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ハッポン村での再会

本日2話目

こういう村の名前とかって地味に大変

「おお、久し振りだな魔物使いのライ殿」

「お久しぶりですラリゴさん」


 ハッポン村に無事に到着し、僕らは指定場所の宿屋に向かってあの時であった騎士団長のラリゴさんに再会した。


 相変わらずでっかい人だな・・・・・。



「にしても、冒険者グループ『快進撃』として活動しているとは驚いた。あの従魔たちの強さならずっとソロ活動でやるのかと思っていたのだが・・・・」

「あははははは・・・まあ、グループと言っても二人だけですし」


 ぶっちゃけメンバー構成としては僕とルミナスだけなんだよね・・・・。ハクロたちは従魔だから扱いに入らないし。


「はじめまして、私は冒険者グループメンバーのルミナスです」

「ああ、こちらこそはじめましてだな。ライ殿はもう知っているのだが、私は騎士団団長のラリゴだ」


 ルミナスとラリゴさんがあいさつを交わす。



「にしても、綺麗な従魔がいるのにメンバーも綺麗な人とは・・・・ライ殿は何を目指すのだ?」

「いや、普通に魔物使いなんですけどね」

「普通にしては物凄いことになるのだが・・・・・。神獣種のラミア・ドラゴンに水龍(ウォータドラゴン)、海の魔女スキュラと・・・・・」

「ウミュ?」

「・・・・スライムで良いのか?」

「多分それでいいかと」


 ロウに目線が向けられたけど、そう答えるしかないんだよね。一応ヒューマンスライムということになってはいるけど。


 というか、人から言われてみると、このメンバーだけで物凄いことになっているよね。



「今回の指名依頼内容は、とあるお方の護衛なのだが・・・・・これ、賊が襲ってこれるのか?」


 全員キレイな女性に見えるから襲ってきそうだけど・・・・・モンスターだしな。


 というか、神獣種を知っている人ならうかつに手出しは出してこないかも。これミアンだけでも十分賊避けになるのでは・・・。


「そういえば、護衛依頼と書いてありましたけど、ラリゴさんたちも結構いましたよね?」


 あの時、他に騎士の人も多くいたし・・・・でも、今ここにいるのはラリゴさんだけなんですが。


「それはだな・・・・以前、会った時に我々はあるお方を護衛していただろ?」

「そうですね」


 結局誰が乗っていたかはわからなかったけど、今回の護衛対象はその人らしいし・・・。


「そのお方の帰還までの護衛が今回の依頼なのだがな、今日までに帝国との小競り合いがあっただろう?そのせいでわが騎士団で今無事に動けるのは私だけになったという事だ」


 で、その帰還する場所・・・・この国の二つある首都の一つ、城があるところの・・・


「・・・ということは王族関係者ですよね。だったら城からの騎士たちをよんできても」

「まだ傷が癒えておらん奴らが多くてな、負担をこれ以上かけられんという事だった」



 なので、仕方がなく護衛依頼を出そうとしたのだが・・・・


「うかつにこのお方の身分を知られると、欲を持った者がよからぬことをしようとすると思ってな、それで以前であったライ殿に依頼を出したのだ」

「なるほどね・・・」


 それならなんか納得いったような・・・


「・・・ついでに気になっておられるようだったしな」

「ん?なんか言いましたか?」

「いや、なんでもない。とりあえずまずは護衛対象のお方の紹介をしよう」

ラリゴが漏らしたつぶやき・・・

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