表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/225

遺跡の謎

他に今回で他種族の話が一部出てきます。

 護衛依頼のために、その遺跡があるところまで馬車で僕らは向かっていた。


 馬車代はギルドマスター行きで実質タダだ。



「そういえば、遺跡って何なのかしら?」


 ふと、ルミナスが尋ねてきた。そういえば、奴隷になる前とかそういう様々なごたごたがルミナスにあったんだっけ。知らないのは当たり前か。


 ロウも同様に疑問を浮かべた表情で見てきた。というか、スライムだからか頭の上に「?」マークを表現して出している。物凄くわかりやすいね。


「あー、冒険者用学校で習ったことだけど・・・」


 冒険者用学校で習った知識しかないが、それでも大体は話せるので説明することにした。足りない部分はより詳しく覚えているハクロとヤタに任せる。




 

・・・遺跡とは、古代の文明の跡地とも言われるもの。


 だが、明らかに古代では作り出せないようものまで見つかっている。現代でも無理なものもある。


 各地に点在しており、「古代の方が文明が高かった」とか「異世界から流れてきた」などという説があるが、いまだにわかっていない。


 たまに、「守護者(ガーディアン)」とかいうものが遺跡を守っていることもあり、物凄く強くて調査できないものもあるそうだ。


 兵器転用しようとした国もあるそうだが、何せ古代遺跡からのもの。


 「守護者(ガーディアン)」とかは倒さないと調査できないし、倒したら消えてしまって扱うことができない。


 うまいこと、物凄い力が個人に与えられないようにできているのである。


 解析とかいまいちすすまず、あきらめて観光資源にしていたりするそうな。




「で、今回の護衛依頼は、その遺跡からの発掘品を別の都市に移すことらしい」

「遺跡まで行って、そこから別の都市に行くのはめんどくさいと言えばめんどくさいですよね」

「発掘品でも、高く売れたりするものがあるから盗賊などから守るために護衛依頼があるというわけね」

「・・・ロマンを感じない盗賊には死を」

「ウミュ?」


 どうやら、ヤタは遺跡とかにロマンを感じるらしい。いつも以上にやる気がある感じだ。


「にしても、そんな遺跡がどうして世界にあるんですかね?」

「どのくらい大昔に存在したのかもわからないし、他の世界からの漂流物といわれても納得できそうだよね」


 まあ、その辺は本職の考古学者の人たちに聞けばより詳しく教えてくれるだろう。


 モッサンとかいう人らしく、ギルドマスターの話だとエルフらしい。


 エルフは深い森の中などに住む亜人種族で、めったに出てくることもなくあまり世間に交わってこないそうな。


 精霊魔法に長けていて、上品な感じだというが・・・


「森から出ている時点で、追い出されたとしか思わないわね」


 それは全員同感だ。


 エルフが森から出て生活しているのは、追い出されてということがほとんどの理由らしい。


 エルフに似たダークエルフなんかは、まあそういう事はないらしいけど。


 まあ、それぞれのそういった理由とかそういう物はどうでもいいけど。


 なお、まだ見たことがあまりないけど獣人とかドワーフなどもいるらしい。いつか会ってみたいね。



 遺跡へ向かいながら、僕はそう思ったのであった。


 


他の世界からの遺跡という可能性か・・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ