31 ヨッシーナクサのバンドトーク
ある日の放課後の部室。
「ナクサ!アンタ曲は、出来たのかい?
「作詞作曲バトルだー!」とか
威勢のイイ声あげてたけど!」
「出来とらんぞ!と言うより
事前に作ったりなどしない!
私は、その時、その瞬間のノリで演奏するのだ!」
「また、凄い事、言い出したね。
ジャズのノりかね?
しかし、その曲が採用されても
二度と演奏出来んじゃないか!」
「スマホで録画しとけばいいだろ!
後で、みんなでコピーとやらをしたらいいのだ!
それでイイのだ!」
「何故に最後、バカボンパパ?
まあ、いいか!
アンタならやれそうな気がしてきたけどね。」
「そう言うヨッシーは、どうなんだい?」
「私は、そっちの才能は、ないよ。
出来上がった歌を一生懸命歌うだけさ!」
「クーッ!潔いね!
渋いね!クールだね。
楽しみだよ!ヨッシーが華麗に舞い踊り歌う姿。
衣装もバッチリ凝ったヤツ。頼むよー!」
「それは、任せとけ!
曲の世界観を余すところなく表現した
豪華衣装にするから!」
「そりゃあ、楽しみだ!今からワクワクするよ!
私もドラム頑張るからね!
今回は、ヨッシーの為に裏方に徹するよ。
縁の下の力持ちだ!」
「ナクサありがとう!ヘーイ!」
「ヘーイ!」
力強くハイタッチをした。
あの惨劇が再び起こる事をその時は
知る由もない二人だった。
続く




