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第二章

二章 Light King

「あっち~」


今日は一年の中でも一番と言われる程の猛暑だ。暑いのは嫌いだ。汗がぬめって気持ち悪いし、それのみか臭くもなる。冬は寒ければ服を沢山着れば暖かくなるが、夏は脱いでも脱いでも暑い。滴り落ちる汗を拭いながら、私は1人で登校していた。今日も今日とてボッチだ。だが私には話せる人ができた。白柳さんだ。白柳瑠羽って変わった名前だ。特に下の方。るうってすごいアニメキャラっぽい。考えてみると髪型もかなりアニメキャラしてる。一応ツインテールだけど結んでる髪よりも結んでない方の髪のが長いという変わった髪型だ。そもそもツインテールなんて時点でS+レアだ。アニメか帰ってきたウルトラマンくらいでしか見たことがない。服装も少し変わっている。上は制服の上にセーターを着ていて、スカートは短めという暑いんだか寒いんだかわらない服装だ。まあスカートが短いお陰で生足を拝みまくれるから別にいいんだが。いやなに考えてんだ私。いつも私の思考はなぜこうも変態的な方向に向かってしまうのだろうか。悪い癖だ治さないと。


学校に到着し、私はいつも通り誰にも挨拶されないまま教室に入り、席に着いた。そして私は寝た振りをしながら蔑ろにしていた昨日の怪獣や巨大ロボットのことを考える。私はこれからあのスーツ野郎や怪獣と戦っていくことになるのだろう。私にできるだろうか。でもこの前はできたのだ。だから前向きに考えよう。私ならできる。きっと。それはそうとあの怪獣カッコよかったなぁ。もちろんロボット物の主役はロボットだが、怪獣もその主役を際立たせる、ある意味主役なのだ。だが同情してはならない。カッコよくても敵は敵だ。でもフィギュアとかソフビがあるなら欲しいなぁってくらいほんとカッコよかったわぁ。

「おはよう新里さん」


白柳さんだ。私は振り向くと同時に挨拶した。


「おはよ……う」

私は白柳さんを見て一驚した。白柳さんは頭に包帯を巻いていた。だがそれだけだったのだ。あんなに血まみれだったからてっきりミイラみたいな格好で現れるのではとも思っていた。


「ん?どうしたの?」

「いや…てっきりもっと大怪我してるのかと…」

「ああ…もうほとんど治癒したから大丈夫だよ。明日には完治してると思う」


なんだそれ?もしかして、傷があっという間に治る主人公補正か?


「じゃあ、昨日のことについて説明するから、ちょっと着いてきて」

「はい……わかりました……」


もしかして秘密の案件的な奴か?私は期待に胸を膨らませて白柳さんに着いていった。


そこは薄暗い階段の下の小さなスペースだった。暗くて気味悪い上に埃っぽい。だが秘密の案件だ。仕方ない。


「ごめんね、こんな所に連れて来ちゃって。あんまり他人には聞かれたくなかったから」

「全然大丈夫ですよ」

「ありがとう。じゃあまず根本的なことから話すね。遠い昔。世界を脅かす破壊の神、『亜修羅』が世界に蔓延っていたんだ。でもそんな亜修羅に対抗する者もいた。名は『ヘブンレ・キングス』。伝説では四人組だったらしい」

「ほぉ……」


結構話がでかくなってるぞ……


「でもね、そのヘブンレ・キングスでさえ亜修羅には敵わなかったの。でもそのヘブンレ・キングスの1人が遺伝子を残したの。それが私たち。私たちがあのアーマーを装着したりロボットを召還できるのは遺伝子のお陰なんだ」

「ああ…」


昨日の血がどうたらって話か。


「この世界の人々の中でもヘブンレ・キングスの遺伝子を持ってる人間はごく僅かなの。その中でも新里さんは特に強くヘブンレ・キングスの遺伝子を持ってるってこと」

「え、ええ……」


なんで私なんだ……


「その特別な遺伝子を持った私たちを殺そうと企んでるのが、あの『ラセツ』って言うスーツ集団たちってことなんだ。でも新里さんは戦う選択肢、『ダガーアミーウォーリアー』になることを選んでしまった。でも私があなたを守るから。心配しなくていいよ」

「ありがとうございます。その…結構、話が大きいですね」

「うん…まあね」


傷が治ったのはそのダガーなんとかになったのと関係あるのだろうか。気になって私は聞いた。


「その…白柳さんの傷が早く治ったのって……」

「うん。ダガーアミーウォーリアーになれば傷はすぐに治るんだ」

「やっぱりそうなんですね……」


様々な情報が一度に入ってきたが、まあまとめると、戦わなければならない、ということだろう。

正直、嬉しかった。いつもただ退屈で平凡な日々をただ繰り返すだけより、守るべき者がいた方が良いに決まってる。それに白柳さんという友達もできたし。本当はこんな浮かれてはいけないのだろうけど、嬉しくて嬉しくて仕方ないのだ。たが、1つ気になることがあった。


「じゃあ、根本的な黒幕って誰なんですか?」

「それは…私にもわからないんだ。私はただラセツと戦えと言われてひたすら戦ってきただけだから」

「なる…ほど…」

「ありがとね、聞いてくれて」

「こちらこそ、教えてくれてありがとうございます」


と言って私と白柳さんは教室に戻った。黒幕がわからない、というのはゴールがないないということだ。終着点なしに私は戦えるだろうか。でも戦うという選択肢を選んだのは私だ。やれるだけやろう。今、私の決意はみなぎった。それはそうとさっき話してる最中、白柳さんとの距離が近すぎて白柳さんの吐息の一息一息が耳にゾワゾワっとあたってくすぐったかった。しかも白柳さん、めちゃくちゃいい匂いがする。私が男だったら色々と我慢できなかったかもしれない。男じゃなくてよかったよ。ほんと。


「では、ペアを組んでください」


うわでた。ボッチには超きつい体育特有の『ペアを組んでください』だ。でもいいもんね~。私には白柳さんと言う友達がいるのだから。早速私は白柳さんの元へと向かった。


「あの…白柳さん…」

「ごめん新里さん。私、今日見学なんだ」


ガーン……という漫画みたいな効果音が鳴り響いた。まあ確かに怪我してるからしょうがないだろう。しかし、どうすればいいのだろうか。今日の授業は組体操だ。1人組体操となると技が変わってくる。まあ結局、先生とペアになるんだろうなぁ。などと考えていると、先生と見知らぬ生徒がこちらに駆け寄ってきて、先生が私にこう言った。


「新里さんまだペア組んでないよね?じゃあ柚心(ゆずみ)ちゃんと組んであげて」

「え…?あ、はい……」


先生は柚心さん?の背中を私に近づけるように押した。なんでこんな人なんかと……あ、そうだ、思い出した。この柚心さんって人も確かいつも1人だった。つまり先生はボッチ同士仲良くやれよ的なことを言いたかったのか?酷い教師だな。とりあえず私は柚心さんに眼差しを向けた。そうすればなにかしら反応してくれると思ったからだ。


「……」

「……」


しかし、一切反応を見せることは無く、まさに『不動』だった。長く気まずい沈黙が続く。仕方ないな、話しかけてやるよ!


「あ、あの……苗字は……」

「私?高瀬だけど」

「高瀬柚心さん……よ…よろしくお願いします…新里色音です……」

「うん、よろしく」


なんだよ、こっちは勇気だして話してるってのに態度が冷たいな。

ピーッ!

先生の笛の音が体育館中に鳴り響いた。


「じゃあまずペアの人に支えてもらいながらブリッジしましょう」

いやいきなり鬼門すぎませんか?ここは先に高瀬さんにやらせよう。運動神経の悪い私が先にやるのは恥じ晒しでしかない。だから先にやらせて高瀬さんがどれだけ運動できるのかお手並み拝見しよう。まあ大抵のボッチは運動神経悪いのはお察しだが。


「なにやってるの?早くブリッジして」

「え……?」


高瀬さんは既にマットの上に乗り『あなたを支えるので早くしてください』の体制に入っていた。仕方ない。ここで先にやってくださいなんて言える立場じゃない。私は仰向けになって天を見つめた。体育館のやたらと明るい電球が私を蝕んだ。ギラギラとした光が点滅し、不思議とボーッとしてしまう。


「大丈夫?」

「へ?あ…はい。大丈夫です」


どうやら私の半分が一時的に離脱してしまっていたようだ。


「やるならやって。しっかり支えるから」

「は、はい」


私は言われるがままにブリッジをした。いや、しようとした。それが他人から見てブリッジと言えるかどうかは疑問だが。まず手と足を裏返しにする。そこまではできた。でも体が上がらないのだ。もちろん、できるだなんて思ってもみなかった。だってブリッジなんて生まれてこのかたしたことないんだもの。でも、できたらいいなくらいは思ってた。できなかったけど。どうしたもんか……


「はぁ……」


溜め息を疲れた。高瀬さんという『同類』に。


「ブリッジ、できるようになりたい?」

「え……?そりゃまあ……」

「じゃあ手伝うから、我慢して」

「え……え…?」


なにをする気だこの女は。いつの間にか高瀬さんの手は私の背中に触れていた。

ゴキッ

勁烈な瞬間的激痛。腰と四肢が悲鳴を上げる。高瀬さんが無理矢理私の体をブリッジの体制に至らしめたのだ。なにすんだよ……痛えよ……


「どう?できるようになったでしょ?」

「え……?」


よく見ると、高瀬さんの手は私の背中から離れていた。つまり、私はブリッジしていたのだ。私はブリッジしていたのだ。大事なことだから二回言った。しかし、それに気づくと同時に体制は崩れた。


「お疲れ様」


高瀬さんの相手の労苦をねぎらう意で用いる言葉。嬉しかった。やり方はともあれ私に生まれて初めてブリッジをさせてくれて、『お疲れ様』なんて言葉もかけてくれるなんて。良い人じゃないか。人は見かけによらぬものだと改めて思った。


「じゃあ私もやるね」


ああそうだった。そもそも高瀬さんはブリッジできるのだろうか。


「あの…支えた方がいいですか……?」

「いや、大丈夫」


そう言って高瀬さんはヒョイッと体を上げてブリッジした。美しい…まるでゴールデンゲートブリッジのようだ……。つい見とれてしまった。

その後はというと、様々な組体操の技を練習技をしようとはしが、私はまるでできず、高瀬さんに教わるというのが続いた。もちろん高瀬さんは全ての練習技をいとも簡単に披露した。私はすっかり意気消沈して授業が終わるころには水分を失った草花よろしく萎れていた。ああ早く帰りたい。


キーンコーンカーンコーン────

ようやく終わった。今日はとても疲れた。とっとと帰って大好きなベッドでゴロゴロしよう。


「ねえ新里さん」


高瀬さんだった。早く帰りたいのに、何の用だろうか。


「白柳さんから伝言もらった」

「え?白柳さんから…?」

「そう。『北西の貨物倉庫に来て』って言ってた」

「ああ…わかりました…」


北西の貨物倉庫。誰でも簡単に入ることができて、昔はよく勝手に入って遊んだものだ。そんな所になんの用だろうか。私は仕方なく倉庫の方角に向かうのだった。


誰もいない教室。そこは静寂であると共に物哀しかった。そんな教室で私、高瀬柚心は新里色音のひどく散らかった机の中から見るからに使い古されたハサミを取り出した。おそらく4、5年は使った代物だろう。私はそのハサミの持ち手を飴玉のように舐めた。長い舌と持ち手が絡み合い、唾液が滴り落ちる。


「んっ……はぁ…は…ふぅ………」


私は該当する人物の皮膚や指紋が色濃く残る物を舐めると、その人物の弱点や素性を探ることができるのだ。だが、ハサミだけではわからなかった。私は新里色音の引き出しからさらに別の物を探した。


「これ……は……?」


名前は忘れたが、多分卑猥なやつだ。なんで学校にこんな物を?まあいい。これを舐めて新里色音の弱点を探れればそれで。私は()()を飲み込むようにして口に入れた。


「んっ…ふ……ゲッホ!ゲッホ!」


()()はほのかに匂いや味が残っていた。新里色音の味だ。最悪だった。ましてや同性なんて。でも我慢するしかない。これは私に課せられた責務なのだから。


倉庫に到着した。しかし、そこに白柳さんはいなかった。というかなんでこんな場所にわざわざ呼び出したんだ?もっといい場所があるはずだ。


「こんにちは」

「っ!?」


後ろから寒気のする声。蠢く不安の魂。振り向くと、そこにいたのはスーツ野郎だった。名前は…ラセツだっけ?


「君がリスロットヴァシュナだね?」


その言葉を聞き入れる前に私はダガーアミーウォーリアーに変神した。


「はあっ!」


私はすぐさまラセツに拳を振るった。しかし、ラセツはまるでキャッチボールの玉を受けとるかのように片手で私の拳をを受け止めた。


「その程度か?」


ラセツは私の拳を振り払い、私のこめかみに拳銃を向けた。まずい。ここで撃たれたら私は死ぬ。


「ハッハッハ。かのヘブンレ・キングスもここまで弱いとはな」


ラセツが拳銃の引き金に力を入れ始める。終わった。私の人生の人生はスタッフロールに突入。私の人生は終わりを告げ……その時!


「ぐはああああっ!」

あれ?


気がつくとラセツは遠くに横たわっていた。なにが起こったんだ?私はなにもしてない。なのになぜかラセツは弱っている。状況が理解できない。


「大丈夫?新里さん」


この優しくアニメキャラっぽい声は……

「白柳さん!」

「新里さん、なかなか連絡取れないから探した

よ~。こんな所にいたなんて」

「え?白柳さんがここに……」

「まあ話は後。まずはこいつを倒すよ」

「わかりました」


ラセツは既に弱っている。簡単に勝てるだろう。と思った矢先だった。


「たわけっ…お前らに…やられてたまるかあああああっ!」


そして、ラセツはみるみる内に大きくなり、怪獣に成り果てた。


「行くよ!新里さん!」

「合点承知!」


私と白柳さんは天に手を伸ばした。

「我は地獄の業火に挑む剣。

汝は枯花に輝き蘇らせる希望。

残夢を聞き入れ開悟し、

降臨せよ!リスロットヴァシュナ!」


「我は勝利を誓う金鋼。

汝は星月無い夜に虹を描く希望。

大志を抱き超越し、

降臨せよ!ワイズヴィクシャ!」


空間が移り変わり、2体の刼神が降り立った。


「降臨!リスロットヴァシュナ」

「降臨!ワイズヴィクシャ!」


2体の刼神に光が当たり、煌めいた。


「ガガアアアアアアアアッ!」


ラセツが叫んだ。まるで2体の勇姿に歯向かうように。


「新里さん!」

「はい?」

「私は右から攻めるから、新里さんは左から攻めて!」

「わかりました!」


我とワイズヴィクシャは二手に別れた。しかし、ラセツは我だけを標的に捕らえた。ワイズヴィクシャを閑却して、猛烈なスピードでラセツは我に突進攻撃を仕掛ける。


「ガアッ!」


突進攻撃が当たり、我の装甲が剥がれ落ちる。

退避を進める機械音声流れる。


「新里さん!」


我の装甲が止めどなく崩れ続ける。絶対絶命の危機。これで終わりなのか?

否─────

我はラセツの腕を掴んでいた。


「白柳さん!私が掴んでいる内に倒して!」

「わかった!」


ワイズヴィクシャの周りに魔方陣が形成される。


「デスブローアタックフォーメーションに移行」


そう機械音声が鳴ると同時に、ワイズヴィクシャの脚部が変形し、目にも見えないスピードでラセツに攻撃を仕掛ける。


「インアバルブレードデスブロー!」


白柳さんの叫び。それは強靭で、勇ましかった。我はラセツから手を離した。ラセツは正面から攻撃を受けた。

(爆発音)

真っ二つに割れ、爆裂する。ギリギリのところで我は爆発の範囲外に逃れていた。


「やったね!新里さん!」

「やりましたね!」


私と白柳さんはハイタッチした。今日も勝てた。この調子なら、私はやっていけそうだ。


「ねえ新里さん、なんか変な音しない?」

「変な…音……?」


確かに聞こえる。淡々とリズムを刻むカスタネットのような音が。その時、刻んでいたリズムが静寂を告げ、何者かの人影が露になる。


「来たれ大地を揺する王。

我らの気鋭は明すら死せん。

汝、降魔なる火焔光。

イムーバブルライトキング…」


そして、新たなる刼神が大地を揺すり、降臨した。


「あれは……」

「新里さん!」

「?」

「奴は危険!逃げるよ!」

「は、はい!」


イムーバブルライトキング。奴は尋常じゃないオーラを纏っていた。だからだろうか。ここまで『逃げたい』という自分の意志が強いのは。

刹那、不動だったイムーバブルライトキングが我の左腕を一瞬で削ぎ落とす。


「ぐあああああああっ!」

「新里さん!」


左腕が落ちようと我は逃げて逃げて逃げ続けた。


「ここまでくれば大丈夫かな……」

「そうですね…… 」


そう言って私たちは刼神から降りた。

あの尋常じゃない強さの刼神は何者なのだろうか。敵なのだろうか。だとしたら最悪だ。敵うはずがない。


「散々だったね…」

「あの刼神は何者なんですか?」

「奴はイムーバブルライトキング。ラセツの指揮官であり、亜修羅の遺伝子を強く持ってる存在なんだ」

「そうなんですね……」


空を見ると、いつの間にか日が暮れていた。


「夜は危険だから一緒に帰ろうか」

「ありがとうございます…」


そうつぶやいて私たちは帰路についた。不安と憂わしさを胸に抱きながら……。


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