ヘビーコング討伐中・・・
めずらしく討伐シーン
「ウッホォォォォウ!!」
「でいやぁ!!」
どがぁぁぁあん!!とヘビーコングとスルトの拳がぶつかり合う。
しかし、どうやらパワーはスルトの方が上の様で、ヘビーコングの腕から骨が折れる音がした。
「ウホギャァァァ!!」
「ミアン!エリー!!」
「了解なのじゃ!!」
『準備完了!!』
箱の姿に戻ったエリーにミアンが巻き付き、腕を抑えてもだえ苦しむヘビーコングの脳天めがけてエリーをたたきつける。
これぞ、ミアンとエリーの合体技「エリーハンマーテール」。其のままだが、かなり威力はある。
ごぎゃぁ!!
ヘビーコングの頭が地面にめり込み、うまる。
「ハクロ!!今のうちに糸で拘束!!」
「了解ですよ!!」
抜け出そうともがくヘビーコングの手足めがけて素早くハクロは糸を飛ばして拘束をかけた。
動けなくなったところで・・・・
「一斉総攻撃!」
「・・・・よし、討伐できたね」
目の前には、あちこちズタボロになったヘビーコングの死体が転がっていた。
総攻撃でぼっこぼこにしたけど、ちょっとオーバーキルだったかもしれない。
「今回はそこそこ楽勝だったでありますな」
「このメンバーだけでも、かなりの火力があるからね」
ヘビーコングを探すのにちょっと手間がかかったんだけどね。思ったよりも見つけにくかった。
とりあえず、今回の依頼はこれで達成かな?
「リーゼ、ザストまで頼む」
「わかったよ」
リーゼに乗って、全員今日は早めにザストへ戻るのであった・・・・。
「ん?誰か来ているのかな・・・・」
自宅前まで歩いてくると、何やら馬車が泊まっていた。
みたことがないけど、どことなく目立たない感じの馬車である。
一応、留守組は全員応対は可能だけど・・・・
「ただいまー」
「お、帰って来たのじゃ」
「すいません、どうもちょっと待たせてもらいました」
家の中に入ると、何やら修道服の様な、目立たないローブを着た男性がいた。
「・・・どちらさまで?」
「突然の訪問をお詫び申し上げます。わたしはビウイン教の法皇を務めておりますザッバという者です」
・・・法皇来ちゃったよ。
いきなりの来訪だったけど、悪人ではないようなので通したのである。
まあ、悪人だったら叩きのめしているが・・・・




