良かったよ。

七草さんと息が合ってたし最高だった。」


「本当ですか!うれしい!」


そう言いながら

短亀ちゃんは部長の背後から抱きつき耳元で囁いた。


「頑張ったぁ、ご褒美にぃ、今日もお風呂…

お供していいですか?


「あっ!ええ〜っと…今夜は、ごめんなさい。

ちょっと調べ事があって..…

宿題と、あと、そうだ!

明日のピアノのアレンジを少し考えたいの…

だから、こめんなさいね。

お風呂、先に入ってくれるかな!」


「えーっ!私楽しみにしてたんです。

それ終わるまで待ってます!」


「短亀ちゃん!

部長も色々一人で切り盛りして疲れてるんだ

風呂くらい一人でゆっくり入らせてやれ!」


ヨッシーがフォローした。


「あっ!そっ、そうか。すいません!

私、気がつかなくて。失礼しました!」


そう言うと短亀ちゃんは

そそくさとリビングを出て行った。


「親しき中にも礼儀ありだ。

先輩後輩なら越えてはならない一線がある。

それを越えたらその関係は、崩壊する。

そうだな!部長。」


七草が部長の瞳の奥を覗き込む様に諭したが

部長は、後ろめたさにパソコンを開き眼をそらした。


「そっ、そうですね!同感です。

その点は、気をつけなくては…ですね!」


そう言いながらキーボードを叩いた。


「部長のヤツ…七海と何かあっても平然として

したたかぶりを全開させるけど。

短亀ちゃんとなるとオドオド、ドギマギで

後ろめたさ、見え見えだな!」


ヨッシーの言葉に七草も同調した。


「ああ、あの二人妖しいな。

女の娘同士で禁断の果実をかじったかな?」


「リンゴスターをかじったのか?」


「そこは、リンゴでよろしい!」


「そうだな!」



続く

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