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本日2話目
翌日、都市中ではぐでんぐでんになっている人が多く見られた。
調子に乗って酒を飲み過ぎた人が出たからであろう。
僕らがギルドに行くと、隣接している酒場には死屍累々の光景があった。
まあ・・・・自業自得だよね。
「酒は飲んでも飲まれるな・・・・って言葉があったけど」
「確かにその通りですよね」
今日はギルド内も閑散としていた。
酒を飲んで二日酔いになった冒険者がよほど多いと見える。
ギルド職員はいつも通り。まあ、真面目に働く人は飲みすぎないか。
「まあ、こういう時に依頼を受けるのがいいだろうけどさ」
冒険者の数が少なく、戦闘も終わったので依頼が山ほど残っているのだ。
「結構あるよね」
「『二日酔い止めポーションの材料集め』・・・・その関連が多いですけどね」
酒に関するモノばかり。これって、今ほとんどの人が望んでいるものだろうな。
「僕らは酒を飲んでいないからいいけど、こういうのも需要あるんだね」
「意外に結構需要はあると思いますよ」
「報酬もまちまちよね」
それぞれによって金額も違う。
早く治したい人は高く、金をかけたくない人は安くなっている。
「まあ、薬草集めにしようかな?」
「これが一番安全でかつ、今の時期に一番いい依頼ですものね」
モンスター討伐などの数が少ないのだが、これは防衛戦による影響である。
襲ってくるから討伐するのだが、帝国軍が常駐していたあたりでモンスターが帝国軍に倒されているよyである。
モンスターから取れる素材は惜しいが・・・ただで討伐してくれているようなものだから、それはいいかな?
「討伐依頼が減ったのは、ある意味良いことなのかな?」
「戦闘狂の人とかが残念そうですけどね」
まあ、さすがにそこまで戦闘に狂っていないし問題ないか。
とりあえず、僕らはいつも通り、今日は薬草集めの依頼を受けることにしたのであった。
騒動としては・・・・貴族が絡んできそうかな