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ニヤニヤニヤニヤ

本日2話目

定番ネタとでもいうべきなのか?

チュンチュン・・・・


「・・・・ん・・朝か」


 翌朝、鳥の鳴き声でライは起きた。


 隣を見ると、寝息をたててぐっすり寝ているハクロの姿があった。


 着ているものはなく、その姿は綺麗だったけど、ふと視線を感じた。



「・・昨晩は、お楽しみじゃったようじゃな」


 振り返ったら、いつのまにかハクロが張っていた仕切りから顔を出している全員と目があった。







「ふふふふふふふふふふ」

「・・・ニヤニヤニヤニヤ」

「ウミュ?ウミュ?」

「くくくくく・・・」

「くっくっくっくっくっく」

「ぬふふふふふふふ」

『(・∀・)』

「ニヤニヤニヤニヤ」

「ふふ・・・」

「はっはっはっはっはっは」


「・・・あぅあぅあぅ・・・」

「ぐっ・・」


 皆がニマニマと声をあげながら笑っているけど、すんごい恥ずかしいような気がする。・・ロウはよくわかっていないようだけど。


 ハクロなんて起きて気が付いて顔を真っ赤にしてもう話せてないじゃん。


 というか、エリーだけ顔文字しか書いてないじゃん。




「昨晩はお楽しみじゃったようじゃな・・・」

「はぅぅぅぅぅ・・・・」


「いやいや、面白かったでありますよ」

「あうぅぃ・・・」


「・・・のちの勉強になった」

「ぐっ・・・」



 皆の言葉がすんごく恥ずかしい。ハクロなんてもうゆげがぼしゅぅぅぅっとすごく出ているし。



「まあ、別に良いがのぅ。我らの中で、ハクロが今回一番乗りをしたからのぅ」


・・・ん?今のアルテミスの発言って。



「そうでありますな。ハクロとの一線を越えたライ殿には、我輩たちもぜひともお願いをしたいのでありますよ」

「あれ?もしかしてみんな・・・・」


 なんか妙な予感が・・・・・・・・。


「まあ、その話しは後じゃ。今日はもう帰る予定であろう主殿?」









「くくくくく・・・・」

「リーゼ、こっそり笑うのはやめておくのじゃ。ちょっと揺れる」

「ごめんねアルテミス姉様。でも、思い出しても・・・くくくく」


 ザストに帰る途中、本来の姿になっているリーゼの背中の上に乗っていても、まだそのネタで僕とハクロはいじられていた。


 いや本当に・・・・ものすごく恥ずかしい。


 ハクロなんて何やら紅桜にいじられているし。


「拙者よりも先にとは・・・正妻の座を狙うだけあるでござるなぁ」

「うわぁぁぁぁぁ!!」


 もうやめてくれ皆・・・・・・僕らのメンタルはもう限界ですって。







「・・・・なんか、すごいやつれて帰って来たけど、何かあったのかい?」

「下剋上というものを味わいました・・・・」

「はい?」


 ザストのギルドにて、とりあえずギルドマスターに依頼達成の報告をした。


「まあのぅ、察してやってくれないかのぅ」

「ん?・・・・あぁ、なるほど」



 アルテミスの言葉と、僕とハクロの様子を見てギルドマスターもわかったようである。


 ニヤニヤと笑ったその顔を、全力でぶっ飛ばしたくなった・・・・・改めて、殺意という物を覚えたような気がする。






 その夜・・・・



「さてと、ハクロはすでにやったようじゃし・・・・な」

「・・・私たちも求めあうべきだと」


 全員部屋に押しかけて来たんですけど。と言うか、ルミナスまでいるし・・・・あ、ロウがいないや。まあ下手したら犯罪としか思えないからねあの子は。


「というか、いいのかよ」

「別にいいのよ。私たちは、ライに惹かれているんだからね」


 ルミナスが顔を赤くしてそう答えた。他の皆も頬を赤らめる。恥ずかしいならなぜそこでとどまらない?


「まあ、この人数と言うのもあるし、ほれ」

「もぐっ!?」


 油断したすきに、アルテミスに何やら妙な薬を飲まされた。


「さて、今夜は我らが相手をしようぞ!!」








・・・・翌日、全員撃沈していた。


「あぅぅぅう・・・私は2度目なのに、またです・・・・」

「・・・・足腰が力尽きた・・・・」

「精霊たちがピンクよ・・・」

「人化解除して寝たほうが良いかも・・・ライ兄様きついです・・・」

「や、やばかったのじゃ・・・・・薬を盛るのはやめたほうが・・・・・・・・」

「尾っぽの先までじわじわ・・・・・であります」

『箱の姿に戻るね・・・・』

「で、電撃を当てられたかのような感じやった・・・・」

「冷たい体に、温かいものが・・・」

「ぶ、武器として生きて早何年・・・・・生身でしか味わえぬが、腰砕けでござる・・・」


 ガクッと、そのまま今日は全員力尽きて活動不能になりましたとさ。いや、僕はアルテミスの薬のせいで全く平気だったけどね。



 ワゼとミニワゼたちが後片付けをしたけど・・・・いや本当に皆撃沈しているじゃん。


 後日、日にちを開けてのローテーション制でその行為は決められました。なにとはいわせねぇよ。





一応、ノクターンに引っかからないようにしています。

今後、このことは控えめな表現になりますが、・・・・・まあ、あれだ。

何があっても確実に強いつながりを皆得たということで。


・・・何気に、メンバーであるルミナスが混じっているけど、この場合ってその両親にも伝えるべきなのかね。

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