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 玄関の入口には、ケーキホールの中サイズぐらいかな?と思える。段ボール箱が置いてあった。


 ガムテープをはがしたら直ぐに中がわかりそう。でも……爆弾だったら危険よね?


 きのこは、子供のオモチャであるお医者さんキットをオモチャ箱から持って来て音がしないか調べた。


  ……音は…聴こえてこない……


 マンションの外は薄暗く雨がふっていてじっとりとしていた。


「………何やってるんだ?きのこ?」


『さっきから、うるさくて、寝れないんだけど!』


 ,,ガチャ,隣の住人が入口を開けコチラを覗いている


「あの、すみません。」


 隣の住人は、おでこに冷えピタ、首肩手に、シップを貼っており、目元にくまができている。

 背が高く、精悍で整った容姿なので睨み付けられたら、ぞくぞくする……じゃなくて、怖いじゃない!


「……それは、何だ?」


「箱です。」


「見れば、わかる。」


「さっから、何だ君は!」


「最近ここに、越してきた成美、新哉。」


 よーく、見れば、確かに、引っ越して来た時にちゃんと挨拶してくれた。爽やかイケメン!


 ぜんぜん、違いすぎて、気ずけなかったわ!雰囲気(ふいんき)が…あの時の爽やかさが…

 嘘の様に…違う……お隣さんだったのね?


 その後、彼は、カメラを持って、何かを見つけた仕草で、颯爽と去って行った。


「そうか、きのこ、僕は、仕事に行く。」こんな時でもマイペースね!貴志!


「「「行ってきまーす」」」


 旦那と子供達は、いつの間にか身支度を整えていた。

 旦那は仕事に行き、子供達は、それぞれ、小学校と幼稚園に出掛けて、行ってしまった。


 薄暗い通路には、雷が鳴り響き電気が、点滅していた。


 後に残されたのは、私と美青年と箱………


 ……3人共大丈夫かしら………


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