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戦の報告

主人公たち今回は出てないな

「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


 ルーナス王国のルーナス城の玉座前にて、『ルーナス王国』と『アラモス帝国』の現在の戦況報告を聞いていた第1王子のプラント=ルーナスは、現在自国のルーナス王国が押され気味だという報告を聞いて、素っ頓狂な叫び声をあげていた。


「あれほど準備して念入りに作戦練って戦争開始したってのに、押され気味なのか!?」

「はい、戦況は思わしくありません」


 報告をしに来た諜報員がうなずく。


「なぜだ?無能な奴とかはいないと思うんだが・・・?」

「それが・・・・買収がどうも行われていたらしいのです」

「買収・・・・そうか!?」


 戦争で今戦の場所となっているのは首都から離れた辺境地域辺り。


 そのあたりの辺境を治めている貴族たちが裏切る可能性に思い当たったのだ。


 

 今は政治を代わりにしているプラントだが、もともと国王ライド=ルーナスが政治を行っていた。


 その時から問題視されていたのが貴族の腐敗。


 ライドはそういったものをなくそうと努力をしてきたが、プラントはむしろそれで金を動かして利用しようとしてたため、完全に腐敗部分を取り除いていなかったのである。


 そして、辺境の方に腐敗した貴族が多くなり、その貴族達が帝国に買収されて領地に帝国の兵を通したのだろう。


 おかげで、当初予測されていた帝国兵士の進路予想がずれて、うまいこと機能しなくなっていたのであった。


「挟み撃ちに、落とし穴、火責め水責めなど多種多様な攻撃もされ、混戦なども起き、更には冒険者の買収なども・・・」

「ぐぬぬぬぬぬ・・・金には金をといいたいところだが・・・」


 そこまで予算があるわけではない。


 当初予定していた通りにしか予算がないので、余計な出費ができないのだ。


 かと言って、無理やり税を徴収しようにも、取れるのが多いのは辺境。


 そこはすでに帝国によって買収されて行っているようだし・・・・



「防衛線としてはどこが残る?」

「ええと・・・・辺境都市が6都市ほど残ります。この6都市の領主は買収されるほど腐っていないのはすでに調査済みです」



 となれば、その辺境都市の方に兵力を回して防衛させたほうが良い。


「一番いいとすればどの辺境都市だ?」

「候補とすれば・・・・柵や堀がある辺境都市ザストあたりが良いかと」

「・・・ならば、そこに現兵力を集結させろ。そこで一気に兵力を集中して押し戻す!!」

「了解です!!」


 プラントの命令に、報告してきた者は直ちにその命令を兵たちに伝えに戻っていった。



 出ていった後、プラントは溜息を吐く。


「くそう・・・冒険者でもすごい強い奴がいるのだが・・・・」


 ぶっちゃけ言って、冒険者たちを全員強制的に戦争参加させる手段もある。

 

 だが、冒険者たちの中には化け物じみたのもいるし、うかつに手を出せないのである。


 冒険者達の味方であるギルドを敵に回す可能性もあり、もし敵に回ってしまえば内部からやられてしまう。


 頭を抱えるしかないのであった・・・・


 











 


まだ経験が浅いからねぇ・・・

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