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防衛戦前夜

本日2話目

今回の戦争・・・ハクロたちは出る気はないけど、間接的に影響しているな。

 結局僕らはこの都市に残り、数日間は他の冒険者や兵士がこの都市に集まってくるのを見ていた。


 中には、案の定ハクロたちともめ事を起こそうとしたやつがいたけど、この都市の人達がおさめてくれた。助かるんだけど・・・僕よりハクロたちの方を助けているよねコレ?


 すっごい複雑である。



 それから数日がぎて、明日はこの都市で帝国の兵士たちを迎え撃つ防衛戦となった。


 僕らはこの戦争に参加する気ではないのだが、ギルドの酒場で冒険者たちによる気合入れとかいうのをやるらしいので見に行くことにした。


 一応守ってもらっているしね。




 行ってみると、酒場はぎっしり満員であった。


 みると、この都市での冒険者の中でもいろんな人から親父とか言われている冒険者が指揮を執るようである。


 酒が入ったグラスを掲げると、他の冒険者たちも掲げた。


 って、よく見るとこの国の兵士の方々も混じっているじゃん。


「お前らぁぁぁぁっ!!気合は十分かぁぁぁぁっつ!!」

「「「「「おぉぉぉぉぉすっ!!」」」」」


「帝国の兵士はぁぁぁぁぁぁっ!!」

「「「「「蹴散らせ!!倒せ!!徹底的に!!」」」」」


「この都市はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「「「「「守れ!!必ず!!絶対に!!」」」」」


「この防衛戦はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「「「「「勝つぞ!!我らが!!アイドルのために!!」」」」


「そこって、この国のためにとかじゃないの?」

「なんか・・・・すごい気迫ですよね」


 原因の一人であるハクロがつぶやいたけど・・・・これなら確実に負けないだろう。


・・・というか、団結力がありすぎてなんか怖い。


 ちなみに、ヤタやルミナスは今日は宿の方にいるのでここにいるのは僕とハクロだけである。


 宿では、他の騎士とかが襲ってこないように何やら「○○親衛隊」とかいう方々が見張ってくれているので防犯は大丈夫だけど・・・・この国の男性大丈夫かな?あ、僕もこの国の男性か・・・いや、同類とは言いたくないなこれ。


 ルミナスたちも引いていたし。・・・・改めて考えてみると、ハクロたち自身の魅力って怖いね。


 気合入れとやらが終わった後、全員解散した。


 明日、朝一から開戦するようなので早めに寝るんだとか。酒飲んでいる人・・・大丈夫かな?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 一方、辺境都市ザストの前の方に陣地が張られていた。


 敵対している帝国軍である。


 夜襲をかけて攻めようという案もあったが、辺境都市ザストは周囲が柵や堀で守られている都市。


 結構めんどくさいので正面突破という策が出されて採用されていた。


兵力などを考えると、この程度で十分だろうなどという雰囲気までただよっていた。


なぜなら、ここに至るまでにこの王国から貴族たちを金の力で裏切らせて楽だったためだ。


さすがにこの辺境都市の領主はつっぱねて裏切らなかったが、それでも勝てるだろうというだらけきった雰囲気があった。


油断している時が一番危険だという人もいたが、大半は危機意識を持っていなかった。


そして、ついに翌日、闘いの火蓋が落とされた・・・

団結力・気合(あと欲望少々)MAX集団VS帝国軍


・・・さて、どうなるかな?

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