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薬草集め 

短め

最初の依頼は楽にね

「あ、ドクラミン草見つけました!!」


 ハクロが喜びの声を上げて持ってきた。


「お、これで4本目だな」

「・・・『ドクラミン草5本、眼球草3本採取』だから残りのドクラミン草は1本」


 辺境都市ザストの近くにある山にて、洞窟まで目指す途中、依頼の薬草を一気にリーチまで僕らは集めた。


 家の近くにあった森や、学校での勉強によってどれがどの薬草かわかるからね。


 ハクロお手製のポーチに薬草を入れて先へ進む。


 安心安全大容量のハクロのポーチ。お手軽サイズで結構軽い。


 進んでいき、洞窟までたどり着く。


「眼球草は洞窟の中で自生する植物みたいだからね。あの中ならあるかな?」

「暗闇の中に浮かび上がるかのように見えるらしいですけど・・」

「・・・目玉が洞窟に浮かび上がるって」


 怖いとは思いつつも、洞窟内に入る。


 地図によると、そこまで深い洞窟ではないらしい。


 すぐに最奥部までたどり着くと・・・。


「うわぁ・・・」

「目玉がいっぱいですね・・・」


 ぎょろりとこちらを見るかのような大量の眼、眼、眼、眼・・・


 一応薬草の実らしいけど、物凄く圧迫感と恐怖感があるな。


「確かこれって丸ごとだよね」

「そのようですよね・・・」

「・・・眼球のような実は乾燥させて、残りの部分はすりつぶして薬にできるらしい」


 乾燥・・・しなびた目玉になるってことなのかな?


 さっさと必要本数の3本を採集して、洞窟から僕らは出た。


「あとは、ドクラミン草1本見つければ全部完了だね」

「目玉がポーチの中に入っているのは・・・」

「・・・眼球草は、採取してから時間がつと血走った目のようになる・・」


 ヤタ、なんでそんな知識を今言った。ポーチを開けてこの眼球草を取り出すのがものすごく怖くなるんだけど。


 ちなみに、本当にそうらしい。


 なんでも、この眼球の血走り具合でどのぐらい乾燥してきたとか、採取してきた時期とかが分かるらしい。・・・怖い。



 何はともあれ、探すとすぐに最後のドクラミン草を見つけて、僕らはギルドに戻ることにしたのであった。


 案外簡単に最初の依頼は終わるかも。




 

洞窟の中に大量の眼球・・・怖いな。

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