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短亀摩姫ちゃんの神髄  作者: 桂虫夜穴


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40 ポカスカポカスカ!


休憩の後に渓流に鮎釣りに行く事になったので

みんなショートパンツなど

濡れてもいい服装に着替えに自室に戻った。


「ヨッシー!作戦をぶち壊すような事を言うなよ!」


「アンタが、いらん事を

みんなの前で言うからだろ!

しかも作戦ってなんだ?

何も聞いてねーぞ!」


「極秘作戦だからな!」


「極秘でも私に言わんで、どーするんだ!

ワンチームだろーが!」


「あーっ!ヨッシーそれ、もう古いよ。

死語に、なりつつあるんだよぉ。」


「昭和かぶれのアンタから言われたくねーわ!」


「昭和かぶれものでは、なーい!

昭和マニアックスだ!」


「かぶれでいいだろ!

かぶれものは、なんか吹き出物みたいで嫌だな!」


「アンタの好き嫌いで

言葉を選んじゃいないからね!」


「ああ、そうですか!

あっ!早く行こーぜ!みんな待ってるぞ!

河原の方も綺麗だって言ってたからな!

釣竿まで用意してくれてるんだ。

至れり尽くせりだな!」


「そだね〜!」





「ウヒャー!マジで釣れた!

初めてだよ!鮎釣りなんて!」


「ビジナーズラックだな!」


「よっぽど腹減ってたんだな!

ナクサに釣られるなんて!」


「ウッセー!ウッセー!運も実力の内だろ。

そうだ!このまま鮎釣り名人を目指すかな!

あっ、そうだ!七海!早く外してくれ!

次のヤツ釣らなきゃならんでな!」


「おまえ、針の外し方もわからんで

名人が聞いて呆れるよ!」


「針外しの名人になるとは、言ってないぞ!

私は、あくまで鮎釣り名人になるのだ!

婆っちゃんの名にかけて!」


「名人を目指すなら、釣りと針の付け外しは

初歩の初歩だろ!」


「ならやめた!」


「あら、諦め早いな!」


「ナクサの事だ。

鼻からやる気なんかないに決まってるだろ!

いつもの言葉お遊びごっこだろ!」


「ごっことは、何だ!

こっちは真剣勝負でやってるんだぞ!」


「誰と勝負してんだ?」


「そっ、それは...見えない敵だ!」


「勝手にやってろ!」


「相手してくれ〜!」


「やだね〜!」





「うまいねー!!鮎の塩焼き!

さすが女将さん!最高の焼き加減だよ!」


釣りが終わり風呂で汗を流して夕食になった。

和食は、部長の得意分野だ。

多彩な料理が、テーブルに並び

眼と舌と両方で味わいを楽しんだ。


「誰が、女将さんだ!部長だろーが!

調子に乗って!

鮎釣りも、初めの一匹だけ。

それも小っちゃいの。何が鮎釣り名人だ!

恥ずかしいったらありゃしない!

七海が、人数分以上釣ってくれたから

こうして、みんなで味わえてるんだ。

七海に感謝の言葉くらい掛けてから

ご馳走になれよ。」


ヨッシーが七草に説教した。


「は~い。七海様。ありがとうございますぅ。」


「そうですね。七海君、今日は、お手柄でした。

中々難しい鮎釣りを難なくこなし

大漁と言う成果を上げてくれて

本当にありがとうございました。 

皆さんもよーく味わって頂きましょうね。」


部長が七海に感謝の意を伝えるとみんなも同調した。


「はーい!いっただきます!」


「頂きまーす!」


「ところでヨッシーは、何匹釣ったんだ?」


七草が鮎にかぶりつきながら聞いた。


「私の事は、いいだろ!

今は、七海の事を褒め称えているんだから…

私が、しゃしゃりでたら

せっかくの、みんなの七海に対する

感謝感が薄れるだろ!」


「いいから、何匹だ?」


七草の顔色が変わった。

ヨッシーは、ウザそうに応えた。


「だから今は、いいだろって言ってんだよ!」


「何匹だっーーー!」


七草が暴発した。


「なっ、何だ⁉︎ 」


「どうした?七草…大声出して!」


「ヨッシーは、何匹釣ったんだ?」


椅子に片足を上げてヨッシーの方を指差した。


「鮎を釣ったのは、七海君と七草さんだけですよ。」


「何一一っ!ヨッシー!テメェー!

自分は、一匹も釣ってねーくせして

よーく、そんな、偉そうな口叩いてくれたな!

許さねー!」


七草が席を離れてヨッシーの背後に回った。


「ワーッ!やめろー!ナクサー!」


「えーい!ポカスカ!ポカスカ!

このバカタレが〜!」


七草がヨッシーの頭を

両手のゲンコツで殴るふりをしている。


「どうだぁ!まいったかぁ!

ポカスカ!ポカスカ!」


「わあ!許ちて~!痛いよぉ。痛いよ~。

え~ん。え~ん!」


「何だ!アホらしっ!

ふざけんで早よ食え!」


七海が二人を説教したが

短亀ちゃんとチョン君は、不思議そうにしていた。


「何だったんですか?

今の…」


それに部長が応えた。


「じゃれっ子ですよ。おママごと!」


「そうなんだ?ビックリした!」


「ヤバイですね…やっぱり、このお二人…」


「そっ、そうだな。

チョン君、忘れてくれ…」


「そうします…」



続く

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