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大量発生6

短め

意外にこの大量発生の話が長いな

「・・・という可能性が」

「なるほど・・・そういう可能性があるのか」


 ギルドの執務室にて、僕らがギルドマスターにゴブリン同盟の中に幻術系統の魔法を使うやつがいるかもしれないと報告していた時であった。


「大変です!!」

「どうした!!」


 いきなり執務室に、ギルド職員が飛び込んできた。


「ご、ゴブリンの群れが・・いえ、それどころでは!!」

「いいから落ち着いて話してごらん」



 ちょっと落ち着くのを待ってもらって・・・


「実は、先ほど緊急伝達でゴブリン同盟の群れが、いえ、もはや軍隊というべき数のゴブリンたちがこちらに向かってきているんです!!」

「なんだって!?」

「その数、およそ2000体ほど」

「2000!?}


 多すぎる。確か最高で100体ほどまでの群れがあったとは聞くけど・・・・これはいくら何でも。


「・・・全冒険者たちに緊急強制依頼!!内容は都市に迫りくるゴブリンたちの殲滅!!」


 さすがというか、この時ばかりはギルドマスターも真剣になっていた。





 ・・・・このゴブリンの量は異常すぎる。そのため、全戦力で一気に殲滅をすることになったのである。


 強制依頼は、ギルドマスターがこれは本当にまずいという事態の時にしか出さないもの。


 これが出されるときは、本当にまずい深刻な事態である。



 慌ててこの都市中の冒険者たちが集められて、ゴブリンたちが攻めてくるであろう場所に待機させられることになった。


 もちろん、僕らも強制参加であり、従魔全員出動である。


「ものすごい数の冒険者たちですよね」


 集まっていた冒険者たちの数は、この都市中のだが・・・・普段目にするよりも多い。


 時間帯的に合わない人も混じっているようだけど・・・


「ゴブリンが相手か・・・・本当なら倒すのは簡単なモンスターだろ?」

「普通の状態であればな」

「だが、今回のは数が多い上に、異常な感じだ」

「油断したら餌食かな」

「俺・・・この戦いが終わったら告白するんだ・・・」

「馬鹿野郎!!そういう事を言うやつは大抵ぽっくりいくんだぞ!!」


 そういう事ってよくあるらしいよね。


 死亡フラグっていうものだっけ?誰かがまとめた死亡フラグ対全集っていう本があったな・・・冒険者たちにとって、死がいやだからそういう物を見てできるだけ回避しようという人もいるんだっけ。



 と、何やかんやとしているうちに、ゴブリンの群れが見えてきた。


 侵攻スピードはそこまで早いわけではないようだが、それでもこの数は確かに脅威に感じるな・・・。



 ヤタが偵察かから素早く戻ってきていた。


「・・・偵察して改めて数えたところ2127体です。希少種、上位種、進化種族は確認できますが・・・」

「やっぱり何か腑に落ちないような部分があるってことか」

「・・・はい、幻術系統の魔法が使用されているものかと」


 この集団、やはり何かが・・・


「全員気を引き締めて、撃退を開始だ。他の冒険者たちとも協力していくよ!!」

「「「「「はい!!」」」」」


 


 



さて、どうやって殲滅していこうかな?

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