23 3回目の進化
『進化が可能になりました、このメッセージをタップして進化先を選んでください』
やった、進化が来た。
これでまた強くなれる。
興奮しながらメッセージをタップすると進化先が表示された。
【デーモンプリンス 魔法と肉体が得意な種族】
【ガーゴイル 肉体が得意な種族】
【サタン 魔法が得意な種族】
【バフォメット 特殊なスキルを持つ種族】
【サマエル 信仰する存在が多い程に成長する種族】
5種類も選べるが今回も前回と同様の理由で選ぶ。
【魔法】と【肉体】と【速度】にAPを割り振るスタイルなのでデーモンプリンス一択だ。
俺は【デーモンプリンス 魔法と肉体が得意な種族】をタップした。
身体がボコボコと変形し、身体が熱くなる。
全ての変化が終わると少しの間だけ全能感で満たされた。
「うーん、何度経験しても不思議な感覚だ」
身体をチェックする。
前と変わったことは肌がエメラルドグリーンで銀髪になっている事と、身体が一回り大きくなったことぐらいだ。
しっかり翼もある。
身体のチェックが終わり、ステータスを確認する。
レベルは18→21に上がっていた。
そんなに多くの人間達を殺した感じではなかったが、育っていた人間の軍隊を壊滅出来たことで大量の経験値が入ったんじゃないかと思っている。
後は前に殺した勇者とかかな。
人間達のおかげでAPを沢山稼げており、前に割り振らず残しておいた22APと合わせて現在37APだ。
スマホを操作し【能力UP】でAPを割り振って行く。
【魔法】に25AP消費してランクC→Bに上げた。
残りの12APは残しておく。
進化と【魔法】のランクを上げたことで新しいスキルを習得しただろう。
スマホを操作して再度ステータスを確認する。
名前:ナギ
種族:魔王 (デーモンプリンス)
LV:21
AP:12
DP:1210/400
肉体:B
魔法:B
速度:C
創造:G
練成:G
魅力:G
効率:G
情報:G
支配領域:4k㎡
スキル:魔王
眷属化
隠密
変身
儀式
召喚
帰還
パワースラッシュ
トリプルスラッシュ
チャージスラッシュ
ブレードダンス
レイジパワー
ロングスラッシュ
ゴーストソード
マナバーン
マジックウェーブ
マジックバリア
ダークレイン
シャドウスパイク
ファイアストーム
マナドレイン
ブリンク
イリュージョン
ハートブレイク
スタンショック
ヘックスシール
ダークボム
インフェルノ
新たに5つもスキルを習得していた。
タップしてそれぞれの詳細を確認する。
召喚 マナをコストに配下を召喚出来る。召喚する配下のランクによってマナのコストが変動する。
帰還 マナをコストに配下を帰還させる。帰還させる配下のランクによってマナのコストが変動する。
ヘックスシール ヘックスシールを貼りつけた対象には状態異常の魔法が必ず成功するようになる。
ダークボム 闇の爆弾
インフェルノ 地獄の業火を召喚する
召喚は有難いかもな。
偵察とかに使えそうだ。
実際にそれぞれのスキルを試してみる。
まずは召喚からだ。
召喚を念じてみると頭の中に眷属と種族リストが浮かんだ。
唯一の昆虫族になってしまったキラーアントを召喚しようと思ったが、キラーアントナイトしか無かった。
進化したのだろう。
俺はキラーアントナイトをイメージして召喚を念じた。
複雑な文字が描写されたサークルが地面に出現し、鎧の様な外骨格の巨大な蟻がサークルの上に現れた。
おーっ、本当に召喚出来た
「久しぶりだな、元気にしてたか?」
別れてからまだ1時間と少ししか経過してないけどな。
「ギィギィ!」
言ってることは分からないが、雰囲気的になんとなく嬉しそうだ。
「そうか、大した用事も無いのに突然呼び出してすまなかったな、スキルを試してみたかっただけなんだ」
キラーアントナイトには悪いが、帰還を念じる。
先程のサークルがキラーアントナイトの足元に出現し、キラーアントナイトはフッと消えた。
これは便利だな。
召喚に時間が掛かる等のデメリットも無いし使いやすそうだ。
次は3つの魔法を試してみた。
ヘックスシールは赤い模様のマークだった。
手元に出現するのでこのヘックスシールを対象に貼れば状態異常が100%成功するということだろう。
ダークボムは広範囲の闇属性魔法だった。
インフェルノも広範囲の魔法だが、威力が段違いだった。
魔法の攻撃範囲で順位を付けると、ファイアストームが一番広範囲で次にダークボム、そして3位がダークレインだ。
魔法の威力で順位を付けると、1位がインフェルノで2位がダークボム、3位がファイアストームだ。
【魔法】のランクが上がったことで今まで使っていた魔法の威力と範囲も上がっていると思う。
新たなスキルを手に入れてテンションが高いまま、機嫌良くショウヤのダンジョンを出たのだった。




