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〈3〉ステータス2

「まずは私のステータスを見せるわね」


 母さんが浮かした前足をスッと横に振ると、ステータスがくるっと僕たちの方に向く。


「見ていいわよ」


 母さんのステータスに近寄って、3匹で覗き込む。


――――――――――――


ソニア

年齢:162

種族:フェンリル

職業:✽賢者/Aランク冒険者

Lvel:236


〈体力〉S

〈魔力〉S+

〈精神力〉S

〈素早さ〉A+

〈知能〉S

〈運〉A-


〈アクティブスキル〉

 氷魔法、聖魔法、空間魔法、爪牙、採取、狩猟、

 解体、付与、✽家事、棒術、調合、錬金術

〈パッシブスキル〉

 魔力察知、魔法攻撃耐性、物理耐性、状態異常耐性

固有ユニークスキル〉

 ✽氷結魔法、✽神聖魔法、✽魔法大全、

 ✽魔力効率化、人化


〈称号〉

 フェンリルの長の愛娘、✽狼界のアイドル、

 ✽聖氷の大賢者、ケルベロスの妻、✽皆のお母さん


〈加護・祝福〉

 獣神の加護、✽魔法神の加護、✽学問神の加護、

 ✽氷の大精霊の祝福、✽光の大精霊の祝福


――――――――――――

――――――――――――


✽賢者

  ↳魔法を極め、多くの知識を持つ者。

   たまに、魔法神や学問神から加護が贈られる。


✽家事

  ↳料理や裁縫などの家事スキルを、全て持って

   いる者に与えられるスキル。

   全ての家事スキルを統合したもの。


✽氷結魔法

  ↳全てを凍らせ、死へ貶める水の最上位魔法。

   例え火であっても凍らせることができる。


✽神聖魔法

  ↳回復魔法でありながら、攻撃魔法にもなる

   光の最上位魔法。

   どんな病気や怪我でも癒し、アンデッド系統

   の魔物ならば、一瞬で消滅する。


✽魔法大全

  ↳六大魔法全てを使うことができる魔法。

   このスキルがあれば、知らなくても全ての

   魔法を使える。

   ただし、上位魔法は使えない。


✽魔力効率化

  ↳魔法を使うとき、通常より魔力量を少なく

   使うことができる。

   また、魔力の無駄も100%中10%以下に抑える

   ことができる。


✽狼界のアイドル

  ↳狼系統の魔物や獣人にとって、アイドル的

   存在の者に贈られる称号。

   この称号を持つ者は色々と狙われやすいため、

   もれなく騎士がついてくる。


✽聖氷の大賢者

  ↳Aランク冒険者ソニアの二つ名。

   氷魔法と聖魔法を好んで使っていたことから

   つけられた。


✽皆のお母さん

  ↳多くの種族から母のように慕われている者に

   贈られる称号。

   この称号を持っていると、どんな子供でも

   懐き、大人たちは心を許す。


✽魔法神の加護

  ↳魔法や呪術の神である魔法神セレスターリア

   の加護。

   魔法を覚えるときに覚えやすくなり、魔力の

   無駄も5%抑えることができる。


✽学問神の加護

  ↳この世界の全ての知識を司る学問神ウィルメス

   の加護。

   記憶力が良くなり、知能が上がりやすくなる。


✽氷の大精霊の祝福

  ↳氷の大精霊が、お気に入りの者に与える。

   氷系魔法の威力が上がり、氷と水の精霊の

   協力を得ることができる。


✽光の大精霊の祝福

  ↳光の大精霊が、お気に入りの者に与える。

   光系魔法の威力が上がり、光の精霊の協力を

   得ることができる。


――――――――――――


 これが母さんのステータス……。


 ……平均がどれくらいか分からない。


「……ねえ、母さん。平均が分からないから強いかどうかわからないんだけど」


 僕の言葉に、二人も頷く。


「そうだったわね。じゃあ、上から順番に教えましょうか。まず、1番上は分かるわね?名前に年齢、種族に職業。レベルっていうのは、強さのこと。レベルの数字が高いほど強いのよ。そうね……人間の平均としては、20くらいかしら?戦闘職とかになると、50いく人もいるわね」


 えっと、つまり母さんは凄い……?


「次の段は、自分の能力を表しているの。ランクは全て、SS〜Fまで。SS〜Cまでは+と−と何もついてないものの3種類があり、それ以下は+と−の2つだけね。SSは滅多にいなくて長生きの龍などがこのランクを持っていることが多いはね。ただ、これはで見つかっているものでしかないから、これよりも下や上があるかもしれないと参考程度に思っていた方がいいわ」


 そうなんだ……。あれ、それなら僕も凄い……?


「次がスキルね。スキルには大まかに3つがあるの。1つ目がアクティブスキル。自分の任意で使うことのできるスキルのことよ。2つ目がパッシブスキル。常時発動しているスキルよ。最後が固有ユニークスキル。その人個人の特別なスキルよ。まれに同じスキルを持っている人がいるけど、殆ど被らないわ」


 なんとなく重要な気がして、僕たちは集中して聞く態勢になる。ギルなんか、身を乗り出して今にも倒れそう。


「称号って言うのは、自分のことを表す1つの言葉とでも思っていたらいいわ。神様が付けたり、ある条件で付いたり、多くの人に呼ばれて付いたり。とにかく、そのほとんどが性格や容姿などに由来されるものなの」

「…ほとんどってことは、例外もあるの?」

「よく気がついたわね。そのとおりよ。だけど、それはまた後に説明するわね。

 最後は加護・祝福ね。これは神様や精霊、妖精からの加護や祝福が書かれているの。耐性がついたり、ステータスが上がったりするのよ」


 へぇ……ギル達にも付いてるのかな?

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