表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
謀婚 番外編  作者: 樫本 紗樹
謀婚 番外編
31/73

義理姉妹の旅行

 季節は春になろうとしていた。旅行をするにはまだ少し厳しい季節である。しかしサマンサが今を逃すと難しくなるかもしれないと周囲を説得し、義理姉妹の旅行は決行される事になった。

 ライラ、サマンサ、ナタリーに各々の侍女各一名の六人と、護衛にあたる赤鷲隊隊員四人での旅行である。本当はアリスも一緒に来るはずだったのだが、エドワードにアリスを連れて行くなら日帰り、置いていくなら一泊を許可するという条件を出されたナタリーは、悩んだ末に一泊を選んだのだった。

「本当にエドお兄様はナタリーお姉様の事になると心が狭いわ」

 四人乗りの王女専用馬車の中でサマンサは悪態を吐いた。それをナタリーは困ったような表情で受け止める。

「だけどこうして一泊の許可は貰えたから」

「貰えた? そういう態度がいけないのよ。お兄様はそのような事は言わないわ。ねぇ、お姉様」

 サマンサはライラの方を見る。ライラは微笑みながら頷く。

「ジョージは私を王宮に残して仕事に出かけるもの。文句を言う権利がないと思っているだけよ」

 護衛についている隊員の中にジョージはいない。王女や王太子妃の護衛とはいえ非公式の為大げさには出来ないし、また女性同士の旅行に同行する気もなかった。それでも隊長として彼はライラが顔と名前を覚えていて、尚且つ腕の立つ者を選りすぐっていた。

「お兄様はお姉様の事を縛り付けたりしないわ。だけどエドお兄様は執着し過ぎなのよ。執着するのなら結婚当初からしておけばいいのにと思わない?」

「気持ちは嬉しいけれど、私は別段困っていないから」

「そう。それならいいけれど。嫌な事は嫌と言わないと苦労するのはナタリーお姉様よ」

 馬車はゆっくりと森へと向かっていく。今日泊まる事になっているのは王家が管理している離宮である。湖の畔にあるその離宮は大きくはないが、約二百年前に建てられた当時の流行を垣間見ることが出来る建造物である。長らく使用されていなかったので、この旅行の前に大掛かりな掃除が行われていた。そして王女達が一晩生活するのに困らないように、使用人達が前日から配備されていた。ライラは一晩くらい何とでもなると思っていたのだが、保存食を持ち込む気かとジョージに言われ、彼女は渋々納得をしていた。森の中にある離宮は周囲に集落もなく、料理人がいなければ食事が出来ないのである。

「まぁ、何て素敵な建物なのかしら」

 サマンサは馬車を降りると、離宮の外観を見て感嘆した。今ではあまり見られない豪奢な装飾は彼女を楽しませた。ナタリーとライラも馬車を降りると、その外観をしばらく見つめていた。

「これからどうされますか? 湖の畔を散策されるのでしたらお供致しますけれども」

 赤鷲隊隊員の一人がサマンサに声を掛けた。

「散策なら私達だけでもいいでしょう?」

「この辺りの森は動物も暮らしています。猪に襲われては大変ですから」

「猪がいるの? 是非見てみたいのだけれど」

 ライラが目を輝かせて隊員を見る。それを馬車から降りていたエミリーが窘める。

「ライラ様。そのような発言は控えて下さい」

 ライラはエミリーに動物が怖いから見たくないだけでしょうと視線を投げかける。それをエミリーは万が一襲われてサマンサ殿下が怪我でもされたらどう責任を取るおつもりですかと返す。二人の無言の視線のやり取りに隊員は困った表情を浮かべた。

「わかったわ。仕事をして頂戴。兄の指示に逆らえないでしょうから。エミリーは離宮の中で待機でもいいわよ」

「いえ、私もお供致します」

「そう? それなら少し歩きましょう」

 サマンサは微笑んだ。それに対しナタリーとライラは頷く。三人と侍女三人、そして隊員二名が散策に付き添った。残りの隊員二名は離宮の警備として残った。



 散策をしてから三人での夕食を終え、ライラ、サマンサ、ナタリーはサマンサが今夜使う予定の寝室に集まっていた。最近のお茶会ではエミリーやイネスが同席するのが当然となっていて、こうして三人だけで部屋にいるのはとても久しぶりだった。三人はベッドの上に好きなように座っている。

「私は姉妹がいなかったから、こうして仲良くなれて本当に嬉しいの」

 サマンサは笑顔でそう言った。その言葉を受けてナタリーも微笑む。

「私もこうして家族の温かみを教えてくれた事を本当に感謝しているわ」

 また二人だけの世界に入ったとライラは疎外感を抱いた。彼女は妹が二人いるし、家族もとても温かかった。ナタリーとサマンサにはそれぞれの苦労があり、多分二人にしか分かち合えない何かがあるのだろう。そう少し寂しく思っているライラに気付いたサマンサが彼女に微笑む。

「お姉様。私が嫁いだ後もナタリーお姉様と仲良くしてね」

「勿論よ。私はお義兄様の事をよく知らないけど、いつでもナタリーの味方だから」

「エドお兄様の事は理解してくれなくていいわ。それはナタリーお姉様が掌で転がせばいい問題だもの」

 サマンサの言葉にナタリーは困った表情をする。

「私はまだ殿下の事――」

「エドでいいわよ。ナタリーお姉様は敬称をつけなくていいわ」

「そういう訳にはいかないわよ」

「気にし過ぎよ。エドお兄様の心の狭さわかっているでしょう? アリスを置いていけとはどういう事よ。リチャードがいればそれでいいでしょうに」

 リチャードはナタリーが産んだ第二子である。レヴィ王家では長男に歴代の王から名前を取る風習がある。リチャードは現王家の初代国王の名前である。

 ナタリーは今は侍女がいないのでエドワードを敬称で呼ぶ事を諦める事にした。

「アリスが最近エドに対してイヤイヤ言うようになってしまったから、長時間離れるのが嫌だったのよ」

 アリスは順調に成長していた。しかし、エドワードに対して最近何をしようとしても嫌だと、言う事を聞かなくなっていた。我が娘を抱く事もままならなくなったエドワードが落ち込んでいるのはナタリーだけが知る秘密のはずなのだが、彼の側近二人には筒抜けである。

「それは誰もが通る道よ。そのうち言わなくなるわ」

 ライラは知った風にナタリーに言う。ナタリーは不思議そうにライラを見た。

「子守もそう言うのだけど、そうなの?」

「甥もそうだったけど、三歳になったら言わなくなったわよ」

「でも私や子守の言う事はまだ聞いてくれるの。エドだけは何をしても嫌みたいで」

「それはエドお兄様の今までの行いが悪かった事を、アリスに見抜かれているのではないのかしら。大切なお母様を泣かせた駄目男だと」

「駄目男なんて私は思っていないわ。エドはいつも優しいもの」

「前から思っていたけれど、ナタリーお姉様は優しいと感じる程度が低いのよ。最初の頃のエドお兄様に優しさはなかったわ」

 サマンサの指摘にナタリーは困った表情をする。

「そのような事はないわ。世間知らずな私に色々と教えて下さったし、服も仕立ててくれたもの」

「それは優しさではないの。エドお兄様は自分の横に立つナタリーお姉様が妙な目で見られないようにしただけ。王太子妃としての体面を整えたに過ぎないわ」

「それでもシェッドではそのような配慮をしてもらった事がなかったから、とても嬉しかったの」

 ナタリーの言葉にサマンサは呆れたようにため息を吐く。

「シェッド帝国は皇女の教育を間違えているわ。よくナタリーお姉様が男児を産んだら乗っ取れると思ったわね。もう少し教養の高い人はいないのかしら」

 ナタリーは辛そうな表情をした。それを見てサマンサは慌ててナタリーの手を取る。

「ごめんなさい。ナタリーお姉様を貶したわけではないの。でも帝国を貶したのは謝るわ。縁を切ったとはいえ母国なのだから、悪いように言われたくなかったわよね」

「それは間違っていないからいいの。シェッドは政教一致の国だからかルジョン教が第一であり、学問は疎かにされがちだわ。最近ではルジョン教の事も疎かで、国として機能しているのかよくわからないのだけど」

 ナタリーはシェッド帝国と完全に縁を切っており、彼女の元に帝国からの情報は入ってきていないと表向きではなっている。しかし彼女の元には定期的に以前侍女をしていた異母姉からの手紙が届いており、不穏な空気は知っていたのである。彼女は異母姉に女神マリーを疎かにすると国が荒れるから祈るようにと返事をしたためたものの、信仰心の低い異母姉がそれを実行しているとは思えなかった。

「それはお姉様が詳しいのではないの? お兄様も色々と情報を集めているでしょうから」

「急に何?」

「急ではないわ。お姉様がルジョン教の聖書を借りた話は聞いたわよ。お兄様が読みたくないからお姉様に依頼したのでしょう?」

 サマンサの指摘にライラは困った表情をする。サマンサが王宮内に情報網を広げている事は知っているのだが、ジョージや自分までも情報を集められているとは思っていなかった。

「シェッドで何か起こるの?」

 ナタリーが不安そうな表情をライラに向ける。ライラは笑顔を浮かべた。

「起こるかもしれないから対策をしたいとジョージが言っていたわ。お義兄様も動いているから、聞いてみたらいいと思う」

「そう。でもエドは私に何も教えてくれないの。政治には興味を持って欲しくないみたい」

「どうして? 将来王妃になるのなら政治を知っている方がいいと思うのに」

「だから駄目男なのよ、エドお兄様は。ナタリーお姉様は一度に複数の事を考えられないと知っているから、自分の事しか考えられないように他の情報は極力入れないようにしているの」

 サマンサが冷めた声で言う。ライラは眉を顰めたが、ナタリーは苦笑を零した。

「私がライラのように器用だったらよかったのだけれど、どうしても色々と考えられなくて。今は子供達と公務で手一杯なのよ」

「それなら私に任せて。ナタリーの悪いようにはしないわ。ジョージも皇妃殿下に危害が及ばないように対策をしてくれるはずよ」

 ライラの言葉にナタリーは表情を明るくする。

「母を守ってくれるの?」

「えぇ。ルイ皇太子殿下は期待しないで頂戴。ジョージも私も出来ればもう会いたくない人だから」

「お姉様の妹君が嫁いだのではないの?」

 ライラはアマンダの情報までもサマンサが把握しているとは思わず、驚きながら困った表情を浮かべた。

「嫁いでいないわよ。家族全員で必死に留めているわ。アマンダはまだ納得していないみたいだけど」

「兄の所に嫁いでも苦労しかしないと思うわ」

「皆がそう言っているのだけれど、そう言われると逆に燃えるみたいで。でも皇宮へ簡単に行けるはずもないから、アマンダに出来る事はないはずよ」

「だけど兄が誰も娶らないというのも、それはそれで揉めるはずなのよ。直系男子がいないと皇位が空いてしまう。シェッド家は女神から祝福を受けた家系なのに……」

 ナタリーは視線を伏せた。彼女は実家がどうなろうと気にしないが、ルジョン教がどうなるのかは気になっている。正当な血筋をここまで継いできたのに、それが途絶えるのは争いを生むのではないかと不安になるのは当然である。

「リチャードに皇位継承権はあるの?」

「ないと言いたい所だけど、あるわ。皇帝の血を継ぐ男子が継承権を持つとされているから、父の血を継ぐリチャードには権利があるの」

 ナタリーの産む男子にシェッド帝国の皇位継承権及びレヴィ王国の王位継承権、両方が与えられるからこそレスター公爵はそこに目を付けたのだ。この大陸の二大大国が一人の皇帝の下でひとつになる。その野望にシェッド側も魅力を感じてナタリーを嫁に出した。結局は浅はかな計画だったので、レヴィ王家とスティーヴンに潰されてしまったのだが。

 ライラは皇位継承権の話を聞いて不安になった。ナタリーの息子に皇位継承権があるのなら、ルイに拘る必要はなくなる。リチャードがレヴィの王位継承権を持ちながらシェッド帝国の皇帝になる事も可能なのである。

「平和になったと思ったのに、まだ火種があったなんて」

「だけどエドが言ってくれたの。私が産む子供はレヴィの子だから何も心配しなくていいと。それに私はシェッドでは存在が薄かったから私の息子を皇帝にと推す人もいないと思うし、帝位は黒髪の人間でなければ揉めるとも思うわ」

 ナタリーは自虐的に微笑んだ。彼女はシェッド皇宮で皇女として大切に育てられたわけではない。そのような自分の息子を皇帝に就けようとする勢力がいるとは思えなかった。またリチャードは金髪であり、歴代皇帝が全員黒髪であるシェッド帝国で受け入れられるとも思えなかった。

「でもほら、ルイ皇太子殿下があれでしょう?」

 ライラは言い難そうに言った。それに対しサマンサが笑う。

「あれの方が楽な事もあるわよ。私は帝国の政治の仕組みはわからないけど」

「私もシェッドの政治の仕組みは詳しくないのよ。それより折角の旅行なのに何故シェッドの話なの?」

 ナタリーは不満そうな表情を浮かべた。楽しい旅行のはずなのに母国の話はしたくなかったのだ。それを理解してサマンサは微笑む。

「エドお兄様の文句があると言うなら聞くわよ。ここには誰も告げ口する人はいないし」

「今は本当に幸せよ。サマンサは何を心配しているの?」

「私がアスランへ嫁いでしまったらエドお兄様を制止できない。だからナタリーお姉様には自分で対応出来るようになってほしいのよ」

 今回の旅行に関してもエドワードは最初から難色を示していた。しかしそれをサマンサが嫁ぐ前に一度だけでいいから姉妹で旅行をしたいのだと懇願をして、譲歩をした結果がナタリーへの条件である。エドワードに意見を出来る者は限られており、サマンサはナタリーがエドワードの執着に耐えられるように何とかしたいと思っていたのだ。

「大丈夫よ。いざとなったら私が対応してあげるわ」

 ライラは微笑んだ。サマンサはライラに申し訳なさそうな表情を向ける。

「これはまだ非公式だから黙っていて欲しいのだけど、お父様が数年以内に王位をエドお兄様に譲るみたいなの。エドお兄様が王位に就いてしまえば、お姉様は意見が出来ないわ」

 現状では赤鷲隊隊長夫人であるライラは王太子エドワードに対し拒否権を有している。ナタリーを守る為に行動を起こす事も出来なくはない。しかしエドワードが国王となり、ジョージが赤鷲隊隊長として忠誠を誓えば、ライラもエドワードには何も文句が言えなくなるのである。

「陛下はどこか悪いの?」

 ナタリーが不安そうに尋ねる。サマンサは笑顔で首を横に振った。

「お父様は即位三十年を超えたわ。今後のレヴィの繁栄を願うなら次世代を育てるべきだから、近々退位について臣下と諮るそうよ」

「確かにエドの公務が徐々に増えているとは聞いているけれど」

「えぇ。お兄様も総司令官として軍人から認められているし、退位をしても混乱はしないと判断したみたい」

 ウィリアムの退位は偶然なのか、リチャードが生まれたからこその決断なのかライラはわかりかねた。これは王宮に戻ってからジョージと話し合おうと、彼女は心の中でひっそりと思った。

「シェッドからレヴィの話になっただけだわ。本当の姉妹はどういう話をするものなの?」

 ナタリーは政治的な話が続くと辛いのでライラにそう尋ねた。

「商人の批評や宝飾品の話かしら。妹二人は恋愛小説の話をよくしていたわよ」

 恋愛小説と聞いてナタリーは嬉しそうな顔をする。

「私もレヴィに来てから恋愛小説を読み始めたのだけれど楽しいわよね。ライラも読むの?」

「悪いけど私は読まないわ」

「ナタリーお姉様、恋愛小説を読んでエドお兄様が異常だとは思わないの?」

 サマンサの問いにナタリーは不思議そうな顔をする。

「恋愛小説は架空のお話だわ。現実ではありえないから楽しめるのでしょう?」

「ナタリーお姉様は時に現実的よね。そういう割り切りは大切だと思うわ」

 サマンサは困ったように笑った。彼女はナタリーと付き合いも長いし、何よりナタリーにエドワードを任せようとしたのは彼女である。彼女はエドワードの執着が想定を超えており、何とか夫婦間をまともにしようと思っていたのだが、ナタリーがエドワードのありのままを受け入れているので、この夫婦はこれでいいような気がしてきた。

「だけど昔と今では感じ方が違うかもしれない。子供を二人産んだから冷めてしまったのかしら」

「エドお兄様の事をもう愛していないの?」

「まさか。エドと子供達はとても愛しいわ。この気持ちは多分一生変わらないと思う」

「そう、それは御馳走様」

 サマンサは呆れたようにそう言った。ナタリーはライラの方を見る。

「ライラもそうでしょう? ジョージ様の事を愛しているでしょう?」

「恥ずかしいからそういう話はやめて。普段の私の態度でわかるでしょう?」

 ライラは頬を紅潮させながら困ったような表情をする。

「お姉様は寂しいというのは隠さないのに、愛しいというのは恥ずかしがるの?」

 サマンサは不思議そうに尋ねた。どちらもジョージへの好意を示しているのに、ライラの態度は明らかに違う。

「恥ずかしいものは恥ずかしいのよ」

「お姉様は綺麗なのに可愛いわよね。そういう所がお兄様も好きなのでしょうね」

「もう、からかわないで!」

 ライラはより頬を赤くしながらサマンサに怒っている。その様子を見てナタリーは微笑み、サマンサも微笑む。ライラも悔しそうな表情から笑顔に変わる。


 こうして夜が更けるまで三人は楽しく時間を過ごした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
web拍手
宜しければ拍手をお願いします。

また【次世代リクエスト】がありましたら教えて下さい。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ